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株が大幅安、ワシントンの混乱を嫌気 ドル下落、米政府機関閉鎖の中で円やフランが上昇 2018年高まる米国リスク
http://www.asyura2.com/18/hasan130/msg/277.html
投稿者 うまき 日時 2018 年 12 月 25 日 06:21:00: ufjzQf6660gRM gqSC3IKr
 

株が大幅安、ワシントンの混乱を嫌気
Jeremy Herron、Vildana Hajric
2018年12月25日 5:11 JST
• S&P500種は9月の最高値からの下落率が19.8%超える
• トランプ大統領、最近の株価急落の原因はFRBにあると非難
24日の米株式相場は大きく下落し、S&P500種株価指数は2017年4月以来の安値となった。ワシントンの混乱が嫌気された。同指数は弱気相場入り目前となっている。
• 米国株は大幅安、S&P500種は弱気相場入り目前
• 米国債は上昇、10年債利回り2.74%
• NY原油は大幅安、世界経済減速やワシントンでの混乱を懸念
• NY金は上昇、米政府閉鎖や世界経済巡る懸念で逃避需要
  S&P500種は4営業日続落。9月に付けた最高値からの下落率は19.8%超で、このままいけば月間ベースでは2008年以来で最悪の下落率となる。この日の売買高は30日平均を41%上回った。クリスマスの祝日を翌日に控え、米株式市場は米東部時間午後1時までの短縮取引だった。
  市場では、議会での対立が緩和され信頼感が強まるとの期待も広がっていたが、実際には混乱が深まった。トランプ大統領はこの日、このところの株価急落の原因は米連邦準備制度理事会(FRB)にあると激しく非難。ブルームバーグは先に、トランプ氏がパウエルFRB議長の解任について議論したと報じていた。
  S&P500種株価指数は前日比2.7%安の2351.10。ダウ工業株30種平均は653.17ドル(2.9%)下落し21792.20ドル。ナスダック総合指数は2.2%安だった。ニューヨーク時間午後1時59分現在、米10年債利回りは5ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)低下の2.74%。米国債市場はこの日、午後2時までの短縮取引。
  ニューヨーク原油相場は急落し、1年半ぶり安値。石油輸出国機構(OPEC)が減産延長や減産幅の拡大を示唆したものの、世界経済の減速やワシントンの混乱が懸念され大きく売られた。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)先物2月限は3.06ドル(6.7%)下げて1バレル=42.53ドル。ロンドンICEの北海ブレント2月限は3.35ドル下落し50.47ドル。
  ニューヨーク金先物は上昇。終値ベースで半年ぶり高値となった。株価下落や一部の米政府機関閉鎖、世界経済を巡る懸念で逃避需要が強まった。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物2月限は1.1%高の1オンス=1271.80ドル。
原題:Stocks Hit 20-Month Low as D.C. Turmoil Weighs: Markets Wrap(抜粋)
Crude Spirals to 18-Month Low Amid Global Economic Concerns
PRECIOUS: Gold Hits 6-Month High as Turmoil Spurs Haven Demand
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2018-12-24/PK96MJSYF01S01

【NY外為】
ドル下落、米政府機関閉鎖の中で円やフランが上昇
Sydney Maki
2018年12月25日 3:38 JST更新日時 2018年12月25日 5:37 JST
24日のニューヨーク外国為替市場ではドルが下落。休日を控え、市場では米政府機関一部閉鎖の継続や米国株式の下落、ムニューシン財務長官が市場の流動性を巡り金融市場を安心させようとする動きを見極めようとしている。
  ドルは主要通貨の大半に対して下落し、円とスイス・フランに対して最も大きく下げた。ムニューシン長官は24日、米金融当局と電話協議を行い、金融市場に異常な動きは見られないとの報告を受けた。事情に詳しい関係者が明らかにした。週末には米銀大手6行トップに相次いで電話し、各行の流動性状況などを確認した。3日目に入った一部政府機関の閉鎖を巡っては、米行政管理予算局(OMB)のマルバニー局長が「閉鎖が28日以降も続き年明けの新議会まで持ち越しとなる可能性が高い」と発言している。
  こうした中、トランプ大統領は再び連邦準備制度理事会(FRB)を攻撃。「米国経済が抱える唯一の問題はFRBだ」などとツイートした。S&P500種株価指数は大幅安となり、2017年4月以来の安値となった。
  ドルは対円で一時、4カ月ぶりの安値となる110円27銭をつけた。200日移動平均線を下回り、7営業日続落となった。
  ニューヨーク時間午後3時18分現在、主要10通貨に対するドルの動きを示すブルームバーグ・ドル・スポット指数は0.4%下落。ドルは対円では0.7%の下げで1ドル=110円44銭。ユーロはドルに対して0.2%高の1ユーロ=1.1398ドル。

欧州時間の取引
  ドルは薄商いの中、FRBの独立性や米政府機関一部閉鎖の継続を巡る懸念の中、大半の主要通貨に対して下落した。ブルームバーグ・ドル・スポット指数は先週の下落の流れを引き継ぎ、逃避需要を受けた円が7営業日続伸となった。
原題:Dollar Falls, Havens Rise Amid Strife in Washington: Inside G-10(抜粋)
Dollar Buffeted by Government Shutdown, Fed Concern: Inside G-10
(第4、6段落を追加します.)
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2018-12-24/PK96MJSYF01S01

2018年最終週は波乱の展開か、高まる米国リスクを警戒
Benjamin Purvis、Emily Barrett
2018年12月24日 22:53 JST
• 政府機関閉鎖にパウエル議長解任議論の報道、まずドルが下落
• 米国債、安全資産として見なされなくなるリスクが浮上
2018年最後の週は波乱の相場展開になるかもしれない。年末を前に商いが細っていることに加え、相場を圧迫する材料が増えているからだ。
  米政府機関の一部閉鎖と、トランプ米大統領がパウエル連邦準備制度理事会(FRB)議長解任を議論したとの報道にまず反応したのは、1日当たり5兆1000億ドル(約567兆円)が取引される為替市場だった。ドルはG10通貨の大半に対して下落し、安全資産と見なされることの多い円は7日続伸している。

  先週は安全資産が買われる中で米国10年債利回りが4月以来の2.75%割れとなり、利回り曲線は金融危機以降で初となる逆イールドにこれまでになく近づいた。だが、市場を覆う混乱の多くが米国を震源としていることを考慮すると、パウエル議長の地位が本当に危うくなる場合に米国債やドルが信頼できる安全資産として機能するかどうか明白というわけではない。
  ソシエテ・ジェネラルの米金利戦略責任者、スバドラ・ラジャッパ氏は、FRB議長交代の「公算は極めて小さい」と考えているものの、大統領がパウエル氏を説得して「辞任」させる可能性を排除してはいないと語った。
  ラジャッパ氏は電子メールで「それが実現するなら、最近の政府閉鎖も踏まえ、投資家は米国債を安全な資産として扱いたがらなくなるかもしれない」との見方を示し、「FRB議長の交代となれば、すでにぜい弱な金融市場が混乱に陥り、金融環境をさらに引き締める公算が大きい」と指摘した。
原題:Currency Traders on Front Line as Markets Stay Wary of U.S. Risk(抜粋)
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2018-12-24/PK8NPX6JTSEA01


 

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