http://www.asyura2.com/18/hasan130/msg/129.html
Tweet |
迷走始まる…「バリューアップ達成は不可能」が社内に蔓延 日産ゴーン 腐食の原点
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/243858
2018/12/16 日刊ゲンダイ
「日産180」で現場が消耗(C)日刊ゲンダイ
日産自動車は2005年4月、新中期経営計画「日産バリューアップ」に乗りだす。そこには「08年度に世界販売420万台達成」という困難なコミットメント(公約)が盛り込まれていた。この目標に、社内はヤル気を失った。
前回の中経「日産180」で、つじつま合わせの販売100万台増を断行した結果、無理な新車投入と販売ノルマで社内は疲弊したためだ。「ゴーンさんは日産180で現場がどれだけ消耗したのか全く分かっていない」と当時の日産社員はため息をついた。
日産バリューアップ1年目の05年度は、日産180の大量モデルチェンジの余波で、なんとか過去最大の356万9295台に達した。しかし、それに60万台以上も上乗せするなど、「他社と合併でもしない限り無理だ」というのが社内の本音だった。
この予感は的中する。「折り返し」の06年度新車販売は348万3000台にダウンし、目標との乖離は70万台以上に広がった。社内には「日産バリューアップの達成は不可能」との厭戦気分が蔓延し始める。
ゴーンも「420万台は厳しい」と悟り、道半ばで姑息な手段に出た。06年9月、日産は唐突に「日産バリューアップで掲げていた小型商用車事業の目標を達成する見通し」と発表したのだ。が、これは逆効果だった。
07年度目標だった世界小型商用車販売43万4000台を1年早く達成できるというのだが、さすがに報道陣も苦笑する。「50万台にも満たない小型商用車の販売目標など、社内的な部門計画にすぎない。それを持ち出さなくてはならないほど、日産バリューアップは難航しているのか」との見方が広まった。
焦ったゴーンは他のコミットメントに傾注し始める。それが「投下資本利益率(ROIC)20%以上」の達成。しかし、戦略はちぐはぐだった。ゴーンは「国内販売事業は投資に対して適正なリターンがない」と、連結対象の販売会社52社に対して「06年度に営業黒字化」の目標を課す。
販社は一斉に利益率が高い中古車販売に軸足を移した。その結果、06年度の国内新車販売は前年度比2.5%減の72万1000台に落ち込んでしまう。ゴーン経営の「迷走」が始まった。 =つづく
【日産ゴーン】腐食の原点I
— KK (@Trapelus) 2018年12月15日
「バリューアップの達成は不可能」が社内に蔓延
ついに迷走が始まった
販社は一斉に利益率が高い中古車販売に軸足を移した。その結果、06年度の国内新車販売は前年度比2.5%減の72万1000台に落ち込んでしまう
(日刊ゲンダイ) pic.twitter.com/wY1EXzLpIU
▲上へ ★阿修羅♪ > 経世済民130掲示板 次へ 前へ
投稿コメント全ログ コメント即時配信 スレ建て依頼 削除コメント確認方法
▲上へ ★阿修羅♪ > 経世済民130掲示板 次へ 前へ
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。