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ゴーン広報戦略 新聞よりTV出演増やし“アイドル経営者”に 日産ゴーン 腐食の原点
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/243422
2018/12/11 日刊ゲンダイ
株主との記念撮影でニッコリ(総会後の懇談会=05年)(C)共同通信社
期限延長と翌年度の販売落ち込みを承知の上で新車を集中投入するという「ごまかし」で、中期経営計画の「日産180」の成功を宣言したカルロス・ゴーンは広報戦略も転換していく。最も顕著だったのはテレビ番組へのシフトだった。
ゴーンは「テレビは前向きな話を聞きたがる」とテレビへの露出を増やす理由を語ったという。テレビ局の記者はカバーする業種が広く、質問も将来見通しなどが中心。結局はゴーンの言い分だけ伝えることになる。
「計算高い」ゴーンはこれを見逃さなかった。彼の意向をくんで、個別インタビューはテレビのみ、新聞は数社まとめたグループインタビューという流れができた。
当時の日産担当だった全国紙経済記者は、「新聞のインタビューはなかなか入らないのに、当の本人はテレビのバラエティー番組に出演していた。企業の説明責任をどう考えているのかとあきれた記憶がある」と振り返る。
テレビへの出演が増えるにつれ、ゴーンは「アイドル経営者」になった。「切れ者の経営者なのに、実は気さくで親しみやすい人物」という虚構が独り歩きを始める。ゴーンにとっては好都合なだけでなく、「居心地の良い」環境になった。
例えばこの頃「ゴーンはフランスとの往来に日本の航空会社を使いたがるようになった」(経済誌編集者)という。理由は客室乗務員の接客がフランスの航空会社よりも格段に良いこと。「ゴーンは日本では有名人なので国内航空会社ではVIP扱いになる」(前出の経済誌編集者)のだ。厳しい質問から逃れ、自分のイメージを上げる戦略にすぎなかった広報のテレビシフトが、ゴーンの心を大きく変えることになる。
日産着任当初のゴーンは、自らの長期政権を否定していた。インタビューでも「トップが10年も変わらないのはよくない」と明言している。これは自分が日産社長で塩漬けにされ、ルノーの最高経営責任者(CEO)職をライバルに奪われるのを懸念したためだ。
だが、2005年5月にルノーCEOの座を射止めたゴーンにとっては、もはやそれは懸念材料ではなくなった。ゴーンは居心地の良い日本での「居座り」を決意する。
=つづく
(経済ジャーナリスト・井上学)
ゴーン広報戦略 新聞よりTV出演増やし“アイドル経営者”に https://t.co/kB492hXUiW #日刊ゲンダイDIGITAL
— KJガールズ*Chu💓 (@kgirls55) 2018年12月10日
【日産ゴーン】腐食の原点F
— KK (@Trapelus) 2018年12月10日
テレビ出演増え「アイドル経営者」に
厳しい質問が飛ぶ新聞は・・・
「切れ者の経営者なのに、実は気さくで親しみやすい人物」という虚構が独り歩きを始める。ゴーンにとっては好都合なだけでなく、「居心地の良い」環境になった
(日刊ゲンダイ) pic.twitter.com/PbiBXCU8U7
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