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東芝は制度強化 企業の内部通報“ほぼ半分は”もみ消される “暴君”ゴーンの落日
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/242599
2018/11/29 日刊ゲンダイ
謝罪会見するスルガ銀行の有国三知男新社長ら(C)共同通信社
「やっていません」
有価証券報告書に役員報酬をおよそ50億円チョロまかして東京地検特捜部に金融商品取引法違反容疑で逮捕された前日産自動車会長のカルロス・ゴーン容疑者(64)は、特捜部の調べに容疑を否認しているという。バックには、大物ヤメ検弁護士が就いただけに、事件の行く末は微妙な状況だが、コトの発端は日産側の検察へのリークとみられている。では、企業の内部通報は、どうなっているのか。
大企業は、法務部やコンプライアンス担当部署が連携してグループ内外に内部通報窓口を設けるケースが多い。たとえば、東芝は3年前の不正会計が発覚したことから、その年の10月に内部通報制度に加えて、社外取締役で構成される組織に監査委員会ホットラインを設置。経営陣が関わるような案件を直接通報できる仕組みを整えている。
もっとも、一般には通報内容はパワハラやセクハラを中心とする社内の人間関係に関するものがほとんど。ゴーン容疑者が側近のケリー元社長とタッグでつくり上げたようなトップシークレットが取り上げられるケースは少ないが、通報件数は増えている。
週刊東洋経済の「CSR企業総覧」2018によると、トップは4年連続でセブン&アイHDで845件。以下、前年より81件増の明治安田生命が665件、イオンが635件で続く。東芝は5位で399件だ。
働き方改革総研代表の新田龍氏が言う。
「消費者庁の調査によると、中小と大企業を合わせて約6割の企業が内部通報窓口を社内と社外の両方に設置していて、従業員数3000人を超える大企業は8割に上ります。狙いは、リスクの早期発見、早期対応で、窓口担当者には守秘義務を課すのがほとんど。社外にも窓口を設けるのは、通報のもみ消し防止のアピールのため。ところが、通報された案件が実際に取締役会に報告されるのは4〜6割にとどまっているのが現実です」
社員の過剰な被害者意識や妄想も含まれているのだろうが、たとえパワハラやセクハラを訴えても、結果として半数前後の内部通報がストップせざるを得ない状況に追い込まれている。大企業なら、8割に窓口が設置されながら、状況は心もとないだろう。なぜか。
「もみ消しが行われる下地は、いくつかあります。ひとつは経営トップや取締役会から独立した通報ルートがあること。窓口の担当者が複数いるのがベター。そうでないと、通報担当者や通報制度責任者を被疑者とする通報が行われる可能性があるのです。『人事担当役員のパワハラを内部通報したが、内容は役員に筒抜けだった』といったトラブルは多くの企業で発生しています」
通報内容が事実で、関係者が処分されたら、職場環境の改善を図るだけでなく、通報者に不利益がないようにフォローすることも大切。窓口を設けても、処分までの流れのどこかに、抜けや漏れなどの不備があると、内部通報は機能しないという。
「スルガ銀行の不正融資を巡って、第三者委員会は問題の内部通報制度の形骸化を指摘していました。裏を返せば、信頼性のある内部通報制度が機能していれば、あのような事態は防げた可能性があるということ。組織のコンプライアンスを保持する上でも、外的なトラブルを避ける上でも、しっかりした内部通報制度を確立することは、とても重要です」
私腹を肥やしたゴーンが引きずり降ろされたのは、検察との司法取引による効果が大きい。内部通報で“悪代官”に罰を下すには、相当な準備と下調べが必要だろう。
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— 特定行政書士 孫入 潔 (@sonnewkiyoshi) 2018年11月29日
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— Toshiba Information (@toshiba_infom) 2018年11月29日
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