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積極財政派のおバカなコメント
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2018年11月16日 小笠原誠治の経済ニュースゼミ
「日銀の資産がGDPを超えたというニュース」という記事にコメントが寄せられました。 でも、名前はありません。そのことからしても、本来無視すべきコメントかもしれません。 しかし、一般の読者のなかには、このコメントをどう評価していいか分からない人がいるかもしれませんので、敢えて私が反論を致します。 この人の言いたいこと、私にはよく分かります。 この人、三橋貴明とか高橋洋一とか、あるいは森本卓郎の書いたことを信じている人なのでしょうね。 いずれにしての、この人の書いているのは次のとおり。
いいでしょうか? 先ず統合政府の話とあります。 この人何を言いたいのかと言えば、政府と日銀の財務諸表を連結すれば、政府の借金は日銀の債権なので政府の借金がチャラになると言いたいのです。 お前はアホか! 確かに、そのようなことを高橋洋一は言っています。 しかし、連結したからといって、全体で借金がチャラになることはありません。 それは、確かに政府の借金の見返りとして日銀の債権があるのですが、日銀はその債権を得るために日銀券を発行しており、その分の債務があり、それが消えることはないからです。 次に、シニョリッジとあります。これは、通貨発行益のことで、この人、日銀や政府は幾らでも紙幣を刷ることができると言いたいのでしょう。 しかし、日銀がどのように通貨発行益を損益計算書に計上しているかを全く知らない。そして、その計上の仕方が100円玉や10円玉を発行したときの通貨発行益の形状の仕方とどのように異なっているかもしれない。 ついでに言うと、通貨発行益については意識していても、通貨回収損というものがあることを知らない。 要するに、通貨発行益を政府が計上すれば、増税しなくても財源を確保できると言いたいのでしょうが…それも高橋洋一が言っていたことですよね。 しかし、それが可能であれば、最初から税収に頼る必要はない。 でしょう? さらに言えば、そのようなことを言う麻生財務大臣だって、増税は必要だと言う。 全く矛盾しています。 次に、金利の水準は信用を表しますとあります。 確かに一般論としてはそのとおり。 しかし、今の国債市場というのは、買手が日銀であって、自然に成立した金利ではないのです。市場が歪められた結果成立している不自然な金利なのです。 従って、金利が低いからといって政府の信用が高いことを意味しない。 にも拘わらず、この人は、日本政府の信用が高すぎると来た! アホも休み休み言って欲しい。 日本政府が国債を発行する必要もないなら、日本政府の信用は十分高いと言えるでしょうが、実際は真逆。 さらに、この人は、全体のバランスを取るために政府が借金をするのは理にかなっているとまでいいます。これは麻生財務大臣がよくいう台詞です。 しかし、そういう考えが財政を悪化させた大きな原因の一つなのです。 仮に政府が借金をしても、それを収益事業に回すことができれば、借金をしても却って財政再建の貢献することもあり得るでしょう。 しかし、政府は基本的に収益事業を行うことがないので、借金をして儲けるということができないのです。 政府が借金をしても、そのお金でどんどん儲けることができるのであれば、確かに借金をした方が、政府の債務の縮小につながるでしょうが、現実はそうではない、と。それに、それどころか、全く無駄な使い方をしているのが今の安倍政権です。 つまり、ばら撒きばかり。 そうやってお金を単にばら撒いただけで日本経済が強靭になる筈がありませんか。 今でも高橋洋一や三橋貴明の書いていることを信じるような輩がいるのだなと呆れた方、クリックをお願い致します。 ↓↓↓ 人気blogランキングへ ※リンク省略 前回記事 日銀の資産がGDPを超えたというニュース(小笠原誠治の経済ニュースゼミ) http://www.asyura2.com/18/hasan129/msg/429.html |
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