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格安スマホ、違約金を払ってでも乗り換えるのが得な理由
https://diamond.jp/articles/-/185456
2018.11.15 高橋暁子:ITジャーナリスト ダイヤモンド・オンライン
格安スマホへの乗り替えを考える際、1万円近くかかる違約金の話を聞いて行動に躊躇していないだろうか…?(写真はイメージです)Photo:PIXTA
大手キャリアを利用して、「スマホの月額料金が高すぎる」と感じている人は多いだろう。しかし格安スマホに興味はあるものの、「手続きが面倒くさい」「違約金がかかるから、更新月まで待つ」などとすぐ行動に移せない人は少なくない。一方で昨年から今年にかけて、格安スマホの環境は変化している。そこで今回は、これから格安スマホに乗り換える場合、どのような考え方で選べばいいのかポイントを解説したい。(ITジャーナリスト 高橋暁子)
昨年、大手キャリアの逆襲により、大手3社から格安スマホ事業者へのお客の流出が伸び悩んでいるというニュースが散見された。
ところが、総務省の「電気通信サービスの契約数及びシェアに関する四半期データの公表」(平成30年度第1四半期[6月末])によると、MVNOサービスの契約数は1918万件(前年同期比17.2%増)、移動系通信の契約数に占める比率は11.0%(前年同期比1.3ポイント増)と増加し続けているという。また、MVNOも増加し続けており、2018年6月末時点で906社(前年同期比27.0%増)もある。
格安スマホが話題になってから数年が経った。その間、格安スマホを扱うMVNOに関して、この1年だけに絞って見ても、環境が大きく変化している。そこで今回は、これから格安スマホに切り替える場合、どのような考え方で選べばいいのかについてポイントを解説しよう。
格安スマホに切り替えたいユーザーに朗報
有人店舗拡大で、初期設定の依頼も可能に
MVNOに乗り換えたい場合、(1)SIMフリースマホの端末とSIMカードを購入するか、(2)MVNOが提供している端末を購入してそのまま利用するか、(3)SIMカードのみ購入するか、という3つの方法がある。
このうち現在使用中のスマホがSIMフリーの場合と、キャリアでSIMロックを解除してもらい元のキャリアと同じ回線を使用するMVNOのSIMカードを使う場合は、端末をそのまま使うこともできる。
ユーザーの大きな悩みは、スマホの買い替えか、スマホ業者を変える時にしか行わないメルアドや電話帳、LINEアカウントといったデータの移行だろう。この作業は慣れないためにやり方で困ったり、失敗したりする例も少なくない。なかには自分でトライしてみたものの、上手くいかずに電話で問い合わせをした方もいるだろう。
昨年の前半くらいまでは、MVNOに乗り換える際、設定は自分でやらなければならなかった。そのため、設定に困っているユーザーからは契約したMVNOに直接電話で問い合わせたものの、サポート窓口になかなかつながらなかったという不満の声が少なくなかった。
なかには「サポート窓口にようやくつながったと思ったら、親より高齢と思われる人が出てきて、質問にすぐに答えられず、長い時間待たされたり、解決できないためにかけ直したりするハメになった」というユーザーの話も聞く。
「安く使いたいけど、適切なサポートは欲しい」
そんなニーズをすくい上げたのが、MVNOの有人店舗だ。自社で店舗を持つ例もあるが、ヨドバシカメラやビックカメラ、イオンなどの店頭にMVNOの契約や相談を受け付ける専用のカウンターが設置されたのである。
その店に行って相談すれば、即日使えるようすべて用意してくれるところも多い。SIMカードの差し替えから、ネットワーク設定、メール設定までしてくれるので、至れり尽くせりだ。データや電話帳の移行までしてくれる場合もあるが、これらデータや電話帳の移行などは、オプションの有料サービスとなることが多いようだ。
例えば、mineoの場合、ネットワーク設定などの初期設定サポートは1000円、電話帳移行や写真などのデータ移行といったサービスは各3000円。楽天モバイルの場合は、アドレス帳・写真移行サービス出張設定プランが1万1000円かかる(時間帯によっては別途かかる)。1回限りと考えてお願いするか、詳しい家族や友人などにお願いするかすれば事足りそうだ。
また、大手キャリアからMVNOに乗り換える場合も、以前は郵送でSIMカードを受け取る必要があった。
ところが実店舗の設置に伴い、そこに出向けば、MNPを希望する場合はMNP予約番号、本人確認書類などを持参するだけで、SIMカードを即日受け取れることが多い。乗り換えの際に心配な手間がかかる面は、かなり改善されている。
以前はドコモ回線中心、
今は回線を選ぶ自由度もUP
これまで説明してきたように、MVNO事業者の顧客対応事情が大きく改善された背景には、有人店舗が一気に増えてハードルが下がった点がある。これまでは自分で調べて設定をしなければ利用できない事業者が多かったため、MVNOの利用を躊躇していたユーザーは多いだろう。
ところが有人店舗であれば、販売・サポート・相談なども受け付けている。直接対面で相談できる安心感は大きい。
それだけではない。かつてのMVNOで選べる回線はドコモがほとんどだったが、2017年後半くらいからはMVNO各社で回線が選べるようになってきた。MVNOによっては、ドコモ回線、au回線、ソフトバンク回線のすべてから選べるところも出てきた。選択肢が増えたことは、消費者にとって歓迎すべき状況といえるだろう。
ここ数年、ママ友から「メールアドレスが大手キャリアからG-mailに変わった」という連絡が明らかに増えた。理由を聞いてみると、「大手キャリアからMVNOに乗り換えたから」という人が大半だ。
格安に乗り換えたら大手の時よりも
最大4分の1程度まで抑えられた!
さらに格安スマホへの切り替え行動にブレーキをかけてしまうのが1万円近くかかる違約金の問題ではないだろうか。
そこで違約金を払ってでもMVNOに変えたAさん(40代女性)に月額料金のほうから聞いてみた。
「大手キャリアの時と比べて半額以下になったのは大きいですね」とAさんは言う(下記の表参照)。
大手キャリアの利用時は月額料金がiPhone用の定額プランで9400円程度だったが、MVNOに変えたところ月額料金が大体2500円前後に収まるようになったという。つまり月額料金がこれまでの半額から4分の1弱に抑えられ、年間で8万円以上も節約できたという。
このように月額料金が半額から最大4分の1程度までに抑えられたという人は意外にも多い。何かとお金がかかる子育て世代には見逃せない話だ。
乗り換えで悩む人がよく口にするのは、「解約月ではないから違約金が発生するのでやめられない」という話だ。一般的にキャリアの場合は2年縛りがあり、解約月以外に解約しようとすると約1万円の違約金を支払う必要がある。
確かに約1万円の違約金がかかる話を聞くと、心理的に抵抗がある人は少なくない。先ほどのAさんは違約金についてこう教えてくれた。
「解約月までの契約の縛りがまだ1年以上あったので、違約金を支払ってでも乗り換えた。月額の利用明細を1年前と比較してもらうとわかりますが、3〜4ヵ月ぐらいで回収できますよ」
違約金の払いたくなさに、乗り換え時期まで数ヵ月以上待つのは、賢明ではなさそうだ。なお、この表は、違約金(9500円)を除いたケースも想定して作成、どれぐらいで元が取れるかシミュレーションしたので、参考にしてほしい。
どこのMVNOを選べばいいか
考え方のポイントとは
前述のように、格安スマホを取り扱うMVNO業者は乱立している。これから大手キャリアから乗り換えを考える時、どのような考え方で選べばいいのだろうか。
格安スマホに乗り換えない理由が「安心感」という人もいるだろう。MVNOも増えすぎたきらいはあるので、安心感の高いところを選ぶことがポイントになる。
大手企業の傘下・グループ企業などを選ぶと、いざという時の信頼性は高そうだ。その視点から見ていくと、例えば楽天傘下の楽天モバイル、LINE傘下のLINEモバイル、KDDIグループのUQmobile、あるいはBIGLOBE、ソフトバンクグループのYmobile、全国に200店舗以上あるスーパーイオンのイオンモバイルなどが候補に挙がるだろう。
BIGLOBEのように、光回線とセットで申し込むと安くなるケースが多いので、この機会にパソコンで利用しているプロバイダーを変更するのもいいだろう。
また、毎月の利用料金からポイントが貯まるヤマダニューモバイルのように、普段から利用している店舗のポイントが貯まりやすくなるところを選べば、候補がかなり絞られそうだ。
今、MVNOは大手を中心に有人店舗でのサポートが受けられるところが増えているので、近くに有人店舗があるMVNOを選ぶ方法もある。乗り換えを考えている皆さんは、このようなポイントに注目して検討してみてはいかがだろうか。
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