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安倍首相「70才超えて年金繰り下げ受給を可能に」発言の真意
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20181022-00000004-moneypost-bus_all
マネーポストWEB 10/22(月) 16:00配信 女性セブン2018年11月1日号
安倍首相の「年金発言」が大きな波紋を呼ぶ
「生涯現役であれば、70才を超えても受給開始年齢を選択可能にしていく。そういう仕組みづくりを、3年で断行したい」──安倍晋三首相が9月中旬の総裁選の討論会でそう発言したことが、大きな波紋を広げている。
現在の年金制度は、原則、「65才」から年金を受け取り始めて、死ぬまで受け取れる。一部の世代だけは「60〜64才」でも部分的に年金を受け取れるが、あと数年でそんな特例制度も終わる。
しかし、一律65才での受給開始になると、いろいろ困ったことが起きる。
1つは、60才で定年退職した会社員Aさんのケース。60〜64才では継続雇用で会社に残って働けるが、収入はかなり減ってしまう。「無年金」の60〜64才の間は、妻(専業主婦)と子供(大学生)の生活費・学費がまかなえないという。
もう1つは、70才までバリバリ働きたいBさんのケース。現制度には「在職老齢年金」というルールがあって、Bさんのように現役世代と同程度の収入を稼ぐと、年金額が大幅に減らされてしまう。
そんな状況を解決するために活用したいのが、受給を開始する時期を60〜70才の間で自由に選ぶことができる年金の「繰り上げ、繰り下げ」システムだ。「年金博士」こと、ブレインコンサルティングオフィスの北村庄吾さんが解説する。
「65才よりも早く年金を受け取り始める『繰り上げ』受給と、65才よりも遅くもらう『繰り下げ』受給があります。基本的に、前出のAさんのように60〜64才で生活費が足りない場合は『繰り上げ』して受給すれば、生活費の足しにできます。また、Bさんのように70才まで働いて、66〜70才までの生活費が充分にあるなら、『繰り下げ』を選べばいいというわけです」
繰り上げも繰り下げも、65才から前後に、最大5年まで選べる。
冒頭の安倍首相の発言は、今までは「最大70才まで」繰り下げられる制度だったが、それをさらに5年拡充し、「最大75才まで」繰り下げられるようにする、ということだ。北村さんが話す。
「少子高齢化や、平均寿命が延びていることで、年金財政は年々悪化しています。そこで政府は、現在の65才受給開始を、68才や70才まで遅らせたい。安倍首相の“75才まで受給を繰り下げられるようにする計画”は、その布石だと考えられます」
受給開始年齢が上がれば、当然、生涯に受け取る年金額は減る。どうしたら少しでも多くの年金を効率的に受け取れるか、知恵を絞ることが今後はますます大切になる。
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