http://www.asyura2.com/18/hasan128/msg/824.html
Tweet |
女性の年金は複雑でもらい忘れも多い 「空白期間」には要注意
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20181016-00000005-moneypost-bus_all
マネーポストWEB 10/16(火) 16:00配信 女性セブン2018年10月25日号
女性の年金はこんなに複雑
現在は65才となっている年金受給開始年齢について、68才、そして70才への引き上げが政府内で検討されている。当然、受け取る年齢が遅くなれば生涯の総受給額は減る。標準的な夫婦が、平均寿命まで生きた場合に受け取れる額は、65才受給開始ならば約5424万円だが、70才受給開始になると約4245万円になる。実に約1200万円のマイナスとなる。そうしたなかで夫婦の年金をどう守り、育てていけばよいのか。
年金は、「国民年金」と「厚生年金」の大きく2つに分かれる。大まかにいえば、自営業者は国民年金、会社員やOLは厚生年金に加入する。
会社員の妻には、保険料を納めなくても国民年金に加入したことになる「第3号被保険者」というお得な制度が適用される。「年金博士」として知られる、ブレインコンサルティングオフィスの北村庄吾さんが語る。
「問題なのは、一生を会社員として過ごす人が多い男性と比べて、女性の方がライフイベントの変化が富んでいるということです。女性は一生で、就職、結婚、出産、退職、復職、再就職、パート職など、さまざまな経験をします。その都度、適用される年金制度が変わるかもしれず、どうしても申請や記録が抜けやすくなります。実際に、男性に比べて、女性の年金のもらい忘れの方が圧倒的に多いんです」
図2のように、たしかにサラリーマン男性が「ずっと厚生年金」であるのに比べると、女性は「厚生年金」「国民年金」「第3号」の3つの制度を行ったり来たりと複雑だ。
「まずは年金事務所に問い合わせることです。国の年金記録の管理の杜撰さは、過去に何度も『消えた年金』という社会問題になってきたほどで、まったく信用できません。たとえば、結婚で名字が変わった女性の加入記録が、旧姓時と新姓時で別々に管理されてしまっているというケースもあります。問い合わせの時には、自分の結婚歴、職歴をメモして、年金事務所にある加入記録と照らし合わせ、少しでも納得できない部分があれば、指摘して修正してもらいましょう」(北村さん)
申請忘れが多いのも、要注意だ。たとえば、妻が短期のパートをした時に厚生年金に加入したのはいいものの、パートを辞めた時に第3号への移行届けを忘れて「空白期間」になってしまい、年金が大幅ダウンというケースも意外に多い。WEB情報サイト「オールアバウト」の公的給付ガイドで、社会保険労務士の拝野洋子さんが続ける。
「特に注意したいのが、夫が会社を退職した時です。夫は厚生年金から外れて、国民年金の加入者になるため、妻も第3号から外れて、国民年金に入り直すことになります。さらに、夫は再就職すれば自動的に厚生年金に復帰しますが、妻は申請しなければ第3号に移れません」
他にも、「離婚したのに国民年金への移行を忘れた」「会社員と再婚したのに第3号の申請を忘れた」などのケースにも気をつけよう。
あなたは「得する年金」もらえる世代? もらえない世代?
受給開始年齢は65才に引き上げられた。しかし、ずっと「60才からもらえる」と思って老後の資金計画を立てていた人は、急には対応できない。そこで、影響を少なくするために、一部の世代にだけ「60〜65才で受け取れる特別支給」の制度が設けられている。
「特別支給は、女性の方が男性よりも5才若い時から受け取れるため、女性にとって非常に“お得”な制度です。私は特別支給のことを、『得する年金』と呼んでいます。その得する年金は、女性では現在52才以上の人しか受け取れません。たとえば52才の女性ならば64才から受け取れ、56才の女性ならば62才から受け取れます」(北村さん)
詳しくは、表3をご覧いただきたい。残念ながら、現在51才以下の世代は、得する年金を受け取れない。
「ただし、過去に1年以上、厚生年金に加入していることが条件です。また、自分で申請しないと受け取れないので、年金事務所への申請は忘れないでください」(拝野さん)
▲上へ ★阿修羅♪ > 経世済民128掲示板 次へ 前へ
投稿コメント全ログ コメント即時配信 スレ建て依頼 削除コメント確認方法
▲上へ ★阿修羅♪ > 経世済民128掲示板 次へ 前へ
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。