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冷蔵庫の新常識 大容量化、設置方法の変化で何が変わった?
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20181016-00000001-moneypost-bus_all
マネーポストWEB 10/16(火) 7:00配信 女性セブン2018年10月25日号
冷蔵庫の背面を壁につけてもOK。ただし上に物を載せないように(イラスト:サヲリブラウン)
家事の負担を軽減し、私たちの時間的ゆとりを生み出す白物家電は、今や「時産家電」とも呼べる存在に。決して安い買い物ではないが、自分のライフスタイルに合った機能が搭載された白物家電を選べば、長きにわたりよき相棒になるだろう。
だからこそ、どんな機能に注目してどれを買うべきか、見極める目を磨きたい。ここでは冷蔵庫について見てみよう。冷蔵庫は他の家電に比べて省エネ機能が特に重要と言うのは、カカクコムの鎌田剛さん。
「365日24時間通電している冷蔵庫は、電気代がかさみます。だからこそ、昨今は断熱材と冷媒の性能アップで省エネ化が格段に進んできました。冷蔵庫によっては、ドアを閉め忘れても、半ドアなら自動的に閉まるものまであります」(鎌田さん)
断熱材の性能向上は、冷蔵庫の壁面の厚みを薄くし、収容量を飛躍的に大きくした。この5年、10年での差は著しく、“冷蔵庫の大容量化”は、私たちの生活スタイルに変化をもたらしたと家電コーディネーターの戸井田園子さんは言う。
「専業主婦が毎日買い物に行く家庭の冷蔵庫は、4人家族の場合は400リットルが定番でした。しかし、今は1人世帯や2人世帯であっても、500リットルが売れ筋です。なぜなら、15年前の400リットルの外形寸法でも、断熱材がよくなって冷蔵庫の壁が薄くなった分、容量が100リットル近く増えたのです」(戸井田さん)
その結果、まとめ買いしたり、かつては冷やす習慣のなかった水や調味料など、なんでも冷蔵庫に入れるようになったのだ。
側面の隙間はわずか0.5cmでよくなった
冷蔵庫の設置方法にも、ここ数年で大きな変化があった。背面と側面を5cm程度は空けるのが常識だったが、昨今の冷蔵庫は放熱板がトップにあるため、側面を0.5cm空けるだけでよく、背面は壁にくっついていても問題ないという(ただし、冷蔵庫の上には物を載せないよう注意したい)。
つまり、以前と同じ置き場所に、もっと容量の大きな冷蔵庫を置くことができるようになったのだ。
しかも、大きさによっては容量を1段階大きなものにした方が、消費電力も電気代も下がる場合もある。
「もし容量400リットル台の冷蔵庫を選ぶのであれば、より上質な断熱材と高性能のコンプレッサーを投入した500リットル台のタイプを選ぶ方がいい。庫内スペースに余裕が生まれ、ぎゅうぎゅう詰めにならないため、冷却効率が上がります」(ビックカメラ・照井友貴子さん)
置き場が許せば、大容量を選んだ方がよさそうだ。
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