中間選挙、どちらが勝っても株価に追い風 選挙の翌年、株価は4年サイクルの最高潮を迎える 現職の共和党上院議員テッド・クルーズ氏は中間選挙で民主党のベト・オルーク候補の挑戦を受ける PHOTO: EUROPEAN PRESSPHOTO AGENCY By Allison Prang and Akane Otani 2018 年 10 月 5 日 16:39 JST 米国株が過去最高値付近で推移するなか、一部の投資家は9年に及ぶ強気市場にもう一段弾みをつける、意外な追い風を待っている。それは中間選挙だ。 米連邦準備制度理事会(FRB)が利上げを決定し、米国とカナダの北米自由貿易協定(NAFTA)再交渉が妥結したのを確認し、投資家は次の関心を11月6日の中間選挙に向けている。共和党は連邦議会の過半数議席維持をかけて民主党と対決する。 パワーバランスと株価S&P 500種株価指数の年間上昇率(1950〜2017年の平均) Source: LPL Research, FactSet 共和党が過半数を失った場合、減税や移民など幅広い政策の先行きに不透明感が生じ、短期的には株式市場が大きく揺れ動く可能性があると、アナリストは話す。だが多くの人々はいずれの政党が勝利宣言しようとも、株価がさらに前進を続けると期待している。 好調な経済と株価は、大統領の政党が議会の主導権を守るための良い兆しとなり、唐突な政策転換の可能性を最小限に抑えるだろう。だが、たとえ大統領の政党が議席を失ったとしても、歴史的にみると株価は上昇する傾向にある。多くのアナリストが指摘するように、中間選挙の翌年はこれまで、4年サイクルで株価が最も好調な年に当たっている。1つには、中間選挙は大抵、大統領の政党が議席を失うことになり、その結果、景気を押し上げる政策の立法化に尽力するためだ。 ストラテガス・セキュリティーズの分析によると、1946年のサイクル以降、中間選挙の翌年にS&P 500種株価指数が下げたことは一度もなく、平均で15%高となっている。どちらの政党が議会過半数を獲得したかは関係なかった。これに対し、ダウ・ジョーンズ・マーケット・データによると、1946年以降のS&P 500種指数の年間平均上昇率は8.8%で、下落した年も20回あった。 スタイフェル・ニコラウスのマイケル・オキーフ最高投資責任者(CIO)は、強気市場はさらに上昇し続け、今年S&P 500種指数の上昇を主導したハイテク銘柄だけでなく、幅広いセクターがけん引役になるとの見方を示した。 「それ以外の市場がさらにステップアップする時だ」とオキーフ氏は言う。「グロース株やFANG銘柄がこれまでの市場の中心だったが、大型バリュー株――優良銘柄や有配銘柄など――が再び選好されることになるだろう」 関連記事 • 米中間選挙で民主党がすべきこと:怒りを投票に • 【バロンズ】米中間選挙、どうなれば株価は上がる? • 【バロンズ】中間選挙、市場への影響は? 専門家に聞く FRB、雇用市場対策の遅れは危険 9月の米失業率は3.7%と、1960年代以来の低水準となった By Justin Lahart 2018 年 10 月 6 日 09:16 JST 更新 ――WSJの人気コラム「ハード・オン・ザ・ストリート」 *** 米雇用市場を冷え込ませるものなどあるだろうか。そう、米連邦準備制度理事会(FRB)だ。 米企業の採用難は先月、一段と悪化した。9月の雇用の伸びは鈍化したものの、失業率は3.7%と、前月の3.9%から低下した。雇用減速はハリケーン「フローレンス」の影響だった公算が大きい。ただ、失業率は1960年代後半以来の低水準となっている。現在の労働市場は当時から様変わりしたとはいえ、60年代の状況を振り返ってみる価値はある。 1960年代と言えば、失業率が低下し、初めの頃にはインフレも低水準だった。だが、60年代半ばになって賃金と物価が上向き始めた。インフレ率は65年終盤の1.9%から69年終わりには5.9%へ上昇。FRBは早期に強硬な対応策を講じることはなかった。69年にその必要性を認識し、翌日物金利を6%から9%へ引き上げた。これによって米経済はリセッション(景気後退)入りし、株価は36%の大幅安となった。中銀の手ぬるい対応の危険を示す教訓だ。 これはFRBにとって繰り返しを避けたい過ちとも言えるもので、FRBが来年にかけて現行の利上げペース継続を見込んでいる一つの理由でもある。投資家はつい最近になってFRBの方針を言葉通りに受け取るようになった。米国債利回りが数年ぶり高水準をつけているのはこのためだ。 FRBは時間をかけつつも着実に利上げを進め、失業率はここ1年で4.2%から3.7%へ低下した。失業率が今後1年で3.2%へ低下したら、FRBはどうするだろうか。減税や政府支出拡大の恩恵がまだ経済に響き渡る中、投資家はFRBが金融引き締めペースを加速させる可能性を考え始める必要がある。 金利上昇とそれに続く成長減速は、投資家が歓迎できるものでは到底ない。だが、FRBが雇用市場の急流を放置するなら、もっと悪い状況になるかもしれない。
トップニュース2018年10月6日 / 07:49 / 10時間前更新 焦点:インド「影の銀行」に信用リスク懸念、淘汰進むか 2 分で読む
[ニューデリー 28日 ロイター] - インドは一部ノンバンクで流動性不足が表面化したのをきっかけに、「影の銀行」全体で信用リスクへの懸念が広がっている。ノンバンクは自己資本が不十分な小規模事業者で免許が大量に取り消されるほか、自己資本が十分で慎重経営の大手が零細事業者を飲み込み、業界で淘汰が進みそうだ。 ノンバンクはこの数週間で大手のインフラストラクチャー・リーシング・アンド・ファイナンシング・サービシズ(IL&FS)が債務不履行に陥った上、大手資産運用会社が住宅金融機関デワン・ハウジング・ファイナンス(DWNH.NS)の短期債を大幅に安い価格で売却したことから、流動性不足の不安が強まった。 バンダン銀行の非常勤会長でインド準備銀行(中央銀行)元副総裁のラシッド・カーン氏は「事態の推移を見ると懸念が広まるのはもっともなことで、業界は統廃合に見舞われそうだ」と述べ、ノンバンクの一部は借り入れが短期で貸し付けが長期という資産と負債のミスマッチの問題に取り組むべきだとの考えを示した。 市場では地方や都市部のローン市場で圧倒的なシェアを持つ、無数のハイリスク・零細ノンバンクに注目が集まっている。インドの影の銀行セクターは今や1万1400社を超えてバランスシートの合計は22兆1000億ルピー(3040億ドル)に上り、銀行に比べて規制が緩い。銀行は不良債権処理問題への対処を迫られて融資手続きが遅れがちなだけに、新たな投資家を引き付けている。 ノンバンクの融資残高は銀行の2倍近いペースで伸び、IL&FSなどトップ集団は最高位の格付けを受けていた。 しかしこうした格付けは疑いの目を向けられるようになり、IL&FSはこの数カ月で何度も格下げに見舞われた。ノンバンクの多くは返済手段のない借り手に融資しており、リスクテークが過剰との懸念が高まっている。また、規制が緩いために資金洗浄に手を染めているところもあるとの疑念が高まっている。 一部の投資家はノンバンクについて、借り入れコストの上昇にこの数日の市場の混乱が追い打ちとなって信用収縮(クレジットクランチ)に見舞われ、自己資本が乏しい企業は生き残りが難しいとみている。 カプリ・グローバル・キャピタルのオーナーのラジェシ・シャルマ氏は「小規模ノンバンクは流動性が今の水準を維持できず、コストの面で問題に直面するだろう。しかし中規模や大規模なノンバンクは流動性や資金アクセスを維持できるはずだ」と指摘。政府からの支援措置がなければ、資産運用で成績を上げられないノンバンクは消滅するだろうと述べた。 中銀は既に2000万ルピー(27万5330ドル)の最低自己資本を満たしていないノンバンクの事業免許を取り消している。 業界団体である金融業発展会議(FIDC)のラマン・アガルワル議長は、最終的に最大1500社が廃業に追い込まれるとの見通しを示した。 一方、元中銀副総裁でインディアブルズ・ハウジング・ファイナンスの取締役を務めるS・S・ムンドラ氏は「ノンバンク業界で合従連衡の動きが一定程度起きる」とした上で、「長期的にみれば業界にとって良いことだ」とした。 Dewan Housing Finance Corporation Ltd 275.15 DWNH.NSNATIONAL STOCK EXCHANGE OF INDIA -22.15(-7.45%) DWNH.NS DWNH.NS (Krishna N. Das and Neha Dasgupta記者) https://jp.reuters.com/article/india-nonbank-idJPKCN1MC0S3
【米国株・国債・商品】株は下落、原油4週連続高−供給不足警戒 Jeremy Herron、Vildana Hajric 2018年10月5日 11:41 JST 更新日時 2018年10月6日 6:18 JST 米国株は週間ベースで1カ月ぶり大幅安。米国債は売りが続き、利回りは7年ぶり高水準となった。米雇用統計の内容を受け、利上げ見通しが一段と強まった。
テクノロジー株が特に下落した。ナスダック100指数は週間ベースで3%安。米中貿易摩擦の悪化が懸念されている。S&P500種株価の産業別11指数のうち8指数が下落。ダウ工業株30種平均に採用されている銘柄の中でインテルが最も売られた。ブルームバーグが中国が極小チップを使ってハッキングを図ったと報じたことに引き続き投資家が反応した。 米国株は週間ベースで1カ月ぶり大幅安 米国債は続落、米雇用統計で利上げ観測 NY原油は週間ベースで4週連続高、供給不足を警戒 NY金は上昇、米雇用者数と賃金の伸びが鈍化 S&P500種株価指数は0.6%安の2885.57。ダウ工業株30種平均は180.43ドル(0.7%)下げて 26447.05ドル。10年債利回りは5ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上昇して3.23%。 アマゾン・ドット・コムやネットフリックスなどテクノロジー株が幅広く売られた。ミラー・タバクの株式ストラテジスト、マット・メイリー氏は「何よりも貿易懸念が材料だ。なぜならこうした企業は中国に多くを販売しているか、中国での生産量が多いからだ」と指摘した。 9月の米雇用統計では雇用者数の伸びが前月より小さく、予想も下回った。賃金上昇率はやや鈍り、失業率は3.7%と、1969年12月以来の低水準に下げた。前月の雇用者数は大幅上方修正され、3カ月間の平均は19万人増となった。 低失業率と前月の大幅上方修正を受け、米利上げ軌道にほとんど修正はないと投資家が受け止めたことが米国債の売りにつながった。 オバマ前政権で米大統領経済諮問委員会(CEA)委員長を務め、現在はプリンストン大学教授のアラン・クルーガー氏は、「完全雇用状態を示す統計と言ってよい」とブルームバーグテレビジョンで発言。「米金融当局の利上げ軌道が補強されるだろう」と述べた。 原油先物相場はほぼ変わらず。週間ベースでは4週連続高となった。イランからの供給が失われる一方、サウジアラビアとロシアの生産は供給不足を回避するには不十分との懸念がある。 ロシアのノバク・エネルギー相は、米国がイランの輸出に圧力をかけており、原油価格は今秋バレル100ドルに達する可能性があると指摘した。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)先物11月限は1バレル=74.34ドルで引けた。ロンドンICEの北海ブレント12月限は42セント安の84.16ドル。 金先物は上昇。米雇用統計で失業率の低下が示され、米国債利回りが7年ぶりの水準に上昇したものの、金は買われた。雇用者数と賃金の伸びが鈍化したことが重視された。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物12月限は0.3%高の1オンス=1205.60ドルで終了。 原題:U.S. Stocks Fall as Treasuries Extend Slump: Markets Wrap(抜粋) Crude Advances For Fourth Week as Supply Jitters Stoke Concern(抜粋) Gold’s Gains in Face of Yield Surge Fuel Bets That Worst Is Past(抜粋) (第4−7段落を加えます.) 最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中 LEARN MORE 関連ニュース 8月米貿易赤字:6カ月ぶり高水準、対中赤字最大−大豆輸出急減 サウジ、ソフトバンクの第2ビジョン・ファンドに5兆円出資へ EU、11月の英離脱合意に向け「昼夜分かたず作業」−ユンケル委員長 米フォードが正社員削減へ−110億ドル規模リストラ計画の一環 サウジ皇太子:アラムコIPOは21年までに実施、2兆ドル価値見込む ◎NY外為:ドルは反落、米雇用統計受けて荒い値動き 5日のニューヨーク外国為替市場ではドルが下落。ブルームバーグのドル指数は7営業日ぶりに下げた。9月の米雇用統計が強弱まちまちな内容になったことを受け、トレーダーは利益の確定に動いた。国債利回りの上昇と株式の下落は、資源国通貨への重しとなった。
ドルは主要10通貨の大半に対して上昇したが、ドル指数はマイナス圏となった。9月の雇用者数の伸びは前月より小さく、予想も下回った。天候の影響と前月統計の修正、失業率の低下といった統計の細目を消化する展開で、ユーロは発表直後の数分間に対ドルで日中安値と高値の両方を付けた。 ニューヨーク時間午後4時47分現在、主要10通貨に対するドルの動きを示すブルームバーグ・ドル・スポット指数は前日比0.2%安。ユーロは対ドルで0.1%高の1ユーロ=1.1522ドル。ドルは対円で0.2%安い1ドル=113円70銭。 ポンドはこの日主要10通貨のうちドルに対する上昇率が最も大きく、日中は0.8%上げて1ポンド=1.3123ドルを付ける場面もあった。欧州連合(EU)が英国に踏み込んだ内容の自由貿易協定案を提示すると報じられ、EU離脱合意に対する期待が高まった。ポンドは週間ベースでも上昇した。 オーストラリア・ドルとニュージーランド・ドルはともに米ドルに対して数年ぶりの安値。米国株安が背景となった。 欧州時間の取引 米雇用統計の発表を控え、ドル指数が7営業日連続で上昇。ポンドは英国のEU離脱に関する合意が楽観視されて上昇したものの、米国債の下落を受けて上げ幅を縮めた。 原題:Dollar Pares Weekly Gain After U.S. Payrolls Data: Inside G-10(抜粋) Dollar Extends Best Run This Year Before Payrolls: Inside G-10 ◎米国株・国債・商品:株は下落、原油は4週連続高−供給不足を警戒 米国株は週間ベースで1カ月ぶり大幅安。米国債は売りが続き、利回りは7年ぶり高水準となった。米雇用統計の内容を受け、利上げ見通しが一段と強まった。 テクノロジー株が特に下落した。ナスダック100指数は週間ベースで3%安。米中貿易摩擦の悪化が懸念されている。S&P500種株価の産業別11指数のうち8指数が下落。ダウ工業株30種平均に採用されている銘柄の中でインテルが最も売られた。ブルームバーグが中国が極小チップを使ってハッキングを図ったと報じたことに引き続き投資家が反応した。 米国株は週間ベースで1カ月ぶり大幅安 米国債は続落、米雇用統計で利上げ観測 NY原油は週間ベースで4週連続高、供給不足を警戒 NY金は上昇、米雇用者数と賃金の伸びが鈍化 S&P500種株価指数は0.6%安の2885.57。ダウ工業株30種平均は180.43ドル(0.7%)下げて 26447.05ドル。10年債利回りは5ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上昇して3.23%。 アマゾン・ドット・コムやネットフリックスなどテクノロジー株が幅広く売られた。ミラー・タバクの株式ストラテジスト、マット・メイリー氏は「何よりも貿易懸念が材料だ。なぜならこうした企業は中国に多くを販売しているか、中国での生産量が多いからだ」と指摘した。 9月の米雇用統計では雇用者数の伸びが前月より小さく、予想も下回った。賃金上昇率はやや鈍り、失業率は3.7%と、1969年12月以来の低水準に下げた。前月の雇用者数は大幅上方修正され、3カ月間の平均は19万人増となった。 低失業率と前月の大幅上方修正を受け、米利上げ軌道にほとんど修正はないと投資家が受け止めたことが米国債の売りにつながった。 オバマ前政権で米大統領経済諮問委員会(CEA)委員長を務め、現在はプリンストン大学教授のアラン・クルーガー氏は、「完全雇用状態を示す統計と言ってよい」とブルームバーグテレビジョンで発言。「米金融当局の利上げ軌道が補強されるだろう」と述べた。 原油先物相場はほぼ変わらず。週間ベースでは4週連続高となった。イランからの供給が失われる一方、サウジアラビアとロシアの生産は供給不足を回避するには不十分との懸念がある。 ロシアのノバク・エネルギー相は、米国がイランの輸出に圧力をかけており、原油価格は今秋バレル100ドルに達する可能性があると指摘した。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)先物11月限は1バレル=74.34ドルで引けた。ロンドンICEの北海ブレント12月限は42セント安の84.16ドル。 金先物は上昇。米雇用統計で失業率の低下が示され、米国債利回りが7年ぶりの水準に上昇したものの、金は買われた。雇用者数と賃金の伸びが鈍化したことが重視された。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物12月限は0.3%高の1オンス=1205.60ドルで終了。 原題:U.S. Stocks Fall as Treasuries Extend Slump: Markets Wrap(抜粋) Crude Advances For Fourth Week as Supply Jitters Stoke Concern(抜粋) Gold’s Gains in Face of Yield Surge Fuel Bets That Worst Is Past(抜粋) ◎欧州債:イタリア債が下落ーEU離脱見通し改善で英国債も安い 5日の欧州債市場では、イタリア債が中期物を中心に下落。英国のEU離脱見通しが改善したことから、英国債がドイツ債に対してアンダーパフォームした。 イタリア債は5年−30年物の利回り曲線がフラット化。サルビーニ副首相がEUに対する批判を強め、5年債利回りは17ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上昇の2.62%となった 先物取引は薄商いで、出来高は10日平均を60%下回った ドイツ債、英国債とも朝方から下落。EUと英国の離脱合意が非常に近いとするEU関係者の見方をロイター通信が伝えた EUが英国に「最も踏み込んだ」自由貿易協定案を提案する見通しだと伝わると、両国債とも安値を更新 来週はユーロ圏国債の発行が減る見通し。経済指標の発表も少ない ドイツ10年債利回りは前日から3bp上昇の0.56%、フランス10年債利回りは2bp上げて0.90%、イタリア10年債利回りは9bp高い3.42% ユーロ参加国の国債利回りとスプレッドの一覧はこちらをクリックしてください 原題:Italian Bonds Lead EGB Declines; End-of-Day Curves, Spreads(抜粋) (NY外為と米国株・国債・商品を更新します.) 最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中 LEARN MORE 関連ニュース 8月米貿易赤字:6カ月ぶり高水準、対中赤字最大−大豆輸出急減 サウジ、ソフトバンクの第2ビジョン・ファンドに5兆円出資へ EU、11月の英離脱合意に向け「昼夜分かたず作業」−ユンケル委員長 米フォードが正社員削減へ−110億ドル規模リストラ計画の一環 サウジ皇太子:アラムコIPOは21年までに実施、2兆ドル価値見込む
サウジ、ソフトバンクの第2ビジョン・ファンドに5兆円出資へ Riad Hamade、Matthew Martin、Archana Narayanan 2018年10月6日 10:56 JST 更新日時 2018年10月6日 17:03 JST 1本目と合わせると出資額は10兆円強に倍増 サウジ公共投資ファンドはアラムコ上場などによる資金見込む サウジアラビアの政府系ファンドは、ソフトバンクグループの孫正義会長兼社長が計画する第2のビジョン・ファンドに450億ドル(約5兆1170億円)出資する。1本目への拠出と合わせると、出資額は900億ドルに倍増することになる。 サウジの公共投資ファンド(PIF)は、サウジ基礎産業公社(SABIC)の持ち分売却や国営石油会社サウジアラムコの新規株式公開(IPO)などによって向こう3−4年で1700億ドルの資金が入ると見込んでおり、その活用方法を探している。PIFの会長を務めるムハンマド皇太子がブルームバーグとのインタビューで明らかにした。 孫正義氏(左)とサウジのムハンマド皇太子(3月27日、ニューヨーク)写真家:Jeenah Moon / Bloomberg ムハンマド皇太子は、PIFが第2ビジョン・ファンドへの主要な出資者となることを望んでいると説明。「われわれは1本目への出資で大きな恩恵を受けている。PIFとしては、1本目への450億ドルの出資で最初の1年に多額の収入を目にしていなければ、さらに450億ドルを出資するようなことはしない」と語った。
孫氏は2本目のビジョン・ファンドで1000億ドルの調達を目指している。ブルームバーグ・ニュースはソフトバンクへの電話取材を試みたが、営業時間外のためコメントは得られなかった。 PIFは世界最大の政府系ファンドになる戦略を2016年に発表して以来、大胆な投資を行ってきた。その多くは、まだ黒字化していないテクノロジー企業が対象となっている。1本目のビジョン・ファンドへの出資以外では、ウーバー・テクノロジーズに35億ドル出資したほか、テスラの株式を5%近く取得した後にそのライバルのルーシッドにも10億ドル出資した。PIFはさらに、ブラックストーン・グループが運営する米インフラファンドに200億ドル出資することでも合意している。 ムハンマド皇太子は、ソフトバンクの第2ビジョン・ファンドへの投資がPIFの資産拡大に寄与すると指摘。PIFの資産は「現在3000億ドルを上回っており、4000億ドルに近づいている。20年の目標は6000億ドル前後だ。20年にこの目標を突破すると考えている」と語った。 原題:Saudi Arabia Doubles SoftBank Bet With Extra $45 Billion (1)(抜粋) (ムハンマド皇太子の発言などを追加して更新します.) https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2018-10-06/PG5LNF6TTDS001
[18初期非表示理由]:担当:要点がまとまってない長文orスレ違いの長文多数により全部処理
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