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日経平均がふたたび24000円越え
http://blog.livedoor.jp/analyst_zaiya777/archives/53093768.html
2018年09月28日 在野のアナリスト
場中にバブル後最高値をつけるなど、一見すると堅調な株式。ただそれを促した昨日からの円安については、一昨日のFOMCを1日遅れで反映した、などという誤った認識も語られます。しかし日欧の市場でスルーだった、むしろ円高に推移していた為替市場が、米国市場になった途端に急に円安に動意づく、というのは明らかに不自然です。あくまで噂レベルですが、日系の金融機関に株高を指示していた安倍政権の思惑とは裏腹に、24000円をつけたことで金融機関がひるみ、27日には売りに回った。それに焦った安倍政権が、円安にすることで今日の株買いを促したのではないか? とされます。3Q末なので、様々な調整が入ることもありますが、円買いが増えていたわけでもなく、ここで円売りをする主体もよく分かりません。広範にドルは買われましたが、円売りが突出しており、その理由は判然としないのです。
しかも、今日発表された経済指標など、特段よいものはない。むしろ鉱工業生産指数など、悪いものが目立った。安倍政権下で発表される経済指標は信じられない、とされて久しいですが、わざわざ悪いものを発表するインセンティブはないので、悪い内容は信ぴょう性が高いといえます。そんな中での株高、一つの原因として需要超過であるとの指摘があります。
自社株買い、MBOやプライベートエクイティなどによる上場廃止、等によって市場から株式が吸収されています。さらに日本では日銀がETF購入をつづけており、市場に流通する株式は減少の一途です。その一方、日米欧の中央銀行が行った金融緩和によって、市場では過剰流動性が健在であり、国債も上昇局面にあって運用先がなく、渋々株式に流れてくる状況です。
結局、株式市場が堅調なら保有する自社株も上がり、見かけ上は収益が上がる。その循環がつづくのも、この株式の需給という面が大きい。結果的に、株高→企業価値の上昇→株高というくり返しによって支えられてきた、といえます。しかし、ここもとの日本株式のように歪みが生み出したおかしな市場が、かなり頻出している。困ったことに、それが減るときは株式市場が弱含むときであり、正常化は株安という負の部分を伴うので、それを嫌がる向きが今の株高を囃している、という言い方もできるのかもしれません。
沖縄知事選まで株高、という噂もありますが、週末の投開票が台風によって、どう影響されるのか? 基本的に、こうした自然災害があると与党系が強い、しかも建設業などに家族も含めて期日前投票に行くよう促してきた、ともいう。組織票はこういうときに強いので、その効果がでてしまうのかもしれません。ただ、創価学会内でも内紛の動きが報じられ、与党系から流される対立候補への醜聞にも、白けたムードが漂う。組織内の動向が、明日の沖縄を決めるのだとしたら、これほどふざけた話はない、といえるでしょう。
日本に頻出する異常気象、そして株価の歪み。日本の未来すら不安になります。日蓮が活躍した鎌倉時代、震災、水害などが頻発し、世が荒れた時代といえます。そんな中で「それ浄土というも、地獄というも、外には候わず、ただ我らが胸の間にあり。これを悟るを仏という、これに迷うを凡夫という」と日蓮は記しました。現世を穢土としてみるのではなく、現世を寂土とすることをめざしたのが、日蓮です。果たして、今の日本は浄土なのか、地獄なのか。では地獄に導こうとしているのが何なのか? 改めて考えないと、本当に来世しか期待できないことに、この国はなってしまうのかもしれませんね。
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