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高級ホテルで働くうちにわかってきた、お金持ちなのにブラックリスト入りする人には、ひと目でわかる特徴があった!
https://diamond.jp/articles/-/179584
2018.9.15 石川大智 ダイヤモンド・オンライン
外資系高級ホテルで働いていた実話をもとにした物語『天国おじい』では、成功を焦るあまりに借金漬けにおちいった青年の人生がその後どう展開していったかを描いています。
真面目に働いていたはずなのに、思いがけない失業で借金を重ね、起業しようとするも資金を持ち逃げされて無一文となり、おまけに原因不明の皮膚病にかかったりで仕事もままならず……。
そこで人生一発逆転を狙って、自己啓発やスピリチュアルにはまりまくったタイチ。
しかし、おかげで人生が好転するどころか、借金してまでセミナーなどに通いつめ、つぎ込んだ結果、借金は600万円にまでふくれ上がった!
「頑張れば結果が出るなんてウソだし、人生は不平等だ!」
そんなこんなで八方ふさがりになった主人公・タイチに、ある日突然、あり得ないことが起こり、以来、人生が好転していくことになったのです。
そのあり得ないこととは……死んだ祖父「おじい」の声が聞こえてきたのです!
その声は折に触れ、タイチの質問に答え、叱咤激励してくれるようになりました。
アルバイト先の高級ホテルで本当に出会った、本物のお金持ちたちとのエピソードなど興味深い話が随所に織り込まれた物語は、読むだけで人生を好転させるために必要なことが理解できます。
今回は、本には収録しきなかったエピソードを紹介します。
本物のお金持ちなら絶対にしない、
「お金持ちに見えるだけの人」特有の振る舞い
石川大智(いしかわ・たいち)
975年生まれ。設計職として企業に就職するも自己啓発やスピリチュアル関連のセミナーや講座に通いつめ借金を重ね始める。2008年、リーマンショックの影響で失業。知人の裏切り、原因不明の皮膚病などの不運に次々見舞われ、さらに増える借金に行き詰まっていたところ、「成功するにはお金持ちの実態を知ればいい」と思いつき、2010年より外資系高級ホテルでアルバイトを始める。そこでのお金持ちたちの実態に、それまで信じてきた自己啓発やスピリチュアルのノウハウに疑問を持ち始めたところ、2011年、死んだ祖父との対話が突然始まる。この対話を紹介したブログがライブドアブログ「哲学・思想」カテゴリ1位を獲得。2016年にホテルを辞め、現在はかつての自分のように人生に悩む人々を対象にカウンセラーとして個人セッションやセミナーなどを主宰している。〔イラスト:©shoyu〕
『天国おじい』でのホテルでのエピソードを読まれて、お客さまがチェックアウトした後のお部屋の状態をボクたちスタッフが気にかけることを不思議に感じた方もいらっしゃることでしょう。
しかし、これには然るべき理由があります。
1つは、忘れ物がないかどうかの確認をすぐに行うためです。
そしてもう1つ、お部屋の状態、とくに破損等がないかの確認です。
もし、いずれかがあった場合には、お客さまにすぐに連絡を取る必要があります。
宿泊されていたお客さまが海外から来られていた場合には、まだ日本国内にいるタイミングでアプローチしなければならないからです。
実は、ボクが勤めていたホテルでは特定のお客さまの宿泊をお断りさせていただく場合がありました(すべてのホテルが同じかどうかはわかりません)。
過去にご宿泊いただいたお客さまで、ある条件に該当する場合は、宿泊のご希望をいただいてもお断りしていたのです。
その条件とは、主に次のようなものです。
●備品を壊す
●お部屋に落書きをする
●深夜でも大騒ぎして周りのお部屋に迷惑をかける
●無理難題のリクエストを「サービス業だろ!」と言って頻繁に強要する
……など明らかに常軌を逸したマナー違反の場合です。
当時のボクにとって不思議で衝撃的だったのは、このような振る舞いをするのは圧倒的にお金持ちに見える方に多いことでした。
ですが、経験を重ねるうちにわかってきたのは、本物のお金持ちはこのようなことは一切しないということです。
「お金持ちといっても、いろいろなタイプがいるんだな」と、それまで個人的に抱いていた「お金持ち=スゴイ人」という画一的なイメージが消え失せていったのは事実です。
もしお客さまの故意でホテル側に損害があった場合には、お客さまに連絡して損害補償に関することを確認するわけですが、お支払いいただくことになった場合でも、ご本人は来館されず、代理としてご友人や会社のスタッフが来られることがほとんどでした。
また、お支払いいただく時点でも多くの不当に思えるクレームを告げられることが多かった印象があります。
ホテルで働いているうちに、チェックインや来館でお客さまがホテルに入ってこられた時点で、「どんな人か?」が自然とわかってくるようになります。
これは、然るべき対応を少しでも事前に想定することが最善のサービスの提供につながるため、大切な能力となりますが、前述したようなマナー違反をしてしまうお客さまにはわかりやすい特徴が見られることがほとんどでした。
それは、とにかく面倒臭がる態度をとる、ということです。
宿泊証への記入をお願いした際に、「俺に書かせるのか?」と言ったり、使ったペンを放り出したり、お支払いの際にクレジットカードやお金を投げてくる、などといったことがありました。
「取れよ」と言いながら、ブラックのクレジットカードを顔に投げつけられたことも多々ありました。
もしかしたら、お客さまにはその前に何かイライラされることがあったのかもしれませんし、ボクが気づかないだけで、ボクの対応に不足や失礼があったかもしれません。しかし、そういったお金持ちは、いつでも同じ態度をとられているのをお見かけしました。
横柄、人の話を聞かない、自分の主義主張を押し通す、まわりへの配慮がない、物を粗末に扱うなどが共通していた特徴です。
とは言え、それでもお金持ちであることは努力あってのことでしょうし、最終的に自分がどういう態度を取ろうが、自分自身が困らないのならば別にどうでもいいのでは? 気にしても仕方ないのでしょう。
しかし、「それはどうかな?」とおじいは言いました。
「努力してお金を稼いだのはスゴイことだが、問題は、その状態をずっとキープできるかどうかだ。
お金持ちに見える人は自分の都合を優先した言動をとるが、本物のお金持ちはいつでも自分の言動の影響力を考えている。
人であれ組織であれ国であれ、栄枯盛衰は信頼で決まる。
生きているのは「人間社会」なのだから、やはり人としての魅力と信頼が最終的には大切になるものだ」
『天国おじい』に登場する本物のお金持ちの方々からいただいた教訓と感動が、今でもボクにとって忘れられないものとなって心に残り続けているのは、そこにまさに信頼と魅力があったからだとわかります。
「神客」と呼んでボクたちスタッフが慕っていた柏木さまのエピソードを読まれるだけでも、影響力の本質を改めて知ることができることでしょう。
柏木さまが語った「服装の乱れは心の乱れ」とは、「言動の乱れは信頼の乱れ」なのかもしれませんし、別のお金持ちのお客さまが教えてくれた「人は心地よい影響力に惹かれる」なのでしょう。
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