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高齢者「お金のことで子供には迷惑かけたくない」 だが現実は?
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20180822-00000004-moneypost-bus_all
マネーポストWEB 8/22(水) 16:00配信 週刊ポスト2018年8月31日号
「子供に迷惑をかけない」つもりだったのが…(イメージ)
「終活」という言葉を考え始める世代からは、こんな声が少なくない。「子供には迷惑かけたくない」――。
人生100年時代、病気のリスクは今以上に高まる。だが、子供世代の賃金環境は芳しいとはいえず孫たちの学費もかかる。離れて住んでいれば、行き来する交通費だってバカにならない。
だから、自分たち夫婦が病気や介護が必要になったとき、子供にはできるだけ負担をかけたくない。寝たきりになっても、仕事で忙しい子供夫婦に介護してもらうなんて気が引ける。
そう考えた時、真っ先に思い浮かぶのが、体の自由が効かなくなる前に、「介護付き有料老人ホーム」に入居する選択肢だろう。万一の場合も安心だし、子供に介護の手間をかけさせることなく、孫を連れてホームに遊びに来てもらえばいい。理想的なようだが、費用を知ると気が重くなる。ファイナンシャルプランナーの鴇巣雅一(とうのす・まさかず)氏が語る。
「民間の介護付きホームには入居一時金ゼロや安い施設もあります。それでも、賃料や共益費、食費をあわせると1人あたり毎月20万円前後は必要になる。介護サービスを受けるとそれに自己負担分が加わります」
夫婦2人ともにホームに入れば、月額費用は2倍、とても年金だけではまかなえない。不足分は蓄えを取り崩して支払うことにしても、貯金が尽きれば結局、子供に負担をかけることになりかねない。
自分たち夫婦ががんなど重い病気になったとき、「高額な治療費を子供に出させるのは忍びないから」と、手厚い特約保障のついた民間の医療保険への加入を検討している人は多いはずだ。
病気のリスクは75歳からの後期高齢者になるとグンと高まる。がん保険をはじめ、介護特約付きなどの医療保険に加入しておくと、確かに病気や介護が必要になった時の入院費や介護費用負担の心配はなくなるが、そのかわりに保険料は高い。
75歳から10年払いで手厚い特約付きの介護保険(終身保障型)に加入する場合、掛け金総額はざっと300万円ほど見ておく必要がある。夫婦2人なら600万円だ。掛け金は年金だけでは払い切れそうにないから、なけなしの貯金を取り崩すことになる。
果たして、それが「子供に迷惑をかけない」選択なのだろうか。病気への「備え」を厚くすると、日々の生活は苦しくなり、やはり子供の仕送りに頼らざるを得なくなるかもしれない。
「相続」も考えておかなければならない重要テーマだ。「年金を切り詰めてでも、子供や孫に少しでも遺産を残してやりたい」
そう思うのは親心だろう。しかし、相続税を考えると、コツコツ貯めて「遺産」として残すのが得策とは限らない。子供世帯の「子育て負担」が重いようなら、孫の学費や塾の月謝を払い、生前から資産を贈与しておく方が喜ばれ、節税にもなる。良かれと自宅の不動産を残したために、子供の重い負担になっては本末転倒だ。
「終活」も同じだ。「葬儀費用くらいは生前に払っておこう」と互助会に何口も加入するシニアは非常に多い。だが、「これで子供たちは葬儀代を払わなくていいはずだ」と思っていても、掛け金を多く払うほど葬儀は盛大になり、結局、多額の追加費用が請求されるケースは珍しくない。
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