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トルコリラ「底なし」下落の恐怖、大統領が通貨防衛全否定(ダイヤモンド・オンライン)
http://www.asyura2.com/18/hasan128/msg/240.html
投稿者 赤かぶ 日時 2018 年 8 月 20 日 14:03:15: igsppGRN/E9PQ kNSCqYLU
 

トルコリラ「底なし」下落の恐怖、大統領が通貨防衛全否定
https://diamond.jp/articles/-/177748
2018.8.20 週刊ダイヤモンド編集部 ダイヤモンド・オンライン 


エルドアン大統領 写真:AP/アフロ


 トルコリラ下落に歯止めがかかりそうにない。それは通貨防衛策が講じられる可能性が極めて低いからだ。

 トランプ米大統領が、トルコに対してアルミニウムと鉄鋼の関税率を2倍に引き上げると発表した10日、トルコリラは一時、前日比で3割弱値を下げ、1ドル=7リラを割り込んだ。

 2017年のトルコの経常収支赤字471億ドル、18年3月末の短期対外債務残高1222億ドルに対して、「6月末の流動性のある外貨準備高は740億ドル」(西濱徹・第一生命経済研究所首席研究員)と心もとない水準にある。



 通貨防衛のためにはまず利上げをするのが定石だ。しかし、エルドアン・トルコ大統領は利上げを否定し、それどころかトルコ中央銀行に利上げをしないよう圧力をかけているとみられる。現に通貨安基調が続く中、7月にトルコ中銀は利上げを見送った。中銀の独立性が担保されていないこともリラ売りの要因だ。

 トランプ政権は、トルコが16年のクーデター未遂事件に関連して自宅軟禁状態にしているブランソン牧師の解放を求めてきた。エルドアン大統領が応じなかったことが関税率引き上げの直接の原因となったのだが、エルドアン大統領は米国に対して今後も妥協するつもりはない。

下落止まらずインフレ加速

 通貨安が続けば、輸入品の価格上昇を通じて現在15%台の物価上昇率がさらに高くなるのは確実である。また、外貨建て債務の負担が重くなり、外貨準備高の乏しさからして資金繰りに窮する企業も出てくるだろう。IMF(国際通貨基金)に支援を求めることも通常なら選択肢だ。しかし、これもエルドアン大統領は否定する。

 通貨防衛に必要な手段をことごとく否定しているだけに、目先で大幅下落の揺り戻しはあるだろうが、下落基調に歯止めはかからず、リラの底値は見えてこない。

 トルコの苦境は続きそうだが、今回のトルコリラ急落が他の通貨に伝播していくだろうか。

 10日の市場ではリラ安によるトルコ経済混乱懸念から、ユーロが売られた。これは、スペイン、イタリア、フランスがトルコ向けの多額の融資を抱えているためだ。トルコへの融資額が多い欧州銀行株も売られた。ただ、当該国や当該銀行から見て屋台骨を揺るがす規模ではないため、一時的な動きにとどまる公算が大きい。

 FRB(米連邦準備制度理事会)の利上げは19年にかけて継続される。超低金利、量的緩和時にリスクを取って新興国に流れた資金は逆流するだろう。今回もトルコリラ急落に歩調を合わせるように、南アフリカランドやインドルピーなどが売られた。通貨防衛をする意思のないトルコリラほど下落しないだろうが、今後も資金流出圧力にさらされるだろう。

(「週刊ダイヤモンド」編集部 竹田孝洋)















 

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コメント
1. 2018年8月20日 16:41:01 : OO6Zlan35k : ScYwLWGZkzE[1231] 報告
http://www.asyura2.com/18/kokusai23/msg/690.html?c1#c1

トルコ、「政策金利引き上げ」と言わずに利上げー最終的に3ポイントか
Justin Carrigan
2018年8月20日 16:04 JST
レポ金利での供給停止、1週間で事実上1.5ポイントの利上げ
後期流動性ウィンドー金利なら利上げ幅は3ポイントに
トルコ当局は通貨危機を収束させるため利上げをした。しかし中央銀行は「政策金利引き上げ」とは一言も言わない。

  当局は先週、指標のレポ金利(17.75%)での資金供給を停止し現在19.25%の翌日物貸出金利での借り入れを市中銀行に強いた。これは1週間で事実上1.5ポイントの利上げをしたことになる。翌日物の市場も閉鎖すれば借り手は金利20.75%の後期流動性ウィンドーを利用せざるを得ない。そうなると利上げ幅は3ポイントになる。


  ブルームバーグ・エコノミクスの中東担当チーフエコノミスト、ジアド・ダウド氏は、「全ての資金供給が翌日物貸出金利で行われているのでレポ金利はもはや意味がない」とした上で、 「中銀がここで止まるのか、それとも後期流動性ウィンドーを使ってさらに利上げをするかは興味深いところだ」と話した。

  中銀は、利上げに反対のエルドアン大統領の手前、正式に金利を引き上げることなくリラ下落に歯止めをかけようと苦慮している。

原題:Furtive Policy Puts Turkey on Road to 300 Basis-Point Rate Hike(抜粋)


 


貿易戦争長引く公算、アジア通貨の底はまだ−ベテラン債券運用者
Ruth Carson、Andreea Papuc
2018年8月20日 9:18 JST
アジア新興市場資産の不確定要素は米中貿易紛争の展開
中国と直接関係のあるアジア通貨全般について慎重さを増している

Photographer: Qilai Shen/Bloomberg
米国と中国の間の貿易戦争は長引き、アジア通貨はさらに深く落ち込む。30年以上の投資経験を持つルーミス・セイレスのポートフォリオマネジャー、リンダ・シュバイツァー氏はこう予想している。

  そうしたリスクを減らすため、同氏はアジア新興国通貨へのエクスポージャーを減らしてきた。「この貿易戦争が行き着くまでの間、不透明な期間が長期に及ぶだろう」と同氏は分析。「当社はアジア通貨から手を引いている」と語った。


  
  先週はトルコ危機が市場を揺るがせたものの、アジア新興市場資産にとっての不確定要素は引き続き米中貿易紛争だとルーミスやオッペンハイマーファンズはみている。

  シュバイツァー氏はアジア外貨建てポートフォリオをベンチマークと同等の水準にした。ファンダメンタルズの観点からインドネシアをオーバーウエートとしていたが、「貿易戦争の懸念が深刻化するのに伴い、中国と直接関係のあるアジア通貨全般について若干慎重さを増している」と説明した。

原題:Loomis Bond Veteran Cuts Bets on Asia FX in Trade War Hedge(抜粋)


 

 
コラム2018年8月20日 / 13:18 / 3時間前更新
コラム:トルコの次はどこか、「同類」新興国に迫る危機
Swaha Pattanaik
3 分で読む

[ロンドン 17日 ロイター BREAKINGVIEWS] - 新興国にとって目下の問題は、トルコと経済構造が似ていることだ。トルコリラ急落によって、同国とあまりにも多くの共通した経済的、金融的脆弱性を持つ新興国に投資家が警戒感を抱くようになった。

最も類似する南アフリカやアルゼンチンなどは、既に痛みを被っている。

ただ資金が全般的にリスクの高い市場から逃げ出しているので、それほどトルコと相通じる面がない新興国でさえ、悪影響を受けやすい状況だ。

BREAKINGVIEWSは、トルコを苦しめている経済的問題のいくつかの特徴をあぶり出し、それぞれの項目において各新興国の脆弱性をランク付けした(インタラクティブグラフィックスはこちら)。具体的には巨額の財政赤字と経常赤字、不十分な外貨準備、多過ぎる外貨建て債務などが挙げられる。債務全体における対外債務比率の高さも経済のもろさにつながっている。

Reuters Graphic
外貨準備の面で、国際通貨基金(IMF)の基準に照らすと南アフリカはトルコよりも少ない。またアルゼンチンの公的部門の債務の外貨建て比率はトルコの58%を上回る。この分野ではインドネシアやハンガリーの脆弱性もかなり高い。

他の項目を見るとトルコより成績が悪い別の新興国が出てくる。IMFは、5カ国の今年の財政赤字額がトルコより大きくなると見込んでいる。対外債務の国内総生産(GDP)比がトルコを超える国も4つある。

もっともトルコが陥っている問題は、これらの項目全てを合計した場合に同国が最も脆弱性が高くなる点だ。ドル高と米金利上昇が事態をさらに悪化させ、外国人投資家の撤退意欲を強めている。

その上、なぜトルコ経済を巡る懸念が実際に危機に発展したのかは、単に数値面の尺度だけでは説明できない。足元のリラの急落ぶりは、経済のファンダメンタルズが突然悪くなったというより、特に中央銀行をはじめとする政策担当者に対する投資家の信頼感の欠如を映し出した形だ。

バンク・オブ・アメリカ・メリルリンチによる8月調査によると、ファンドマネジャーの新興国株投資比率は1%のアンダーウエートで、4月以降44%ポイントも下がった。それでもなお新興国株には大幅な売りの余地が残っている。なぜなら米連邦準備理事会(FRB)が量的緩和縮小を示唆して新興国が大混乱した2013年の「テーパータントラム」のピーク時は、31%のアンダーウエートだったからだ。

トルコとその「同類」の新興国が順調な局面で蓄積した脆弱性が大きければ大きいほど、逆風時に受ける罰も厳しさが増すだろう。

●背景となるニュース

・トルコリラは13日、一時1ドル=7.2150リラ付近まで売られて過去最安値を更新し、年初以降でほぼ半値を失った。

・リラ安の影響は他の新興国に波及し、インドルピーやインドネシアルピアも弱含んでいる。24の新興国で構成するMSCIの株価指数は15日、年初からの下落率が20%に達し、弱気相場に突入した。

*筆者は「Reuters Breakingviews」のコラムニストです。本コラムは筆者の個人的見解に基づいて書かれています。

2. 2018年8月20日 18:36:20 : 40YRYSjwsU : DkhDOU5Y58Q[1] 報告
トルコ通貨が安くなれば、トルコの輸出は絶好調になるはずですが、だれも言いませんね。
日本の時は、アベノミクスでドルが80円から120円になり円が大暴落したのに、日本の経済危機とは誰も言いませんでしたが。
3. 2018年8月20日 20:05:18 : LZy9TpzNQM : eDqkREUyMEw[13] 報告
トルコはNATOの加盟国、つまりアメリカの同盟国。トルコをアメリカの反対陣営に押しやればアメリカの損害は計り知れない。

トルコはイスラム教徒の国、またEUに入ることをずっと熱望してきたが結局拒否されてきた。文化的には中東の各国と親和性がある。

アメリカがトルコを追い詰めても得るものはないだろう。

4. 2018年8月20日 20:29:06 : 1hFwhl5XF6 : A44FqszPm3Y[769] 報告
米軍が弱くなって、一般人女子供しか殺せなくなったので、今の米軍では戦争できないという事実を知らないと、何が起きているのかわからないだろうね。
5. 2018年8月20日 20:33:03 : OcftOMiJMY : cxE5BXCC_sk[1] 報告
アメリカがトルコを追い詰めても得るものはないだろう。

米国債だ

手段を選ばず。

それくらい、米国債シンクロの住宅勢は追い込まれているということだ。

6. 2018年8月20日 20:43:56 : fcTXLK4sJI : @6T5xoBskTQ[0] 報告
トルコリラ「底なし」下落の恐怖

米国債利上げで、
米住宅「底なし」下落の恐怖


トルコリラ「底なし」下落の恐怖

米国債利上げで、

米住宅「底なし」下落の恐怖

7. 2018年8月20日 22:20:05 : UBizfvqgvc : zzDehvz6NUQ[1] 報告
>>2
トルコが輸出するものが何もないからだろう。
何かある?
トルコアイス以外に思いつかない。
8. 2018年8月22日 23:00:11 : ubsqxr99nk : L8tnnf@OvnU[724] 報告
トルコリラ、から売り勢力は最後はギブアップすることになるのだろう。

馬鹿なやつよ。

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