まだ米国経済は堅調なので、選挙に向けたトランプリスクの拡大は、続く さらに貿易戦争による世界経済の悪化が、今後、市場だけでなく、実体経済にも、さらに効いて来ることになる
自国の政策が、ほぼ機能しなくなっているトルコの例からも、政治リスクの大きさがよくわかり 今後の、新興国危機だけでなく欧州や日本の参考にもなるだろう http://www.asyura2.com/18/kokusai23/msg/636.html?c3#c3 トルコ通貨危機が世界経済に与える影 デフォルトは近いか ビジネス2018年8月11日 / 00:37 / 3時間前更新 トルコ財務相、新経済計画を公表 リラ急落に歯止めかからず 1 分で読む [イスタンブール 10日 ロイター] - トルコのアルバイラク財務相は10日、新たな経済計画を明らかにした。中央銀行の独立性や財政規律の強化を盛り込んだものの、投資家の不安を取り除き、通貨リラ急落を食い止めるための詳細には踏み込んでおらず、リラ急落に歯止めはかかっていない。 アルバイラク財務相はイスタンブールで企業幹部に対し、構造改革や経済の再調整のほか、「持続可能で健全な成長」を実現すると明言。ただ、政策の具体的な内容やその手段については明らかにしなかった。 さらに「中銀の独立性はトルコ経済に極めて重要」とした上で、「金融政策の完全な独立性を確保することが重要」と強調した。 危機に瀕しているリラ下落阻止に向けた具体的な措置には言及しなかった。ただ、日ごとの動きではなく「大局」に焦点を当てるべきとし、「強力なコミュニケーションを通じ、断固とした方法でリラの信認回復に注力していく」と述べた。 リラはこの日、一時20%超急落。2001年に変動相場制に移行して以来、1日としては最大の落ち込みとなった。 トランプ米大統領が同日、トルコからの輸入関税について、アルミニウムを20%、鉄鋼を50%に引き上げることを承認したと表明したことが圧迫要因となっている。 また、アルバイラク氏は、政府がインフレと成長は互いに取って代わるものとは考えていないとも発言したが、これが投資家のさらに不安を誘う可能性もある。
米国株・国債・商品】株大幅安、トルコ経済危機が深刻化 Jeremy Herron 2018年8月10日 15:12 JST 更新日時 2018年8月11日 6:24 JST • 欧州や新興市場の株価指数、多くが1%を超える下げ • 米政権、トルコ製の鉄鋼とアルミニウムに賦課する関税率を倍に 10日の米株式相場は大幅安。トルコの経済危機が深刻化し、世界的な株安となった。 • 米国株は大幅安、トルコ経済危機の悪化で世界的な株安に • 米国債は上昇、10年債利回りは2.87% • NY原油は反発、トルコ金融情勢の悪化で • NY金は小幅続落、1オンス=1219.00ドルで終了 S&P500種株価指数は薄商いの中を下落。最近は日中取引ベースの最高値が視野に入る場面もあった。米国がトルコに外交的な攻撃を強め、トルコの経済危機が強まったため、欧州や新興市場の株価指数の多くが1%を超える下げとなった。 米10年債利回りはトルコ危機を背景に逃避目的の買いが入り2.9%を下回った。 S&P500種株価指数が前日比0.7%安い2833.28で終了。ダウ工業株30種平均は196.09ドル(0.8%)安の25313.14ドルで終えた。ナスダック総合指数は0.7%下げて7839.11。午後5時現在、10年債利回りは5ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)低下の2.87%。 ニューヨーク原油先物市場ではウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)が反発。トルコが全面的な金融メルトダウンに近づいたことから買いが膨らんだ。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物9月限は82セント(1.2%)高い1バレル=67.63ドルで終了。週間では1.3%下落し、2015年以降で最長の6週連続安となった。ロンドンICEの北海ブレント10月限は前日比74セント高の72.81ドルで終えた。 ニューヨーク金先物相場は小幅続落。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物12月限は0.1%安い1オンス=1219.00ドルで終了した。 今週は米国と他国との地政学的な緊張が市場の地合いを左右した。トルコのエルドアン大統領が演説したが、トルコの危機が他国にも広がるとの懸念を鎮めることはほとんどできなかった。トランプ米政権がトルコ製の鉄鋼とアルミニウムに賦課する関税率を倍に引き上げたため、事態がさらに悪化した。 原題:U.S. Stocks Drop, Dollar Gains Amid Turkey Crisis: Markets Wrap(抜粋) Crude Posts Sixth Weekly Drop as Trade War Threatens Demand Gold Puts Up a Fight as Selloff Slows Near Key $1,200 Level (最終パラを追加し、更新します.)
トップニュース2018年8月11日 / 07:03 / 6分前更新 米国株式市場は下落、トルコ巡る懸念で銀行株に売り 5 分で読む
[ニューヨーク 10日 ロイター] - 米国株式市場は下落して取引を終えた。トルコ経済巡る懸念で銀行株が下げ、リスク資産回避につながった。 テクノロジー株の下落も相場を押し下げた。S&P情報技術株指数.SPLRCTは0.8%安。ゴールドマン・サックスが投資判断を「セル」に引き下げたインテル(INTC.O)は2.6%下落。半導体メーカーのマイクロチップ・テクノロジー(MCHP.O)は第2・四半期の売上高見通しが市場予想を下回り、10.9%下落した。 トルコリラは対ドルTRYTOM=D3で一時約20%急落。トランプ米大統領がトルコに対するアルミ・鉄鋼関税引き上げを表明したことを引き金に売りが加速した。 週間ベースでは、ダウ工業株30種.DJIが0.6%、S&P総合500種.SPXは0.3%それぞれ下落。ナスダック総合.IXICは0.3%上昇した。 S&P金融株指数.SPSYは1.2%安。シティグループ(C.N)が2.4%下げたほか、JPモルガン(JPM.N)やウェルズ・ファーゴ(WFC.N)、バンク・オブ・アメリカ(BAC.N)も安かった。 ハリス・フィナンシャルグループのジェーミー・コックス氏は「為替が動けばいつも、金融株が伝染リスクを受ける傾向にある」との見方を示した。 電気自動車メーカーのテスラ(TSLA.O)は0.9%高で終了。S3パートナーズのデータによると、テスラ株の空売り規模は、マスク最高経営責任者(CEO)がテスラ株非公開化案を公表した7日以前より拡大しているという。 この日発表された7月の消費者物価指数(CPI、季節調整済み)は総合指数が前月比0.2%上昇し、6月(0.1%上昇)から加速。基調的な物価は引き続き底堅く、圧力が徐々に高まっていることを示唆した。 ニューヨーク証券取引所では値下がり銘柄数が値上がり銘柄数を2.10対1の比率で上回った。ナスダックでは1.51対1で値上がり銘柄数が多かった。 米取引所の合算出来高は約67億株。直近20営業日の平均は64億株。 終値 前日比 % 始値 高値 安値 コード ダウ工業株30種 25313.14 -196.09 -0.77 25401.1 25401. 25222. .DJI 9 19 88 前営業日終値 25509.23 ナスダック総合 7839.11 -52.67 -0.67 7834.71 7866.1 7818.3 .IXIC 9 7 前営業日終値 7891.78 S&P総合500種 2833.28 -20.30 -0.71 2839.64 2842.2 2825.8 .SPX 0 1 前営業日終値 2853.58 ダウ輸送株20種 11090.63 -50.48 -0.45 .DJT ダウ公共株15種 723.51 -3.94 -0.54 .DJU フィラデルフィア半導体 1354.80 -34.26 -2.47 .SOX VIX指数 13.16 +1.89 +16.77 .VIX S&P一般消費財 896.78 -7.46 -0.82 .SPLRCD S&P素材 367.96 -5.34 -1.43 .SPLRCM S&P工業 630.79 -5.15 -0.81 .SPLRCI S&P主要消費財 546.42 -1.74 -0.32 .SPLRCS S&P金融 463.85 -5.45 -1.16 .SPSY Intel Corp 48.85 INTC.ONASDAQ -1.29(-2.57%) INTC.O INTC.OMCHP.O.DJI.SPX.IXIC S&P不動産 203.05 -2.06 -1.01 S&Pエネルギー 554.18 +1.48 +0.27 .SPNY S&Pヘルスケア 1036.36 -4.07 -0.39 .SPXHC S&P電気通信サービス 152.21 -1.13 -0.74 .SPLRCL S&P情報技術 1281.29 -10.48 -0.81 .SPLRCT S&P公益事業 268.35 -1.09 -0.40 .SPLRCU NYSE出来高 8.52億株 .AD.N シカゴ日経先物9月限 ドル建て 22185 - 115 大阪比 シカゴ日経先物9月限 円建て 22180 - 120 大阪比 トランプ氏、トルコ経済に揺さぶり 関税引き上げを宣言 トランプ氏はトルコから輸入する鉄鋼とアルミニウムの関税を2倍にする方針を表明した
By Rebecca Ballhaus and Jacob M. Schlesinger 2018 年 8 月 10 日 23:07 JST ドナルド・トランプ米大統領は10日、トルコから輸入する鉄鋼とアルミニウムの関税を2倍に引き上げる方針を表明した。約1週間前には、トルコが拘束している米国人牧師の解放を拒んだため、同国の閣僚2人を制裁対象としていた。 トランプ氏は同日午前「今は、われわれのトルコとの関係は良くない!」とツイート。米国はトルコのアルミに20%、鉄鋼に50%の関税を課すと述べた。 米財務省は先週、ノースカロライナ州出身のアンドリュー・ブランソン牧師(50)がほぼ2年にわたりトルコに拘束されている問題で、「深刻な人権侵害」に関与したとしてトルコの法相および内相との取引を禁じた。 トルコ側は、ブランソン牧師が2016年の軍事クーデター未遂事件とクルド独立運動を支援したと主張。牧師と米国はこの疑惑を否定している。 米政府関係者によると、両国は今週、首都ワシントンで高官級会談を開催したものの、行き詰まりを打破することができず、トルコ経済は混乱に陥った。米国が一段と厳しい措置に出るとの懸念から、通貨リラは急落した。
世界に広がるトルコリラ安、ユーロに対するドル高が追い打ち トルコが外貨建て債務の返済に応じられるか疑問視され、リラ相場は今週20%余り下落している By Mike Bird 2018 年 8 月 10 日 16:50 JST トルコリラ相場は10日、ドルに対して前日比10%余り下落した。ドルが1年ぶり高値をつけている半面、トルコの財政を巡る懸念が世界中に広がっている。 10日午後の香港市場で、リラ相場は1ドル=6.21リラで過去最安値を更新した。その後はやや下げ幅を縮め、現在は7%安の5.95リラ付近をつけている。 ドルは前日比0.8%高の1ユーロ=1.1445ドルと、2017年7月以来の高値をつける場面があった。目下の取引値は1ユーロ=1.1455ドル前後と、0.6%のドル高・ユーロ安水準にある。 ウエストパック銀行のショーン・キャロー氏は「ここ何日かは海外市場がトルコリラ安を懸念するというより好奇の目で眺めており、トルコだけの問題と捉えているようだった」とした上で、今となっては「その状況が変化したようだ」と述べた。 トルコは外貨建て債務の返済に応じられるかどうか疑問視されるようになり、リラ相場は今週20%余り下落した。 こうした中、ユーロ圏内のいくつかの銀行が抱えるトルコ関連の投融資残高を欧州中央銀行(ECB)が調べているという英紙フィナンシャル・タイムズ(FT)の報道が、ドルに対するユーロ安材料となっている。
トランプ氏、トルコ経済に揺さぶり 関税引き上げを宣言 トランプ氏はトルコから輸入する鉄鋼とアルミニウムの関税を2倍にする方針を表明した By Rebecca Ballhaus and Jacob M. Schlesinger 2018 年 8 月 10 日 23:07 JST ドナルド・トランプ米大統領は10日、トルコから輸入する鉄鋼とアルミニウムの関税を2倍に引き上げる方針を表明した。約1週間前には、トルコが拘束している米国人牧師の解放を拒んだため、同国の閣僚2人を制裁対象としていた。 トランプ氏は同日午前「今は、われわれのトルコとの関係は良くない!」とツイート。米国はトルコのアルミに20%、鉄鋼に50%の関税を課すと述べた。 米財務省は先週、ノースカロライナ州出身のアンドリュー・ブランソン牧師(50)がほぼ2年にわたりトルコに拘束されている問題で、「深刻な人権侵害」に関与したとしてトルコの法相および内相との取引を禁じた。 トルコ側は、ブランソン牧師が2016年の軍事クーデター未遂事件とクルド独立運動を支援したと主張。牧師と米国はこの疑惑を否定している。 米政府関係者によると、両国は今週、首都ワシントンで高官級会談を開催したものの、行き詰まりを打破することができず、トルコ経済は混乱に陥った。米国が一段と厳しい措置に出るとの懸念から、通貨リラは急落した。
世界に広がるトルコリラ安、ユーロに対するドル高が追い打ち トルコが外貨建て債務の返済に応じられるか疑問視され、リラ相場は今週20%余り下落している By Mike Bird 2018 年 8 月 10 日 16:50 JST トルコリラ相場は10日、ドルに対して前日比10%余り下落した。ドルが1年ぶり高値をつけている半面、トルコの財政を巡る懸念が世界中に広がっている。 10日午後の香港市場で、リラ相場は1ドル=6.21リラで過去最安値を更新した。その後はやや下げ幅を縮め、現在は7%安の5.95リラ付近をつけている。 ドルは前日比0.8%高の1ユーロ=1.1445ドルと、2017年7月以来の高値をつける場面があった。目下の取引値は1ユーロ=1.1455ドル前後と、0.6%のドル高・ユーロ安水準にある。 ウエストパック銀行のショーン・キャロー氏は「ここ何日かは海外市場がトルコリラ安を懸念するというより好奇の目で眺めており、トルコだけの問題と捉えているようだった」とした上で、今となっては「その状況が変化したようだ」と述べた。 トルコは外貨建て債務の返済に応じられるかどうか疑問視されるようになり、リラ相場は今週20%余り下落した。 こうした中、ユーロ圏内のいくつかの銀行が抱えるトルコ関連の投融資残高を欧州中央銀行(ECB)が調べているという英紙フィナンシャル・タイムズ(FT)の報道が、ドルに対するユーロ安材料となっている。 米消費者物価指数:コアは前年比2.4%上昇、10年ぶりの高率 Shobhana Chandra 2018年8月10日 21:35 JST 更新日時 2018年8月11日 0:07 JST 7月の米消費者物価指数(CPI)では、食品・エネルギーを除いたコア指数が前年比で10年ぶりの大幅な伸びを記録した。総合指数は2.9%上昇で前月と同率だった。 米労働省の発表によると、コア指数は前年同月比2.4%上昇し、2008年9月以来の高い伸びとなった。ブルームバーグがまとめたエコノミスト予想の中央値は2.3%上昇だった。CPIは前月比では、総合およびコア指数ともに0.2%上昇で、市場予想と一致した。 別に発表されたインフレ調整後の実質平均時給は、前月比でほぼ変わらず。前年同月比では0.2%低下した。 労働省によると、帰属家賃は前月比で0.3%上昇し、全体のCPI伸び率の約60%に寄与した。前月に大きく下げていた一部の項目も上げに転じた。特に、ホテル・モーテル料金は0.4%上昇(前月4.1%低下)。航空運賃は2.7%上昇と、13年7月以降で最大の伸び。前月は0.9%低下だった。 被服費は0.3%低下。前月は0.9%の低下だった。新車は0.3%上昇、中古車は1.3%伸びた。 エネルギー価格は0.5%低下。食品は0.1%上昇した。 統計の詳細は表をご覧ください。 原題:Highest Core Inflation in Decade Flattens Real U.S. Wage Growth(抜粋) (統計の詳細を追加し、更新します.)
IEA:石油供給巡る懸念が後退、一部産油国の生産拡大後 Grant Smith 2018年8月10日 21:22 JST 国際エネルギー機関(IEA)は10日、一部の産油国が生産を増やしたことから、世界的な石油供給懸念が後退したとの認識を示した。IEAは1カ月前、供給不足に陥る可能性があると警戒していた。 IEAは最新月報で「少なくとも今のところ、石油供給の安定に関する懸念はある程度落ち着いた」と指摘。「主にサウジアラビアとロシアでの生産拡大や6月の米国からの輸出増加が見られた」と記した。IEAによれば、世界の石油供給は先月増加した。 原題:Oil Supply Fears Have Abated After Production Boost, IEA Says(抜粋)
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