#楽観的なトランプ陣営は5年3%の成長が続くと見ているようだが、民間負債の拡大と保護主義の悪影響、そして金融引き締め(もしくはインフレ)により、 いずれは失速を招くことになる その影響を最も受けるのは日本であり、その時に、ゴミメディアが、どう変わるかは、 過去の白川総裁への評価の急変などを見ても明らかだろう
引き締めは米のみ、日欧は緩和縮小も進まずー利回り格差開くばかり Emily Barrett、Liz Capo McCormick 2018年8月1日 13:25 JST 2年債の米欧スプレッドが過去最大付近、米日格差は07年来の大きさ 「米引き締めペースと日欧の緩和縮小ペースの比較」の問題 Photographer: Andrew Harrer/Bloomberg 世界の債券トレーダーが明確なシグナルを送っている。金融政策引き締めが期待できるのは米当局だけだと。 2年物米国債は同年限のドイツ国債および英国債との利回り格差が過去最大に近い。日本国債に対する上乗せ利回り(スプレッド)はほぼ2007年以来の大きさ。米連邦公開市場委員会(FOMC)が1日に、段階的な利上げを続ける計画を再確認するとの見通しからスプレッドは拡大した。 トレーダーらはFOMCメンバーの利上げ見通しをうのみにしているわけでもないが、今年3回目となる9月の利上げについてはほぼ確実視している。一方、欧州中央銀行(ECB)と日本銀行は危機時代の緩和措置を縮小にほとんど踏み出してもいない。イングランド銀行(英中銀)は今週に利上げを発表する見込みなものの、その後さらに金利を引き上げるとは考えられていない。 世界同時引き締めと見込んでいた投資家の望みは絶たれたということだ。同時引き締めどころか、「米当局の引き締めペースとECBおよび日銀の緩和縮小ペースの比較」の問題だと、CIBCプライベート・ウェルスマネジメントの債券責任者、ゲーリー・プジージオ氏は指摘する。このペースの差も徐々に開いているようだ。 財政政策をてこに勢いが付いた米国との成長の差が金融政策見通しの乖離(かいり)につながっていることについて、ドイツ銀行でチーフ国際エコノミストを務めるトルステン・スロック氏は「米国の政治家がしていることを、欧州や日本、英国の政治家がまだやっていない」結果だと指摘。「こうした全てがドイツ債と日本国債に対して既に拡大した米国債のスプレッドの一段の広がりを後押ししている」と述べた。 原題:Bond Traders See Fed as Only Game in Town for Policy Tightening(抜粋)
トランプ大統領、中間選挙前の政府機関閉鎖が最善の戦略 Justin Sink 2018年8月2日 7:29 JST 共和党に好ましい展開になり、国境の壁予算獲得に有利と大統領 この戦略を追求するかは不透明、共和党の多くが反対しているため トランプ米大統領は1日、今年11月の中間選挙前に政府機関閉鎖となれば、共和党にとって好ましい展開になるほか、国境の壁の予算獲得に有利になると述べた。 ただトランプ大統領は共和党の多くがこうした見方に反対しており、この戦略を追求するかどうか不透明であることを認めた。 トランプ大統領はラッシュ・リンボー氏のラジオ番組のインタビューで、「彼らは後にする方を好み、前にすることに同意しないが、私は彼らの意見を受け入れる。しかし前にするのが良いと私は図らずも考える」と発言。「われわれがそうするのは民主党が支持しないためであることから、前にそうすればわれわれはより多くを手にし、民主党にはより大きな圧力がかかるだろう」と述べた。 大統領は自分が望む政府機関閉鎖戦略のリスクは高いが、移民法の抜本的改革に関して民主党への圧力は増すと指摘。「後にすれば圧力とリスクはより小さくなる」とした上で、「良い取引ができるかどうか自信が持てない」と述べた。 原題:Trump Says Pre-Election Shutdown Best Strategy for Wall Funding(抜粋) 米ISM製造業景況指数:7月は予想より低下−新規受注落ち込む Shobhana Chandra 2018年8月1日 23:06 JST 更新日時 2018年8月2日 1:12 JST 製造業総合景況指数は58.1−市場予想59.4、前月60.2 新規受注の指数が60.2−2017年5月以来の低水準 米供給管理協会(ISM)が1日発表した7月の製造業景況指数は、市場予想以上に拡大ペースが鈍った。貿易戦争による悪影響への懸念が長引く中、新規受注の指数がこの1年余りの最低水準に落ち込んだ。 ISM製造業景況指数のハイライト (7月) 製造業総合景況指数は58.1と3カ月ぶりの低水準。6月の60.2から低下した上に、ブルームバーグがまとめたエコノミスト予想の中央値(59.4)も下回った。同指数は50が活動の拡大・縮小の境目 新規受注の指数は60.2と、2017年5月以来の低水準。前月は63.5 生産の指数は58.5に低下。前月は62.3。雇用指数は56.5に上昇。前月は56 仕入れ価格指数は73.2と、1月以来の低水準。6月は76.8 ISM製造業調査委員会のティモシー・フィオレ会長は発表文で、関税措置とそれに対する報復行為が及ぼし得る影響が調査回答者にとって「圧倒的な懸念材料だ」と分析。鉄鋼・アルミニウムを巡る混乱や流通上の困難が続いていると指摘した。 7月は生産と受注の各指数が下げたが、全体の指数は17年通年平均の57.4を上回っており、製造業の拡大となお整合性がとれている。今年4−6月(第2四半期)の米実質国内総生産(GDP)速報値は14年以来の高い伸びだった。 全体の数字を押し下げたいくつかの指数は、米製造業の生産能力を制約していた要因が緩和したことを示唆する。まず、受注残の指数が54.7と昨年11月以来の低水準で、15年以来の大幅低下となった。前月は60.1だった。7月の入荷遅延指数は62.1と、14年ぶりの高水準だった6月の68.2から大きく低下した。 統計の詳細は表をご覧下さい。 原題:U.S. Manufacturing Cools as Gauge of Orders at One-Year Low (1)(抜粋)
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