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レジャー施設も客足遠のき…“酷暑不況”が日本列島を襲う
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/233609
2018年7月20日 日刊ゲンダイ
想定外の暑さに悲鳴(C)日刊ゲンダイ
酷暑不況が到来する――。不気味な囁きが経済界から聞こえてきた。
「小売業では、夏は暑ければ暑いほどモノが売れるといわれています。夏物衣料や飲料、アイスクリームなどは飛ぶように売れます。あるシンクタンクは1度気温が上昇すると、家計の消費支出が約2800億円増加すると分析しています。ただ今年は、過去に例のないほどの酷暑です。マイナス効果に悲鳴を上げる業界が続出しています」(流通関係者)
18日は岐阜県で40.7度を記録。気象庁によると、7月に40度を超えたのは、04年の山梨県甲府市(40.4度)以来だ。
全国レベルでも、観測点の640地点で30度以上、185地点で35度以上の猛暑日となった。
熱中症で救急搬送されたのは2392人に上り、8府県で8人が死亡(ともに共同通信の集計)。記録的酷暑となっている。
「テレビのニュースは、『不要不急の外出は避けて下さい』と連呼しています。例年並みの暑さだったら、お年寄りは冷房の効いた百貨店やショッピングセンターなどに足を運びますが、今年は家でジッとしています。病院通いも減り、その結果、医薬品の売り上げが落ち込んでいると聞きます」(IMSアセットマネジメント代表の清水秀和氏)
コンビニでは売れ筋商品に変化が起きている。
「35度を超すと、甘めのドリンクや炭酸飲料がパタッと売れなくなり、ミネラルウオーターが人気となります。冷やし中華も売れず、そうめん類の動きが活発になります。単価の高い商品が売れず、安い商品ばかりが売れるので利益率は落ちます」(大手コンビニ関係者)
株式市場では、焼き肉業界の低迷を危惧する声が出てきた。
19日、4日続伸した日経平均は29円安、「いきなりステーキ」を展開するペッパーフードサービスは取引時間中に年初来安値を更新し、ステーキチェーンの「ブロンコビリー」や「あみやき亭」は前日比マイナスと精彩を欠いた。
「猛暑による食欲低下が原因かもしれません。焼き肉のような腹にずっしりとくる食べ物は敬遠されるという読みでしょう。米やせんべい、日本酒もあまりに暑いと売れなくなる傾向があります」(市場関係者)
この暑さじゃあ、行楽ムードもげんなりで、屋外のレジャー施設も客足は遠のく。この夏は酷暑不況に襲われるかもしれない。
小売業では、夏は暑ければ暑いほどモノが売れるといわれていますが、過去に例にないほどの酷暑の今年、マイナス効果に悲鳴を上げる業界が続出しています。 https://t.co/0NpVSxyvyS #日刊ゲンダイDIGITAL
— 日刊ゲンダイ (@nikkan_gendai) 2018年7月19日
酷暑による売り上げへの影響、この記事によると…
— tarutaru (@tarurun_fafa) 2018年7月20日
⭕夏物衣料、飲料、アイス、素麺
❌医薬品、焼肉店、米(煎餅、日本酒)、屋外レジャー施設
レジャー施設も客足遠のき…“酷暑不況”が日本列島を襲う(日刊ゲンダイDIGITAL) - Yahoo!ニュース https://t.co/ewR9BLU0Nw @YahooNewsTopics
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