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相続や保険金で大金を手にした人の8割が人生を狂わせる理由
https://diamond.jp/articles/-/174846
2018.7.16 横山光昭:家計再生コンサルタント ダイヤモンド・オンライン
写真はイメージです Photo:PIXTA
棚からぼた餅で大金を手に舌
8割以上は金銭感覚が麻痺
「お金を貯められない人」の最たるものは、「何とかなる」と思っている人です。そして、「棚からぼた餅」と言えるような状況にめぐり合った人がお金を貯められないのも、ありがちなパターンです。
例えば、親や配偶者が亡くなって大規模な遺産を相続したり、多額の生命保険金を手にしたりといった人たちです。
それまでいくら節約して慎ましい生活を送っていたとしても、急に数千万円といった大金を手にすると、金銭感覚が変わってしまうという人がほとんど。家計相談などを通じ、大金を手にした人たちを多く見てきましたが、それまでの金銭感覚を変えずに持ち続けられる人はごくわずかで、8割以上の人は感覚が麻痺してしまいます。
これが夫婦の場合であれば、どちらかが散財を止めるだろうと思われるかもしれません。しかし、当初はどちらか一方が止めたとしても、いつのまにか麻痺してしまった方に引っ張られ、二人して散財してしまう傾向が強いようです。
そうなると、もう大変です。使いまくった揚げ句にお金が底をつきかけた段階で、子どもが止めに入ってようやく冷静になり、ムダ遣いをやめるといったケースもあります。
確かに、大金を手にしたことはいいことであり、周囲から見れば羨ましいばかりです。とはいえ、その原因は、あまり喜ばしいことではないはずです。親や配偶者が亡くなった、病気をしたといった理由なのですから。にもかかわらず、浮かれてしまってお金を使いまくるのは、幸せなこととは言い難いのではないでしょうか。
宝くじだけは少々違うかもしれませんね。ですが、「高額当選しても最終的には不幸になる」とよく言われるように、散財しまくって、あっという間に使い果たしてしまうなど、幸せな結末は訪れないようです。
このように、突然大金を手にするということは、冷静に考えるとそんなに幸せなことではないのかもしれません。
1000万円の貯金があっても
散財して底をつく人も
ひとたび金銭感覚が狂ってしまうと、それを正すのはかなりきついものがあります。少し大げさかもしれませんが、地獄が待っていると言っても過言ではありません。一度覚えた贅沢な生活を忘れることは容易ではなく、なかなか生活水準を落とすことはできません。
以前は、コツコツと1000万円貯めていたのに、相続で急に2000万円ほど手に入った途端、お金をじゃんじゃん使い始める。そして、気が付いた時には、貯蓄が200万円を切るほどに…なんてことも、よくある話です。
生きていると、お金が必要な場面はたくさんあります。大きなところでは子どもの進学を始め、自動車やマイホームの購入資金、そして病気やけがなどで働けなくなるといったこともあるでしょう。
本来、こうした事態に対応するためにお金をコツコツ貯めることが基本です。ですが、お金持ちになっていたはずなのに、それを忘れて欲求のままに使ってしまい、気がついたら破綻寸前といったこともあります。
お金の使い方を改めないと
老後破綻まっしぐらにも
これが老後間際だと、「老後破綻」「老後貧乏」まっしぐらです。人生最後の時期に、年金だけでは暮らすことができず、生活保護を受けて暮らすという惨めな状況にすらなり得るのです。
私は本を書いたりしているので、印税として一時的に多額のお金が入ることがあります。ただ、こういった人たちをたくさん見ているので、そのお金を気楽に使うことはできません。
結果、税金をたくさん払うことになってしまうのですが、それでもムダ遣いなどせず、しっかりと自制した「賢い」人生を送ろうと心掛けています。多額のお金を手にしたことで人生を狂わされたたくさんの人たちを見て、必然的にそうなってしまったのですが……。
昨今、周辺のフィナンシャルプランナーなどに話を聞くと、相続に関する相談が急増していると言います。読者の方々の中にも、相続で大きな資産を手にした方も少なくないかもしれません。もし、そうなったらくれぐれも冷静にお金の使い方を考えてみてください。
(家計再生コンサルタント 横山光昭)
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