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普通の人が普通に生活していても「借金苦」に陥る理由
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20180603-00000002-moneypost-bus_all
マネーポストWEB 6/3(日) 11:00配信
なぜ普通に暮らしているのに借金が増えるのか(イメージ)
贅沢やギャンブルに走りまくっているわけでもないのに、どうにもお金が貯まらない。それどころか、ごく普通に暮らしているつもりなのに、借金ばかりが増えていく人もいる。いったいなぜ普通の人が普通に生活しているだけで借金に追われてしまうのか。これまで2万件以上の家計診断を手がけてきた家計の見直し相談センターで代表を務めるファイナンシャル・プランナーの藤川太氏に聞いた。
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ここ最近、私たちが相談を受けるケースを見ると、多重債務者となる人の要因が様変わりしている印象です。以前はギャンブルや浪費によって借金漬けになる人が多かったのですが、今はごく普通の人が住宅ローンの負担や収入減に伴う生活苦によって、つい借金に手を出して泥沼にはまってしまうケースが増えています。
実は、この構図は現代日本だけのものではありません。古代バビロンの時代でも同じようなことがあったのです。
今から約100年前に書かれた世界的名著『バビロンの大富豪』(ジョージ・S・クレイソン著)には、後にラクダ商人として大成功を収めるダバシアが若き日を反省した、次のような言葉が記されています。
〈まだ若くて世間知らずだった私は、後払いでモノを買えることを知ったとたん湯水のようにカネを使い始めた。それが後にどういう悲惨な結果、災いをもたらすことになるか少しも考えずにな。高級な服を買いあさり妻や家のためにも贅沢品を次々と買った。好き放題に、収入以上にな〉(藤川氏・監修『大富豪が教える成功法則』より)
後払いでモノを買うというのは、現在でいえばクレジットカードです。限度額の範囲内であれば、手元にお金がなくても買い物できるので気軽に使う人も多いと思います。それを繰り返していると、ついつい自分のお金で買っているような錯覚に陥ります。
しかし、それはただの借金であり、返済する必要のあるお金であることに変わりはありません。一括払いですぐに支払い期日がやってくれば、お金を使った痛みを早期に感じることができるかもしれませんが、リボ払いだとそうもいきません。まとまったお金を使っても、毎月少額の支払いで済めば、痛みを感じにくくなってしまうのです。そして、それは借金がなかなか減っていかないことを意味します。
さらに、そのうえで買い物を重ねていけば、どんどん借金は増え続け、最悪の場合、破綻に陥ってしまうわけです。
借金返済しながら貯蓄するためにはどうすればよいか
年功序列をはじめ日本型雇用システムが崩壊するなか、収入が右肩上がりで増えることが望めないのに、支出を増やす。あるいは支出を増やさないまでも、今までと変わらない生活を送ろうとする。残念ながら、収入カーブに合わせた支出カーブを描けていない家計が少なくありません。
収入の範囲で支出をする──それがバビロンの時代から変わらない家計管理の原則ですが、皮肉にも後払いによって金銭感覚が狂う人が多いことも変わらないようです。クレジットカードを使うなら、リボ払いではなく、1回払いにするなどの工夫は当然求められてきます。
ところで、収入に対してどこまで借金をしてよいか、という比率をご存じでしょうか。これにもバビロンの時代から語り継がれる「黄金比率」があります。
先ほどのダバシアのエピソードには続きがあって、彼が大金持ちの友人に助言されたのが次の方策でした。
【1】収入の「1割」は自分のために支払う(貯蓄に回す)
【2】収入の「2割」を借金返済に充てる
【3】残り「7割」で自分と家族の生活をすべてまかなう
現在、住宅ローンを組む際に、銀行などの金融機関はおおむね年収の35%までを目安に貸してくれるケースが多いですが、それを「2割以内」にすべきだと私は考えています。理由は簡単で、返済しながら貯蓄もしていくには、借金を収入の2割までに抑えないと厳しいからです。
むやみに借金を膨らませないためにも、この「1:2:7」の黄金比率はぜひ覚えておいてほしいものです。
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