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マイクロソフトは1年後に「1兆ドル企業」に? 期待が高まる理由
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20180601-00021385-forbes-bus_all
Forbes JAPAN 6/1(金) 16:30配信
マイクロソフトCEO サティア・ナデラ(Photo by Stephen Brashear/Getty Images)
米マイクロソフトの時価総額は5月30日、約7600億ドル(約82兆円)に達した。その前日にはすでに、グーグルの親会社アルファベットの時価総額を上回っていた。
急成長への期待から、マイクロソフトの株価は今年5月30日末までの1年間におよそ43%上昇している。このペースで値上がりが続けば、同社の時価総額は2019年5月までに1兆ドルに達すると予想される。
一方、同じ期間のアルファベットの株価の上昇率は、8.2%だ。この上昇率を維持した場合でも、同社の株価が1兆ドルに達するのは2022年5月になると見込まれる。
マイクロソフト株の急騰の背景には、同社のクラウドコンピューティング部門の見通しが明るいことがある。英紙フィナンシャル・タイムズ(FT)によれば、米モルガン・スタンレーのアナリストは、「クラウドの普及、大規模な流通チャネルと顧客ベース、利益率の改善が…(マイクロソフトの)時価総額1兆ドル企業への歩みを後押しするだろう」との見方を示している。
マイクロソフトがアルファベットよりも先に「1兆ドル企業」になると見込まれる主な理由は、以下の3つだ。
1. ナデラCEOの手腕
サティア・ナデラは、CEOがどれほどの違いを生み出せるかを示す素晴らしい例だ。マイクロソフトはドットコム・バブルの崩壊まで、創業者ビル・ゲイツの下で目を見張るほどの好調ぶりを維持した。だが、ゲイツがCEOの職を後任のスティーブ・バルマーに譲ると、同社の業績は低迷した。
FTは当時の同社について、「スマートフォン向けソフトウェア市場でアップルとグーグルに後れを取ったバルマーは、フィンランドの電気通信機器メーカー、ノキアの携帯電話事業を買収するという賭けに出た。ウォール街が例外なく否定的な見方を示したこの賭けは負けに終わり、バルマーは2014年に退任した」と伝えている。
だが、マイクロソフトのクラウド事業を率いていたナデラが新たなCEOに就任して以降、同社の事業は順調だ。ナデラはマイクロソフトの文化をより良い方向へと変化させたのだ。
バルマーがCEOを務めていた当時、企業各社はマイクロソフトを適切なパートナーとは見ていなかった。一方のナデラは従業員と顧客の成功を重視する文化を創出し、「マイクロソフトとの提携は利益になる」と各社に納得させた。
つまり、投資家たちは、マイクロソフト製品は今後も企業各社への販売数を増やし、それによって楽観的な材料になる多くの驚きがもたらされると期待しているということだ。それが、同社の株価を大きく値上がりさせている。
クラウドでの強みも理由の一つ
2. クラウド事業による成長の加速
そうした驚きは、クラウド関連事業によってもたらされる可能性が最も高い。クラウドのインフラやプラットフォームではアマゾン・ドットコムに大幅な遅れを取るマイクロソフトだが、「Office 365」やCRMシステムなどのクラウドアプリケーションでは、アマゾンを上回っている。
クラウドサービスの売上高は今年1〜3月期、アマゾンがおよそ54億ドルだったのに対し、マイクロソフトは約60億ドルだった。この金額が総売上高に占める割合は約20%だが、成長率への寄与度は63%だ。こうした急速な成長を受け、今年6月末までの会計年度の売上高は、2008年以来の大幅な伸びを記録するものと見込まれている。
3. AIとIoTへの「賢明な賭け」
結局のところ、期待を上回り続けない限り、株価の急騰を持続することはできない。それを実現するためには、マイクロソフトは「新市場への賭け」を売上高の急増に変えなくてはならない。
人工知能(AI)は、同社の成長おいて多大な潜在力を持つものの一つだ。マイクロソフトはクラウドプラットフォーム「アジュール」を通じて、顧客が自社のデータを分析できるAIサービスを他社の多くに先駆けて開始した。また、PCから受け継いだ遺産を持つマイクロソフトには、モノのインターネット(IoT)から新たな利益を得られる可能性もある。
Peter Cohan
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