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定年後の夫婦生活で幸せを手にするための3つの習慣
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20180501-00010000-dime-bus_all
@DIME 5/1(火) 6:04配信
役職定年制を導入する企業も増えて、50代から働き方が大きく変わる会社員も増えつつある。
定年退職を意識し始める年代である50代、60代が働く環境は、今、大きく変化している。2013年の「高年齢者雇用安定法」の改正では、「原則、希望者全員を65歳まで雇用」を義務づけた。厚生労働省の「2015年高年齢者の雇用状況」集計では、60歳定年の企業における定年到達者のうち、継続雇用された者は82.1%に達する見込みだ。一方では、役職定年制を導入する企業も増えて、50代から働き方が大きく変わる会社員も増えつつある。
このように働き方が大きく変化する50〜60代だが、家庭に目を向けると、子供の独立、親の高齢化、実家の相続など、家族や住まいにも変化が起こる年代でもある。野村不動産アーバンネットが昨年、サラリーマンと元サラリーマン世帯(配偶者は専業主婦またはパート・アルバイト)の50代60代夫婦を対象に、「定年退職後の夫婦の生活」意識調査を実施した。夫と妻の意識の差、定年退職前と定年退職後の意識の差などが明らかになった。
■定年後のイメージについて〜妻は夫よりも、定年退職後の生活にネガティブなイメージを持っている
定年後「自分の趣味や楽しみを第一に生活を送れそう」は、夫の48.5%がイメージしているのに対し、妻は27.7%、「自分の夢や目標に思う存分チャレンジできそう」は、夫37.2%がイメージしているのに対し、妻は18.6%となり、夫は妻よりも定年退職後の生活をポジティブにイメージしているようだ。一方、妻は「漠然とした不安がありそう」が60.2%など、定年退職後の生活をネガティブにイメージしている。
■夫婦円満の秘訣について〜夫婦生活の幸福を実感できる3つの習慣
夫婦の暮らしをより充実させるためにやっていることのトップ3は、1位「相手を束縛しない」、2位「お互い干渉しない」、3位「相手を尊重する・思いやる」となり、いずれも相手を気遣う行動が上位となった。夫の回答の上位は「相手の話をよく聞く」「できるだけ一緒に行動する」など、「夫婦間の距離を近づける」項目となった一方、妻の回答の上位は「相手にあまり多くを望まない」「適度な距離感を保つ」など、「夫婦間の距離を保つ(おく)」項目となった。
■定年準備について〜退職準備の3つのお役立ちキーワードは「住まい」「趣味」「健康」
定年退職前に「準備していること」と「準備しておけばよかったこと」を比較したところ、「準備しておけばよかったと後悔する人が多いが、準備している人は少ない」項目は、「新しい趣味を作る」「退職金の金額の確認」「新しく何かを学び始める(資格取得など)」といった、定年後の時間を有意義に使うための選択肢を広げる項目が目立った。
■定年後の住まいについて〜定年したからこそ住みかえたくなる3つの理由は「バリアフリー」「子供との近居」「今の家が広すぎる」
・定年退職前では31.4%だった夫婦2人世帯が、定年退職後には62.9%と6割を超えた。
・調査対象者のうち住みかえの意向のある方に、住みかえを検討する理由を聞いたところ、定年前の夫婦、定年後の夫婦とも「家が老朽化しているから」がトップとなった。定年後の夫婦は、定年前の夫婦に比べて「バリアフリーなど老後の住みやすい住宅に移りたい」「今の家が広すぎるから」「子供の家の近くに住みたいから」という回答が増えている。
・ゆとりある住みかえー縮小買いかえーを、調査対象者のうち住みかえの意向のある人に紹介したところ、53.4%が魅力的と回答、45.5%が「縮小買いかえを検討してみたい」と回答した。
50代60代は、日々の通勤がなくなり行動範囲が変わる、子供の独立で部屋が余る、子供の近くに住みたい・住まわせたいなど、様々なニーズが発生する。さらに、「一億総活躍社会」の実現に向け、シニア層の就業促進による更なる活躍が期待される中、住まいは、ますます重要なものとなるはずだ。
文/編集部
@DIME編集部
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