http://www.asyura2.com/18/hasan126/msg/861.html
Tweet |
円安基調が続くドル円相場、GW中も「潜在的な円高要因」に要警戒
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20180428-00000005-moneypost-bus_all
マネーポストWEB 4/28(土) 20:00配信
ドル円相場の「潜在的な円高要因」とは
今年は4月27日が金曜日なので、多くの人にとっては4月28日土曜日からゴールデンウィークがスタートする。日々の仕事から解放されて、遊びもFX(外国為替証拠金取引)もと張り切っている投資家も多いことだろう。
その気持ちに冷や水を浴びせるように見えるかもしれないが、ゴールデンウィーク中はFX取引を休んだ方が良い、と考えている。世界のマーケット参加者も、日本のゴールデンウィークに合わせて休暇を取るので、マーケットが薄くなり、値段が乱高下しやすくなるからだ。
「遊びもFXも」と欲張っているのなら、なおさら、休んだ方が良いだろう。「遊びながら、相場でも儲ける」と安易に考えているならば、損をしても当たり前。相場をやるなら、休みを返上して、真剣にフル態勢で臨むべきである。
遊びながら適当にやって儲かるほど相場は甘くない。それでもやりたい、遊びはあきらめてフル態勢で真剣に臨むというのであれば、これから挙げる問題点に注意して取引してほしい。
ドル/円は、3月下旬に104.50アラウンドの安値を付けたが、その水準を底値にして、上下動を繰り返しながら上昇を続け、ゴールデンウィーク直前の4月下旬には、109.50アラウンドの高値を付けている。つまり、この1か月で、約5円も「ドル高円安」が進んだ。
市場参加者が極端に少なくなるゴールデンウィーク中に、その傾向が持続するのかどうかに注意を払う必要がある。なぜかと言うと、ドル/円には「潜在的な円高要因がある」と考えるからだ。
トランプ大統領が「ドル安円高」を望む可能性は常に持続している
米国は、日本から輸入する鉄鋼・アルミニウムに、輸入制限措置を実施している。欧州連合(EU)やカナダなど7カ国・地域は関税の適用を一時的に猶予しているのが、日本と中国には適用となっている状況だ。
先般行われた日米首脳会談で、安倍晋三首相は他の同盟国と同様に適用除外となるように交渉を進めたが、会談後の会見で、トランプ大統領は日本の鉄鋼・アルミ製品を適用除外にすると明言しなかった。そして、日米間での新しい貿易協定としては、トランプ大統領は二国間貿易協定がより望ましいとして、自由貿易協定(FTA)を推奨した。
トランプ大統領が、日米の貿易不均衡を解消するために、今後、さまざまな要求をしてくることが予想される。
今回の日米首脳会談で、為替に関してはテーマに挙がっていないが、日米貿易不均衡を解消するための一助として、トランプ大統領が「ドル安円高」を望む可能性は、常に持続している、と考える。
ゴールデンウィーク期間中に取引をする場合には、こうした問題が新たな展開を迎えるかもしれず、世界各国の動きから目が離せなくなる。せっかくの休みなのに気が休まることがないだろう。
それでも、保有しているポジションを整理して、ゴールデンウィーク中は取引を休むと決めれば、必要以上にニュースをチェックする必要もなくなる。
どちらを選ぶのかは、それぞれの投資家自身の判断だが、ただ一つ言えることは、ゴールデンウィークが明けても相場は存在しているということ。無理をしないで、のんびりと構えて、ゴールデンウィーク明けに頑張るためのエネルギーを養うことも、有益な時間の使い方ではないだろうか。
(2018年4月27日東京時間00:30記述)
◆松田哲(まつだ・さとし):三菱信託銀行、フランス・パリバ銀行、クレディ・スイス銀行などを経て、オーストラリア・コモンウェルス銀行のチーフ・ディーラーとして活躍。現在は松田トラスト&インベストメント代表取締役として外国為替や投資全般のコンサルティング業務を行っている。HPは「松田哲のFXディーラー物語」(http://matsudasatoshi.com/)。メールマガジン「松田哲の独断と偏見の為替相場」も発信中。
▲上へ ★阿修羅♪ > 経世済民126掲示板 次へ 前へ
投稿コメント全ログ コメント即時配信 スレ建て依頼 削除コメント確認方法
▲上へ ★阿修羅♪ > 経世済民126掲示板 次へ 前へ
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。