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日本の企業を蝕んでいる病の正体が分かった 「ゾンビ企業」が増えるワケ(現代ビジネス)
http://www.asyura2.com/18/hasan126/msg/794.html
投稿者 赤かぶ 日時 2018 年 4 月 22 日 14:30:05: igsppGRN/E9PQ kNSCqYLU
 


日本の企業を蝕んでいる病の正体が分かった 「ゾンビ企業」が増えるワケ
http://gendai.ismedia.jp/articles/-/55192
2018.04.22 辻野 晃一郎 アレックス株式会社代表兼CEO グーグル日本法人元代表 現代ビジネス


東芝、シャープ、三菱自動車や神戸製鋼、そして、森友学園の国有地取得をめぐる公文書改竄事件――相次ぐ大企業の不祥事・経営危機や、国家を揺るがす事態の裏側には、ある病巣があった。
ソニーのカンパニープレジデントや、グーグル日本法人元社長を経て独立起業した実業家・辻野晃一郎氏と佐高信氏の新刊『日本再興のカギを握る「ソニーのDNA」』では、組織に従順で挑戦しないものが出世し、「個」を大事にしない日本型大企業や現政権の問題について鋭く斬り込んでいく。



「戦争で儲ける国にしないために」

佐高さんと知り合うきっかけになったのは、『週刊文春』の連載だ。2014年10月から2016年12月までの2年ほど、私は週刊文春にビジネス連載を持っていた。

安保法制はじめ、安倍政権が次々と強引に進める施策と、それにただ迎合するだけの経済界に強い失望と危機感を覚え、警鐘を鳴らす意味で、同誌の2015年10月1日号の連載に「戦争で儲ける国にしないために」というタイトルの寄稿を行った。

その中で、佐高さんがテレビ番組で言及されていた中山素平など、平和主義を貫いた戦後の経済人の話を引用させていただいたのだが、それが縁となって佐高さんと知り合うことになり、以来、親しくさせていただいている。

佐高さんと私のバックグラウンドはまるで違うが、「反戦」「平和主義」ということにおいては完全に一致している。

私は、1984年4月に新卒でソニーに入社した。以来、20年余にわたって、同社で働くことは自分の生き甲斐であり人生そのものであった。

しかし、2006年3月に同社を退社し、翌年4月から米グーグルに転じた後、2010年10月には自分で独立起業した。

すなわち、私自身は、ソニー、グーグル、自分が創業したベンチャーという3つのまったく異なるステージを通じて世の中に関わり、グローバルビジネスの世界に身を置いてきた立場だ。

     
     辻野晃一郎

私が全力疾走で駆け抜けたかつてのソニーという会社は、今の時代でいえばグーグルやアップルを凌ぐほどの勢いを持つ、まさに日本の珠玉ともいうべき誇らしくて偉大な会社だった。

井深大と盛田昭夫という傑出した二人の創業者に率いられた個性豊かなエンジニアたちが、チャレンジを厭わず、困難から逃げず、数々の革新的な家電を生み出し続けて世界を席巻した。

そして何より、井深大は、中山素平などと並んで平和主義を貫いた戦後経済人の代表格でもあった。佐高さんは、かつて井深にインタビューしたときに、「アメリカのエレクトロニクスは軍需によってスポイルされる」と井深が言い切ったことが忘れられない、という。

そんなソニーを辞めた時、私は深い失意の中にあって、同社の将来に対する悲観的な見通しを禁じ得なかった。

創業者が二人とも亡くなり、ソニーがソニーでなくなっていく過程に翻弄されながら、なんとかソニーをソニーであらしめようと奮闘したが、結局自分の無力さを思い知らされただけだった。

当時の挫折感は今でもまだ時おり古傷のように痛む。

しかしながら、ソニーを辞めたことによってはっきりと見えた光景がある。

大企業と日本国が罹った「病」

それは、当時ソニーが抱えていたある種の病は、なにもソニー固有のものではなく、日本の電機業界や製造業全体、あるいはあらゆる産業セクター、さらには日本国全体に蔓延している「日本病」とでもいうべき病であったということだ。

原子力災害であらわになった東京電力の実態、東芝の粉飾決算と巨額損失、シャープの経営危機と台湾資本による買収、三菱自動車や神戸製鋼の不祥事など、表に出る症状こそさまざまに違っていても、裏には共通の病巣がある。

そしてついには、森友学園の国有地取得をめぐる公文書改竄事件を始めとした数々の政治スキャンダルによって、今や国家全体や日本の民主主義そのものが大きく揺らぐ事態に至ったが、これも基本的には同じ病巣に起因している。

今回、佐高さんと対談することによってその病巣を立体的に捉え直してみたいと思った。

戦後、数多くの経済人や文化人、政治家の行状をつぶさに観察し続けてこられた佐高さんのお話を伺うと、時系列でさまざまなことが繋がっていくようで実に学ぶことが多い。

佐高さんと語り合う中で、私が多くの日本企業や日本国の病巣として感じてきたことがかなり鮮明に検証できたような気がする。

     
     佐高信

その病巣とは、、@個人が組織や主君に滅私奉公する関係性の中で萎縮し思考停止した自己犠牲的受け身型障害、そしてA過去の成功体験から抜け出せないまま時代の変化に適応できなくなった重度の適応障害、とでも表現すべきものだ。

そしてこの@とAの病が、まるで合併症のように今の多くの日本企業、経済界、政界、日本国全体を蝕んでいるのだ。

佐高さんから、日本会議とも関連のある「修養団」という明治期から存在する国家主義的な公益財団法人の存在と、そこが行っている「禊研修」の話を伺った。

日本企業が自社の新入社員に対して愛社心を養生することを目的に、寒い時期に伊勢神宮の五十鈴川に浸かって明治天皇が詠んだ歌を全員で唱和するような内容の研修だという。

そのようなある種露骨な洗脳研修をありがたがる組織は、上層部に逆らわず、個人の主義主張や倫理観よりも、組織の都合や組織防衛を優先する従順な集団を常に求めているのだろう。

確かにそのようなまじめで従順な集団がこの国の成長と繁栄を支えてきた面があるのは事実だ。

しかし同時に、それが社長三代にわたって続いた東芝の粉飾決算や原子力ビジネスの巨額損失を生み出した体質そのものと深く関連している。佐高さんによると、実際、東芝は禊研修に参加する常連企業のひとつだという。

さらには、森友・加計問題などで暴走する政権を守るためだけに虚偽答弁を行い、情報を隠蔽し改竄する官僚たちの所作にも繋がっている。痛ましくも森友の公文書改竄事件では、近畿財務局の現場職員が自ら命を絶っていることも報道された。

東芝は、過去に華々しい成功体験を積み上げて繁栄した日本企業の代表格であり、官僚主導政治も、日本の目覚ましい経済成長を牽引した成功体験の大きな要因であった。

安倍政権は、官邸主導の名のもとに、内閣人事局を発足させてその官僚たちを取り込んだ。

しかし、東芝や森友の事例は、過去の成功体験の延長線上には、もはや破綻か自滅しかないことを何よりも雄弁に物語っているのではないか。

「群衆の叡智」の時代に

先日、日本にも投資先を多く持つ著名な米国人アクティビストと懇談する機会があった。

彼は、「日本企業で経営者になる人材というのは、社内政治を勝ち上がってきたというだけで、本来の経営能力があるわけではない。だから日本には『ゾンビ企業』が多い」と辛辣な言い方で彼なりに日本病を見抜いていた。

米アマゾンが第二本社を作るということで、米国の多くの地方都市はその誘致合戦にしのぎを削っている。自治体の中には、同社にその地域の行政判断の権限を与える提案をする動きまで出ている。

また、グーグルの親会社アルファベットは、グーグルのカナダ本社移転に伴い、トロント市の行政と一緒になってIT化された未来都市構築の計画を推進している。

すなわち、米国やカナダでは、力のある民間企業が行政から請われて政治にも大きな影響力を発揮する新たなステージに入っているのに対し、日本では、相変わらず民間が行政の権力者に擦り寄って利益誘導に躍起になっている旧態依然としたありさまなのだ。

経団連をはじめとした日本の経済界も、次世代に向けて毅然としたイニシアチブを執るどころか、アベノミクスに浮かれて安倍政権べったりだった。それが、働き方改革の不調や森友問題で政局が風雲急を告げる状況になったとたんに現政権の批判を始めている。

現代は、インターネットを始めとした技術革新によって、個人がエンパワーされ解放された時代だ。いわゆる、Wisdom of Crowds(群衆の叡智)の時代なのだ。

個人が組織や主君の犠牲になるのではなく、個人を最大限に尊重して活かすことが組織や主君の繁栄に繋がらなければならない。

グーグルには、don’t be evil(邪悪になるな)という言葉があったが、実際、正義感の強い人が多かった。組織内で発生する不祥事を見逃さずに、芽が小さい段階から問題の真相を究明し再発防止につなげていく健全な自浄能力がはたらいていた。

まさにWisdom of Crowdsが機能する企業風土に、これからの組織のあるべき姿を見るような思いがしたものだ。

最近も、ドローンの軍事利用に関する開発行為(Project Maven)を進めていることに対し、数千名のグーグル社員が反発の声をあげている。

ニューヨーク・タイムズの報道によると、社員らはサンダー・ピチャイCEOを非難する共同声明をまとめ、4月11日現在で既に3100名以上が署名したという。

抗議声明には「グーグルが戦争ビジネスに関わることはあってはならないことだ。我々はProject Mavenの中止を求め、グーグルやその関連企業が今後、戦争関連のテクノロジー開発を一切行わないことを宣言するよう要請する」とある。

日本再興に向けた勇気を喚起するもの

政局の変化によって改憲の発議は微妙になってきたが、何より憲法とは国民が国家を律するためのものであることが前提なのを忘れてはならない。

時の権力者やその権力を利用しようとする一部の人々の意向で改憲が進むようなことは決してあってはならない。

そもそも、「主権在民」や「国民主権」を謳う現在の日本国憲法は、まさにWisdom of Crowdsの時代を先取りした優れた憲法であることを再認識しておきたい。

日本病を食い止めるのは、良識ある個人一人ひとりの叡智や行動でしかない。

その時に我々に勇気を与えてくれるのが、世間の常識に捉われず、異端であることを厭わず、自由闊達を標榜し、個を尊重して世界から尊敬され繁栄したかつてのソニーだ。

日本病払拭と日本再興には、現代のグーグルにも通底する、かつてのソニーが育んだDNAが参考になるのではないか。その思いを佐高さんとの対談に込めてみた。

日本でも、いわゆるデジタルネイティブ、ネットネイティブなどと呼ばれる世代から、若く優秀な技術者や起業家、元気な新興企業がたくさん生まれている。

また昨年、経済産業省の若手官僚達がまとめた『不安な個人、立ちすくむ国家〜モデル無き時代をどう前向きに生き抜くか〜』という提言が話題にもなった。

新しい時代を作るのは常に若者たちだ。日本の古い体質とは無縁な新たな世代から、次世代の日本を担う前向きなエネルギーが沸き上がることに期待したい。


           
       かつてのソニーの企業風土から、カルト化する日本企業を斬る




 

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コメント
 
1. 2018年4月22日 16:40:38 : pHOOtINysU : OD2n3KUrksM[2]
>新しい時代を作るのは常に若者たちだ。日本の古い体質とは無縁な新たな世代から、次世代の日本を担う前向きなエネルギーが沸き上がることに期待したい。

ところがその若い世代が年長世代以上に日本の古い体質を引き継いでいるんだよな。


2. 2018年4月22日 20:44:16 : 0CejVRban6 : urcdmA9xc1s[8045]
金子勝氏
「自動車ガラパゴス化】BMWi3は電気自動車EVの大転換をすすめる。アベ内閣とコイケ都政が「東京五輪で水素燃料自動車」とガラパゴス化した腐食性の強い水素燃料をとなえる間に、日本から世界の先端技術から脱落しかねない。」
https://twitter.com/masaru_kaneko/status/987648943147307010

水素はやめて、EVで勝負しましょう。


3. 2018年4月22日 21:18:40 : YjTSZWJ9WM : QdXTtPIuDRU[56]
これと関連するかもしれませんが、もう一つの病巣として無責任社会があります。安倍首相のように、自分では命令しないで下の者に忖度させる手法を使えば、権限ある者が責任を取らないで済むことになります。企業の経営者が従業員派遣制度を使えば、その経営者は派遣労働者の人生に責任を持たなくて済むようになります。このように、権力者に便利なものが無責任社会を生んでいて、弱い者がその犠牲になっていれば、国民の前向きなエネルギーもしぼんで行くでしょう。

4. 2018年4月23日 15:00:47 : LY52bYZiZQ : i3tnm@WgHAM[-2768]
【経済の深層】機関投資家はこう動く!/パンダ?!/ドル沈没 180420
.
デモクラシータイムス.
2018/04/22 に公開
https://www.youtube.com/watch?v=lLzv87Y0w0s

5. 2018年4月23日 18:19:48 : G5Krr6jfCu : 58XzVvOvhW0[1]
その若い世代は散々メディアから垂れ流されるシジイからの弾圧を目の当たりにして投げている
チャレンジした若者などいくらでもいる
しかし注目を浴びた芽は略奪や迫害の憂き目にあうのだ、これで保守思考にならないほうがおかしい
結局は自ら死ぬことで次の世代に繋ぐというイニシエーションから目を背けている
老人の主張は詰まるところ皆同じだ「新陳代謝はしないが、イノベーションは起こせ」
こんなもの二律背反ではないか、何をどうしろと言うのか

6. 2018年4月24日 02:29:29 : MadvjSMLIE : PyVjSvMeZWA[1]
 
爺はグーグルやアマゾンを持ち上げ過ぎwwww


バカ個人を最大限に尊重して、新たな主君の犠牲になるだけだよ、

問題はバカかそうでないかだが、資本的繁栄しか目に見えない爺には
その個人が、バカかそうでないかなど、見通せないよ
 


7. 2018年4月24日 02:36:10 : TuHaWwxafI : rhC3jGshh8M[1]
 
Wisdom of Crowds(群衆の叡智)?
群衆に叡智など無い!


大知や群衆の叡智なんて聞くと
ちょっと前に集合知がーとか言ってた
ヴァカを思い出すわw

大衆に大知(群衆の叡智)なんか無い、あるのは大稚だよw
意図的かあるいは無意識的に見たい物を見るだけ

ただ、大衆にネットなどの「選択肢と考える機会」を
与えてしまったのは支配層の誤算だね
細分化され、マスゴミに一律誘導されにくくなったのは
大衆にとってはいい事だとは思う

それでも、狭い目線の先にあるのは
「見たいもの信じたいもの」だけ、なんだけどねw
 


8. 2018年4月24日 02:43:09 : TuHaWwxafI : rhC3jGshh8M[2]
 
 
web2.0とか、集合知wとか、破綻してんのにまだ期待してんの?

中川:彼らは要するに、ネットの理想や夢物語ばかりを一面的に語っていただけなんです。
それは原理原則論では正しい。

ですが、その“お花畑感”は、あられもないネットの現実に覆されていったんです。

人間の下世話な部分、汚い部分、せこい部分など、さまざまな欲望が露骨に表れるのが
ネットの世界ですから。理想論やキレイごとしか語らない彼らの薄っぺらさに、
次第にネットユーザーも気付いていきました。
 
 
中川: オレはとにかく、嘘つきが嫌いなんです。ツイッターで革命が起きましたか? 
ソーシャルメディアで世界が変わりましたか? ネットで人生がバラ色になりましたか?
バカが炎上する事例は掃いて捨てるほど発生するネットなんて、所詮は道具でしかない。
結局、使うのは人であって、その人の能力や個性、境遇に左右されるもの。

そんなの、当たり前の話じゃないですか。手段ありきでネットを礼賛する愚かさには、
本当に辟易しているんです。そういう言説に触れると、ネットのあられもない現実を
どれだけ知っているんだよと、いつもウンザリします。

web2.0、集合知、大知(群衆の叡智)なんてことを軽々しく口にするようなヤツは詐欺師ですよ。 


お花畑で飯が食えてきた爺共は、
あられもないネット群衆の「叡智」なるものを、もっと知った方がいい
 
 


9. 2018年4月24日 02:59:03 : TvaUbg8Yww : yL9nAuy47dA[1]
そもそも、グーグルやアマゾンて
軍需産業は諜報機関と密接に結びついて潤沢な資金を得ているから
採算を無視した事業も展開出来て大きくなったんだけどな
ある意味、民間企業じゃないよ

10. 2018年4月24日 07:08:29 : ubsqxr99nk : L8tnnf@OvnU[116]
助成金狙いの企業では、国は亡びるわな。

こんな企業が、身近にたくさんあります。

安倍のお友達に、国家の金振りまいている。

財政危機は近いのでないのか?


11. 2018年4月24日 13:38:16 : NSaLveHaho : xdaw4ktgztw[114]
日本には自然界に手を合わせることを自然にやっている人が多々いる。
それが次の産業に生かされ主流となることを願っているが、個々の経済には大いに貢献するが、大資本には塩素の逆流となって根底から溶かしてしまいそうだ。
良し悪しは別として、人間が自分の惑星と折り合いをつけて生きていけるのかの分岐点を歩んでいるようである。

個々を押しつぶす流れは何度も経験したように破綻の道であります。
日本は記憶があります、それを思い出して世界の人人と共有しましょう。
それが新しい日本の産業となればわれわれは救われます。

辻野 晃一郎さん、人類のために骨を折ってください。


12. 2018年4月24日 14:51:02 : bOnZrrxl8s : 3LKhmci_66k[1]
民主主義でなければ経済の発展はないのだ
いろいろな意見を聞き、いろいろな方法を試す
こういうことを繰り返していかないと、真実にはたどり着けないのである
民主主義と反対にある全体主義は、一部の人間が方向を決めたら、最後までその方向へ動いていくものである
方向が合っていれば最初の内は非常に上手くいくが、しばらくすると壁にぶち当たる
何事も、いつまでも状況は同じではない
民主主義であれば、変化に柔軟に対応できる
戦争中についていえば、ドイツや日本というのは方向を決めたら最後まで突っ走った
民主主義国の米国は、いろいろな方法を試し、軌道を修正していく
はじめは上手くいかなくとも、次第に良くなっていくのであり、最後には勝利するのである
何事にも、このことが言える
民主主義でなければ、国家も企業も組織でも発展はしない


13. 2018年4月24日 17:40:08 : z0SQdjEyNM : pYIKdJH9r_s[366]
日本人は忘れてしまったかもしれないが日本が一番うまくやった時代は
敗戦から始まった。

八紘一宇は嘘っぱちだったのだ。
繁栄するためには戦争も領土も侵略もイニシアティブも必要なかったのだ。
むしろそれらは枷になっていた可能性すらある。

皮肉なことにシャープは鴻海傘下に入って息を吹き返した。マツダもフォードの傘下に
日産もルノー傘下に入って息を吹き返した、どうやら負けた方が良いのかもしれない。
負けるが勝ちとはよく言ったものだ、領土なんか犬にでもくれてやれ。別に強い国でなくて良い。


14. 2018年4月24日 19:06:58 : FYv369TSRU : QnzxUAAntQQ[205]
腐敗こそ カネの生る木さ ゾンビには

15. 2018年4月24日 19:33:26 : A4AvZivHZs : VNftEPmtM9w[324]
13さんの まったく仰る通り 「戦争で儲ける」 なんてのは、まったくの嘘 幻想であった事は
戦後の日本が立派に証明しており 戦争に明け暮れていた戦前戦中の大日本帝国が いかに情けないほどの
究極の貧乏国家であったのかを考えれば 誰にでも判る事なのに、いまだに日本の企業経営者の中には
この幻想に憑りつかれている者が 多数いるという事実は 情けないの一言です

北は樺太 東は千島列島 西は朝鮮と満州 南は台湾から南洋諸島 今現在と比べ物にならないほどの
広大な領土を誇っていた大日本帝国が なぜあれほどの貧乏国家だったのか
対して、すべての領土植民地を取り上げられ 四島以前に戻らされた戦後の日本がなぜあれ程までに
世界中から羨まれるほどの奇跡的な経済発展を遂げたのか これ以外に説明できる論理は他に存在しない

※ 戦争など 経済を破壊するだけで無駄の極致 百害あって一利なし ※

戦争などの武力を背景に領土や植民地を獲得する事が 国家に富をもたらす事になるならば
近代の世界を制する超大国は アメリカでもソ連でもなく、ポルトガルかスペインでなくてはおかしい
かつては 七つの海を制したとまで言われたこの 「植民地支配国家」 が、近代に於いては次々と没落し
経済的には二流三流の斜陽国家となり 世界経済の 「お荷物」 にさえ成り果てた事実が物語る

≪武力で獲得した領土植民地が 富をもたらしたのは 弓槍刀で戦争していた中世までである≫

弓槍刀で戦争していた地域に 鉄砲さえ持ち込めば簡単に制圧出来た時代ならば 利益を上げられたのだが
近代に於いては 武器兵器が発達し過ぎて、「搾取できる利益」 よりも 「軍備を維持する経費」 の方が
遥かに上回って、植民地獲得は 赤字店舗を増やしているようなもの

● だから、戦争に幻想を抱くウヨ連中を私は 「馬鹿ウヨ」 と呼ぶのです ●


16. 2018年4月24日 21:33:46 : obVt2T3Urc : kda8XbQkqA4[166]

 >7さんに賛成

 「群衆の英知」などは 存在しない

 ===

 日本人の本質は 「奴隷根性」だ 忍耐と努力の国民だよね〜〜

 ===

 安倍に 騙されても騙されても 10年以上 安倍の言葉に期待していた
 


17. 2018年4月25日 03:05:59 : A4AvZivHZs : VNftEPmtM9w[325]
戦前戦中の日本が、いかに貧しかったか 如実に現したエピソードがある

『逸見じゅん 男たちの大和』によると、戦争始まって間もない昭和17年の事 戦艦大和が陸軍の兵士を
南方の戦地へ輸送した事があるという その時に陸軍兵士たちが 戦艦大和内で出された食事に驚き
「今日は何か特別 偉い御方の誕生日か何か なのでしょうか」  恐る恐る こう聞いたそうな
しかし、大和の乗組員たちは平然として答えた 「これが大和では 当り前の食事だ」 と言ったという

「肉や魚が 毎日出るのですか・・・」 陸軍兵士達は こう言って 絶句したという

つまり、当時の日本で 物資を最優先で獲得できる軍隊においてさえ、毎日のように肉や魚を食べていたのは
日本海軍の象徴 戦艦大和の乗組員のような、選ばれぬいた一部の兵士たち だけであった という事
これは、食糧事情が悪化した戦争終盤の話ではない まだまだ日本が勝っていた序盤でのエピソードである

あの当時の 自ら軍隊に志願した人間達の、その正直なる動機のほぼ大半を占めていたのは
「軍隊に入れば 腹いっぱいに食べさせて貰える」 これが、生き残った軍人達の回想であった事は
多くの元軍人達によって 証言されている それほど 戦前の日本の社会は 貧しかったという事

ちなみに 『逸見じゅん 男たちの大和』 は、100人以上におよぶ 大和の生き残り乗組員の証言と
日本各地の戦艦大和会および遺族会の監修のもとに編纂された著書であるからして、絶対に嘘など書けない
嘘や間違いがあったら立ちどころに指摘を受ける そういう状況で記された回想録のようなものだからして
この本に書かれている事は ほぼ事実だと考えて差し支えは無いのです。



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