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65〜70歳で子供の扶養家族になる選択肢、年金増額に加え税金還付も
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20180327-00000002-moneypost-bus_all
マネーポストWEB 3/27(火) 11:00配信
子供の「扶養家族」になると何が変わる?(写真:共同通信社)
もうすぐ65歳、年金の「繰り下げ受給」をしようかどうかと迷っているなら、子供と相談してはどうか。
夫婦で年金22万円もらえる標準モデル世帯の場合、2人そろって70歳まで受給を遅らせる繰り下げを選べば、70歳からの年金額は42%割増しされて月額約31万2400円になる。
その間は、退職金の取り崩しやアルバイトで生活をまかなうことになるが、「親子の資産」で考えると、65歳から70歳までは思いきって2人とも現役サラリーマンである子供の「扶養家族」になる方法がある。そうすれば親は年金割増し、子供は税金が還付されてウィン―ウィンの関係になるのだ。
同居していれば親の所得が年間38万円以下(アルバイト収入106万円以下)であれば、子供は親を扶養家族として税金の控除対象にできる。
両親とも扶養にすれば、子供の年収が500万円なら所得税と住民税を合わせて年間15万2000円、5年間でざっと70万円以上が圧縮でき、子供の年収が700万円なら5年で100万円以上の“節税”になるということだ。
「同居していない親でも扶養家族にすることができます。その場合、子供が仕送りなどで親の生計を支えているのが前提です。親は年金受給までアルバイトくらいしか収入がないのですから、親の生活費が月16万円なら、子供がその半分以上を仕送りしていれば生計をまかなっていると言えるのではないでしょうか」(税理士)
2倍になって戻ってくる
では、親が年金を65歳から受給した場合(子の扶養に入れない)と比べて、70歳繰り下げ+子供の扶養に入る場合とでは「親子の資産」の合計はどのくらい違ってくるか。
親夫婦が65歳から85歳まで年金受給すると年金総額は5280万円。それに対して夫婦とも70歳繰り下げ受給なら同じ85歳までの年金は割増し込みで5622万円、それに子供の“節税効果”の約100万円を合わせると、「親子の資産」はトータル442万円も得をする。
子供は仕送り期間の5年間は家計が大変かもしれないが、投資と考えてはどうか。月8万円の仕送りなら5年間で480万円。それが相続の時に440万以上の割増しがついて約2倍になって戻ってくると考えれば、決して損な投資ではないはずだ。
※週刊ポスト2018年3月23・30日号
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