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勝ち組産業の100円ショップ ダイソーは16年間で売り上げ倍に
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20180322-00000001-moneypost-bus_all
マネーポストWEB 3/22(木) 7:00配信
外国人観光客が数多く訪れる「ダイソー原宿店」(撮影/浅野剛)
「ワンコイン」の巨頭が代替わりした──。3月1日、100円ショップ最大手の「ダイソー」を展開する大創産業が社長交代を発表。1977年の創業以来、会社を率いてきた矢野博丈社長(74才)が退任して、後任社長に矢野氏の次男・靖二氏(46才)が就任した。
狙いは株式上場を見据えての経営刷新や経営トップの若返り。これまで会社を牽引した矢野前社長は会長に就任した。
2017年10月現在、国内3150店、海外26の国・地域に1900店を展開する業界トップの社長人事により「多様な商品を1つの店に集めて100円均一で売る」という日本独自のビジネスに改めてスポットが当たった。
現在、100円ショップは日本の一大産業になっている。業界トップのダイソーをはじめ、「セリア」「キャンドゥ」の大手3社を合計した市場規模は6800億円。
ダイソーの売り上げはここ16年間で2020億円から4200億円と倍以上にアップし、セリアもほぼ同時期に売り上げが7倍になっている。小売業の苦戦が伝えられるなか、100円ショップは“勝ち組産業”として走り続けている。
その象徴が東京・原宿の「ダイソー原宿店」だ。
そこにはこれまでのイメージとは全く違う光景が広がっている。竹下通りにある同店は大手家電量販店『ビックカメラ』の店舗とコラボ。買い物客たちは行き来しながら商品を物色している。近所に住んでいる70代女性が言う。
「便利で安いから毎日来ています。昔は金物屋さん、スーパー、文房具屋さん、電気屋さんと4軒まわらないと買えなかったものが一気に買えるのがうれしいわね」
また、店内の買い物客の半数は外国人観光客。1階の民芸品コーナーでは彼らに向けて、葛飾北斎の絵が描かれた暖簾や招き猫の置物、お箸や湯飲み、和柄の靴下などが所狭しと並んでいる。今や100円ショップは、国民の日常風景であると同時に、観光名所にもなっているのだ。
生活雑貨からパーティーグッズまでがズラリと並ぶ店内に、一歩足を踏み入れれば、日本の買い物文化の趨勢が見えてくるだろう。
※女性セブン2018年3月29日・4月5日号
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