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「75歳から」にダマされるな!年金は早くもらうほど得をする いますぐ「繰り上げ受給」の手続きを(週刊現代)
http://www.asyura2.com/18/hasan126/msg/390.html
投稿者 赤かぶ 日時 2018 年 3 月 11 日 18:53:15: igsppGRN/E9PQ kNSCqYLU
 


「75歳から」にダマされるな!年金は早くもらうほど得をする いますぐ「繰り上げ受給」の手続きを
http://gendai.ismedia.jp/articles/-/54695
2018.03.11 週刊現代  :現代ビジネス

再び、年金改変の議論が始まった。目玉は、75歳への繰り下げ受給が可能になることだという。年金の支給をなんとか先送りしたい――そんな政府の思惑が背景にある。やはり、繰り上げ受給が正解だ。

知っている人は選んでいる

2月16日、政府は新たな「高齢社会対策大綱」を閣議決定した。注目は、公的年金の受け取りを70歳以降に後ろ倒しできるようにする内容だ。

経済アナリストの森永卓郎氏は、政府が「年金70歳時代」に向けて動き出したと憤る。

「今回発表した大綱の裏には、現在65歳からとなっている公的年金の支給を70歳に切り替えるという意図が透けて見えます。

もちろん、政府は表向き、年金支給のタイミングを65歳以降に変更することは否定していますが。ただ、同じ大綱で、60代後半の約7割が働く社会を想定している。

これは、定年を延長させて65歳まで働かせ、最終的に年金支給を70歳からにするための環境を整えたということです」

現在、基礎年金(国民年金)と厚生年金の定額部分の支給開始年齢は65歳からで、厚生年金の報酬比例部分は順次引き上げられ、'25年までには65歳からになる。

基礎年金は現状でも繰り下げて受給することができる。70歳からの受給にすれば、65歳からの受給に比べて月額は42%アップする。75歳まで遅らせたときも同じ割合で増えると仮定すれば、受給額は84%も増える(対65歳時受給額比)。

現在の国民年金の受給額は年間77万9300円(保険料を40年納付した場合)だから、これが143万3912円にもなるわけだ。

これからは「人生100年時代」がやってくるという。100歳まで生きるとすれば、75歳から国民年金を受給すると、受取総額は約3728万円。一方、65歳から受給したときの総額は約2805万円だ。

その差は実に1000万円近くにもなる。単純計算なら、受給を遅らせたほうが得かもしれない。

政府も遅らせれば遅らせるだけ得かのようにアナウンスするが、ダマされてはいけない。そもそも年を取ってから、そんなにおカネが必要だろうか。実際は年を取るにつれて、おカネはどんどん必要なくなっていく。統計からも明らかだ。

今年発表された総務省統計局の「家計調査報告」('17年)によれば、世帯主が60〜69歳の消費支出は平均月額29万84円(2人以上の世帯)。

対して、70歳以上の世帯は月額23万4628円だった。75歳以上の世帯に限れば、月の支出は21万5151円にまで減少する。

社会保険労務士の田中章二氏はこう話す。

「現在、公的年金を繰り下げて受給している人は、全体のわずか1.4%にすぎません。約6割が65歳からの支給を、約3割が繰り上げ受給を選択しています。

60歳からの繰り上げ受給を選択している人も全体の4%程度います。たしかに60歳からの受給だと月額は65歳からの受給に比べて、7割に下がります。76歳7ヵ月を超えて生きれば、公的年金の受取総額は65歳受給に比べて少なくなる。

ただ、考えてもみてください。年金を受け取っても、使えなければ意味がありません。受給開始を待っていて寝たきりになってしまったら、それこそ元も子もない。

私は、公的年金は老後の生活を充実させるものだと考えています。なので、私も夫婦で繰り上げを選び、年金を活用して、元気なうちに旅行をしようと決めました。

動けなくなったときに年金が月に1万〜2万円多くなるよりも、元気に楽しく暮らすうちに使えるおカネを確保するほうがいいと考えたのです」

死んだらわずか32万円

厚生労働省が発表している「簡易生命表」によれば、現在60歳の男性の平均余命は23.67年、女性は28.91年。これに従えば、男性は83歳、女性は88歳を超えて生きることになる。

公的年金を70歳まで繰り下げて受給する場合、81歳9ヵ月より長く生きれば、65歳からの受給よりも受取総額は多くなる。これだけ見れば、繰り下げ受給のほうが得のように思えるだろう。

だが、得をしようと繰り下げを選択しても、国民年金は受け取り開始前に亡くなってしまうと、死亡一時金しかもらえない。この金額は、保険料を420ヵ月(35年)以上支払った人でも上限32万円。

70歳からの年金受給を楽しみにしていても、69歳で死んでしまえば、国民年金を32万円だけ受け取って、それでおしまい、なのだ。

まして、それをさらに5年遅らせるとなると、せっかくの国民年金がパァになるリスクは格段に高まる。

年金は楽しく老後を暮らすためのもの。決してギャンブルではない。もらえるおカネが約2倍になるからといって、受給を10年も遅らせるのは絶対に避けたほうがいい。手堅く、一刻も早く受け取るのが正解だ。

繰り上げ受給の手続きは簡単だ。まだ60歳になっていない人は、60歳の誕生日を迎える3ヵ月前に日本年金機構から封書で『年金請求書』が送られてくる。

この請求書に加えて、最寄りの年金事務所でもらえる「繰上げ請求書」に署名し、住民票や年金手帳などと一緒に申請すればいい。繰り上げ希望の理由を申告する必要もないので、手続きは難しくない。

60歳を過ぎたが、まだ年金をもらっていない人、あるいはすでに繰り下げを申請している人も、改めて申請すれば、すぐに年金を受け取れるよう手続きすることが可能だ。早速、年金事務所に行って問い合わせてみよう。

「100年安心」はウソ

定年後も健康に恵まれ、好きな仕事に再就職できるという幸福なケースもある。そうした場合に気をつけたいのが、せっかく繰り上げ受給を選択しても、会社組織に勤めると、「在職老齢年金」が適用され、年金額が一部、または全部削られてしまうこと。

そんなとき、公的年金を減額されないために、「個人事業主」になる方法がある。

ファイナンシャルプランナーの大沼恵美子氏が解説する。

「60歳以降も年金を全額もらいながら働きたいのであれば、勤め先との雇用契約ではなく、個人事業主として請負契約を結べばいいでしょう。こうすれば、厚生年金から外れるため、在職老齢年金に引っかからず、本来の金額を受け取りながら働くことができます。

しかも、自営業者には種々の節税の方法もあるので、同じ収入なら実入りは多くなるはずです」

勤務形態に注意を払えば、「在職老齢年金」を避けることもできる。

具体的には、@週5日勤務制の会社の場合、週3日未満の勤務にする、A1日8時間労働の会社の場合、1日4時間未満の勤務にする、B月14日未満の勤務にする、C役員の場合は、常勤ではなく非常勤として、報酬を一般従業員の半分以下にする、のうち、いずれかに該当すれば、在職老齢年金は適用されない。

高齢者数は増加を続け、労働人口は減少の一途をたどっている。国民年金の未納率も約4割と高止まりが続いている。収入が減り、支出が増えるのだから、このままでは年金制度が立ち行かなくなることは自明の理だ。

政府は'04年に年金は「100年安心」と胸を張ったが、嘘っぱちだ。今後、年金の支給年齢を遅らせるよう、法改正を行うことは明白である。

ファイナンシャルプランナーの紀平正幸氏がこう警鐘を鳴らす。

「公的年金の支給開始年齢を現在の65歳から、欧米では一般的な67歳または68歳にすることも考えられています。いずれそうなるのは間違いありませんが、法改正などをしなければなりませんので、決定してから5〜10年後の施行になります。

ですから、現在55歳以上であれば、いままでどおり65歳から受給できると考えておいていいでしょう。しかし、54歳より下の世代は67歳以降の支給になる可能性は十分にあるのです」

今後、年金の支給額が減ることはあっても、増えることはありえない。だったら繰り上げをして年金をもらっておいたほうが安心でお得なのだ。

もちろん、年金の繰り上げ受給にも、欠点は存在する。前述のとおり、受給額は65歳受給に比べて7割に下がるし、一度繰り上げ受給を選ぶと、その変更や取り消しはできない。

また、繰り上げ受給を選んだ後、65歳になるまでに障害を負った場合、「障害年金」がもらえなくなる。

さらに、65歳になるまでに配偶者が亡くなり、まだ18歳未満の子供がいる場合でも、遺族年金か、繰り上げた年金かのどちらか一つの年金しか支給されない。

だが、こうした欠点を考えても、75歳まで公的年金の受け取りを遅らせて、受給前に死んでしまうリスクと天秤にかけると、繰り上げ受給のほうが確実なのは論をまたない。

繰り上げ受給後、重病になった際には、高額療養費制度で治療費を軽減できるし、年金を受給する年になって、18歳未満の子供がいるのは相当マレなケースだ。

前出の大沼氏が言う。

「繰り上げ、繰り下げを考えるとき、どの年齢から受取総額が得になるかの『損益分岐点』が話題になることが多いのですが、これはあまり賛成できません。

それよりも自分がどんな老後を過ごしたいのか、それにはどれくらいおカネがかかるのかを考え、年金をどうもらうかを考えるべきでしょう。

私の周りにも60歳から繰り上げて受給している人がいます。そのおカネで、夫婦で美味しい食事や旅行をして、老後をエンジョイしている。これは決して悪い選択肢とは言えません」

60歳以降も健康を維持しながらバリバリ働く――国が想定するようなシニアの生き方も否定しない。だが、そんな人はスキルと人脈が豊富な一握りの人間だけ。多くの人は、還暦を過ぎても現役時代と同じようには働けないはずだ。

だったら、年金が支給されるまで5年も10年も倹約生活に甘んじるより、すぐにでも年金を受け取って余裕のある生活をしたほうがいい。これが、賢い年金の受け取り方なのである。

         
※国民年金保険料を40年間支払った場合で試算。75歳受給の受取額は、70歳受給時と同じだけ割り増しされると仮定して計算した


「週刊現代」2018年3月10日号より



 

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コメント
 
1. 2018年3月11日 18:58:14 : XdiOah5Q1w : IQcKyNTjVI0[1]
総額はその通りだが、問題は月額だろう。
終身である程度以上の月額を確保できるかが問題だろう。

2. 2018年3月11日 20:29:19 : 5ZdYBa9Tj2 : 9F46j29MGL8[1]
そうそう
月額幾ら?につきる

3. 2018年3月11日 22:33:12 : jXbiWWJBCA : zikAgAsyVVk[1009]

>年金は早くもらうほど得をする いますぐ「繰り上げ受給」の手続きを
>実際は年を取るにつれて、おカネはどんどん必要なくなっていく

これもデマ

インフレや急な医療出費、事故・災害など多くの不慮の出費を無視するのは楽観すぎる

そもそも年金もまた、投資同様、その本質は賭けであり

明らかに高齢化が進む現状では、今後は益々、繰り下げの方が得をする確率は高くなる

普通の人は、ほぼ確実に90以上生き、特に健康に注意する人は、かなりの割合が100歳を超えて生きるようになるだろう



4. 2018年3月11日 23:04:45 : rwgORSmgTI : ySbarMWNCPU[375]
俺は60歳から年金をもらい始め、年2〜3回の海外旅行を楽しめた。
でも66歳で大病を患いそれ以は後旅行もできなくなり欲しいものもないので支給された年金すら使いきれない。
年金を早くからもらっておいてよかった。

5. 2018年3月12日 09:39:16 : 0qZDOjot4w : zqHXmj1gvfY[201]
 新聞の訃報欄をしばしば読むが最近はかなり若い人が相当数なくなっている。平均寿命が延びたからと言って個々人の寿命は夫々ばらばらだ。

 天寿を全うできる人は相当な幸運に、恵まれた人という事だろう。

 年金受給繰り下げ繰り上げの選択は「賭け」的要素があるので、各自自分で健康状態と経済状態を総合的に判断して選べばよいこだろう。簡単に「繰り下げがよい」とも「繰り上げが良いと」もいえぬ。

 


6. 2018年3月12日 13:00:10 : yKH47CyzJ2 : yWUVUk6dBWM[1]
できるだけ支給開始年齢を上げて、死ぬのを待つ作戦。チェルノブイリでは公的年金が死亡率上昇で破綻を免れた。

7. 2018年3月12日 15:46:07 : z0SQdjEyNM : pYIKdJH9r_s[312]
実質的な破綻というこってす。

知ってる人は知っている。
年金制度がねずみ講と全く同じ、自転車操業であることを。

子ねずみの数が親ねずみより多いのを前提としている制度であることを。

そして子ねずみがどんどん減っていることを。
従って将来必ず支給額を減らさなければならないことを。


8. 2018年3月13日 12:33:14 : K2OfWaCP62 : 19ntmqJTF_U[12]
年金の始まった理由

戦争資金を集めるためなのだ


9. TondaMonta[409] gnOCj4KOgoSCgYJsgo@CjoKUgoE 2018年3月14日 17:01:55 : sNJk2Wl6zA : zwdRAPe9tZA[3]
損益分岐点は実験計画法という高校時代に習った方程式の交点です。

恥ずかしながら,幼少の頃より病気がちだったので60歳定年で職を辞め,7割の年金で我慢しています。世界各地を旅行していますが、足腰が立つうちに世界を回って良かったと思っています。
ところで2ヶ月に一ぺんもらう年金ですが,65歳になるとその誕生日から増額されるのですが,支給開始が4ヶ月後なのです。なぜなのでしょうか。やはり年金総額が減っているのでしょう。

問題は,FPなどを使って政府が年金は遅れてもらった方が得だと宣伝していることです。これは許せません。誕生日付きから直ぐ満額支給とすべきです。

ところでカンボジアやブルガリアでは銀行利子が4%です。カンボジアはドル入金ですが,日本で貯金するより大いにお得です。カンボジアを往復する旅費だけがかかかりますが,1100万円分のドルを預金すると、一年間で44万円の利子がもらえます。1100万円無い方にはすみませんが550万円なら年22万円の利子ですから,往復飛行機・ホテル滞在費を考えれば15万円ぐらいでOKですから,5年間で220万円から110万円の利子です。引き算すれば,105万円から95万円の利子です。格安航空券を使うと座席が狭いので若いうちがいいですね。

その間,何も手続きは必要ないので,平和である限り,安心です。但し欠点は円安になれば儲けが増えるし,円高になれば予定の利子がもらえないという点です。これは幸運に任せるほかに手はありませんが,「円安」を見計らって換金すれば大儲け。しかも,税務署には知らせなくても構いません。マイナンバーさえ教えなければ,ばれません。バレバレません。

皆さんが海外預金というかカンボジア預金をすればするほど円安になりますから,賛同者が増えてくれることを祈っています。但し2つ目の欠点は後になればなるほど円安になる可能性が高いのでドルへの換金が減ることです。ドルから円への転換はギャクに手取りは多くなります。これは長所。

ブルガリアに住んでいる方の話はブログ『芳ちゃんのブログ』のご主人に尋ねればすぐわかるようです。手元資金がある方は楽しんでやってクンなまし。


10. TondaMonta[410] gnOCj4KOgoSCgYJsgo@CjoKUgoE 2018年3月14日 17:05:06 : sNJk2Wl6zA : zwdRAPe9tZA[4]
訂正:スンマへん。

 誤  5年間で220万円から110万円の利子です。
 正  5年間で22万円から11万円の利子です。

年を取ると脳の働きが落ちることも計算に入れてください。これって弁解?


11. TondaMonta[411] gnOCj4KOgoSCgYJsgo@CjoKUgoE 2018年3月14日 17:09:18 : sNJk2Wl6zA : zwdRAPe9tZA[5]
再訂正:

>9は正しかったと思います。「10」を削除してください。
認知症の始まりで済みません。えっと、すでに重症?そうかもしれません。

飛田悶田がカンボジアからお送りしました。


12. 2018年3月14日 18:28:05 : i3Ndt2rWYq : S_Vy_E9Efhw[1028]
支給額の減額を口にする政府だからなぁ。
そりゃ減額が発生する可能性が有るのなら、先に受け取る方が安全だろう。
加入時の条件を満たせない時点で、加入からすれば単なる詐欺。
その上詐欺師の甘言を何処まで聞き入れるのが安全か、って考えればな。

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