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お金の使い方でわかる、出世する人・しない人〈dot.〉
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20180227-00000039-sasahi-bus_all
AERA dot. 3/1(木) 16:00配信
経費の使い方ひとつで、「あの人はせこい」という印象を周囲に与えてしまう?(※イメージ写真)
【お金の教養】「お金は人を映す鏡」と肝に銘じる。(『お父さんの「こづかい」は減らすな!』から)
その人のお金の使い方を見れば「出世するか・しないか」がわかる、と明かすのは日本最大級のマネースクールであるファイナンシャルアカデミーの代表・泉正人さん。先頃、『お父さんの「こづかい」は減らすな!』(朝日新聞出版)を出版した泉さんに、ビジネスパーソンが心がけたいお金の使い方についてのお話を聞きました。
* * *
皆さんの仕事場に、こんなお金の使い方をしている人はいないでしょうか?
・会社から交通費が出るなら、歩いて行ける距離でも必ずタクシーを使う。
・経費で落とせる打ち合わせなら、コーヒーだけでなく軽食も一緒に頼む。
・会社がお金を出してくれる飲み会なら、できるだけ高級そうなお店を選び、メニューのなかから自腹では食べないような高い食べ物やお酒を注文する。
・それでいて自分のお金の使い方には厳しく、飲み会では1円単位まできっちり割り勘にする。
こんなお金の使い方をしている人に対して、周囲はいい印象を抱くでしょうか? 会社のお金をムダに使う行動を、本人は「バレないようにうまくやれば大丈夫」なんて思っているかもしれませんが、大間違い。人は意外と他人のお金の使い方を見ているものです。
経費の使い方ひとつで、「あの人はせこい」という印象を周囲に与えてしまいます。数百円、数千円の得をしたと本人は思っているかもしれませんが、周囲からは「お金に汚い人」と思われてしまい、「信頼」を失っているのです。
信頼を失った影響は、後々出てきます。たとえば社内で大規模なプロジェクトをスタートするにあたって、誰に任せようかとなった時、いくら社歴が長かったとしても、このようなお金の使い方をする人はまず選ばれません。
「アイツはコスト感覚がないから」「接待ばっかりして、その割には営業成績よくないんだよな」「経理からマークされているらしい」などと言われた揚げ句に、プロジェクトはほかの人に任されることになるでしょう。
大きな仕事を任されなければ、いい成績を上げることもできません。その結果、出世もままならず、いつまでたっても安月給のまま……。ついには後輩にも追い抜かれるかもしれません。
経費を1000円、2000円とちょろまかすことで、短期的には得しているけれども、長期的に見れば周囲からの信頼を失い、本来得られるはずの収入アップがなくなり、金銭的にも大きな痛手を被っているのです。
「お金は人を映す鏡」と私は思います。お金の使い方に、人そのものが映し出されるからです。よく「お酒を飲むと人間性が出る」とか「車の運転には性格が出る」と言われていますが、じつはお金の使い方のほうがより人間性や性格が出ます。
「お金を持つようになってアイツは変わったよね」という言葉を耳にしたことがあると思いますが、お金を持ったから変わるのではありません。単にその人の性格が、大金を持ったことによってズームアップされただけなのです。
では反対に、「出世する人」は、どのようなお金の使い方をするのでしょうか。答えは「会社のお金でも、自分のお金と同じように判断をする」です。
たとえば会社の近くに、同僚と飲む時にも、職場の懇親会を開く時にも、使い勝手のいい飲食店があったとします。そこには、380円と580円の2種類のビールがあります。同僚と飲む時、あるいは会社のお金で飲む時に、どちらのビールをオーダーしているかで、その人の資質が問われます。3つのパターンで考えてみましょう。
まずひとつめのパターン。同僚と自腹で飲む時には、いつも380円のビールをオーダーする人が、会社のお金で飲む時になると580円のビールをオーダーしていたら。周りの人は、「いつも安いビールしか飲まない人なのに、会社のお金だと高いビールをオーダーするんだな」と思うのではないでしょうか。
次のパターン。同僚と自腹で飲む時にいつも580円のビールをオーダーしている人が、会社のお金で飲む時にも同じ580円のビールをオーダーしていたら。これは、周りの人にとっても違和感がありません。「ビールへの強い好みがある人なんだな」と感心されるかもしれません。
そして最後のパターン。同僚と自腹で飲む時にはいつも580円のビールを飲んでいる人が、会社のお金で飲む時には380円のビールをオーダーしていたら、周囲の人はどう感じるでしょうか? 「この人は、自腹では高いビールをオーダーするけど、他人のお金だと安いビールでガマンしている、素晴らしい人だな」と感じるのではないでしょうか。
会社のお金だからといってムダに使い、一方で自分のお金には細かいという人は、周囲から信頼されません。反対に、自分のお金はおおらかに使っていても、会社のお金については厳しいコスト感覚を持っている人は、周囲から信頼されます。
たった200円の判断の差でも、その判断が周囲に与える印象は大きく変わってきます。正しいお金の使い方をすれば、そこで得た信頼はとても大きなものとなって、将来必ず自分に返ってくるのです。(取材・構成/平行男)
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