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クレジットカードで使った以上に貯金が減る!便利さの意外な落とし穴
http://diamond.jp/articles/-/161163
2018.2.26 横山光昭:家計再生コンサルタント ダイヤモンド・オンライン
クレジットカード生活にしてから
使った以上に貯金が減ってしまう
皆さんも、1枚くらいはお持ちですよね、クレジットカード。キャッシュレス化が進んでいる今、日々の支払いに愛用している方は多いと思います。ポイントがたまったり、モノによっては割引されたりと、魅力的で便利なサービスが付加されていますよね。
しかし、便利さ故に、使い方に気を付けなければいけない側面もあります。
「クレジットカード中心の生活に切り替えてから、使った以上に貯金が減っている気がするんです」
そう語るのは、家計相談にやってきた独身会社員のKさん(36歳)。もともとは、「どれくらい使っているのか分からなくなると不安だから」という理由で、“現金主義”だったといいます。ですが、「ポイントも貯まるし、割り引きもあるからお得だよ」と先輩に勧められ、数年前からほぼ全ての支払いをクレジットカードに切り替えました。
確かに、実際、クレジットカードを使って生活してみると便利でした。ATMで現金を下ろす必要もありませんし、手軽に買い物もできるからです。
また、同時に先輩に勧められた「家計簿アプリ」に、クレジットカードと金融機関の口座情報を登録してみると、わざわざ自分で家計簿をつけなくても、すぐに自分の資産状況が分かり、「非常に便利。なぜ、今まで使わなかったんだろう」と思ったそうです。しばらくは面白くて、カードを使うたびにアプリを開いて確認していました。
ところがです。そんなカード中心の暮らしに切り替えて半年ほど経ったある日のこと、「なんか、口座のお金が減っている」と気づきました。光熱費や家賃、通信費、生命保険料、そして買い物の代金など、クレジットカードを利用して支払ったものの詳細は、全てアプリに記録されているはず。ですが、記録されている金額よりも、減っている金額の方が多いのです。
現金支払いの管理と
リボルビング払いに落し穴
その理由の一つは、「現金支払い」にありました。ランチで利用する飲食店や、節約のために行く格安スーパーなど、カード決済ができない店も少なくありませんでした。家計簿アプリには、そうした店で現金で支払った場合、もらったレシートを撮影すると自動的に記録してくれるサービスがついています。しかし、いつしかKさんはそれさえも面倒になり、撮影していませんでした。
しかもです。Kさんに詳しく話を聞いていると、さらに大きな問題がありました。生活費のやり繰りに困りたくないと考え、クレジットカードの支払いを毎月、一定の金額にする「リボルビング払い」を利用していたのです。
リボルビング払いは、確かに、毎月の支払い額を一定に抑えられるため、買い物がしやすく、支払いの計画も立てやすくなります。
ですが、いくら使っても返済は一定額なので、その額を超えて利用した分だけ借金の残高は積み上がっていきますし、それに対して利息もかかります。しかも、その利息は15%前後と高い場合がほとんど。毎月の返済額には利息を含むので、元金がなかなか減らず、いつまで経っても支払いが終わらないという状況に陥ってしまうのです。
月々の返済額が一定のため
利用総額が把握できなくなる
さらによくないのは、月々の返済額が変わらないことで、次第に「利用総額」が把握できなくなってしまったこと。その上、アプリの記録確認も面倒で、おろそかになってしまうという悪循環を起こしていました。
もちろん、クレジットカードやアプリが全て悪いというわけではありません。そうではなく、自分に甘い性格のKさんには、こうしたサービスが向いていなかったのです。
家計診断を終え、自分の行動を反省したKさん。しかし、現金をあまり持たない生活自体は便利だと感じていました。そこで、Kさんには、「LINE Payカード」という「プリペイドカード」の利用を勧めました。
プリペイドカードとは、利用者があらかじめカードに現金をチャージし、その範囲内でクレジットカードと同じように、VisaやMastercard、JCBなどの加盟店で利用できるカードです。
これであえば、チャージした金額の範囲内でしか利用できませんし、利用するとその利用額と、決済後の残高がLINEトークで知らされ、使ったお金が嫌でも見えます。しかもポイントの還元率が、クレジットカードの場合は多くても1.5%程度なのに対し、LINE Payカードの場合は利用額の2%なので、“お得感”もあります。
そもそも昔のKさんは、「クレジットカードをうまく使う自信がない」と言い、特別な買い物にしか使っていませんでした。にもかかわらず、「今はキャッシュレスの時代だ」「最新のアプリで資金を管理するなんてかっこいい」などと思い、背伸びしてクレジットカードを利用してしまったことも、間違いでした。
Kさんのみならず、クレジットカードの便利さに流されてしまう人は少なくありません。現金とは違って、“見えないお金”を使う際には、どのように把握し、管理していくのか、自分に継続できる方法なのか、きちんと考えておかないと失敗します。
プリペイドカードやデビットカードなら
現金と近い形で利用できて失敗はない
今は、クレジットカードに似たツールも複数出ています。前述したプリペイドカードもその一つ。また、預金口座と紐付けられた決済用カードで、決済すると代金が即時に口座から引き落とされる「デビットカード」もあります。銀行口座の残高の範囲内でしか使えませんから、こちらも現金に近い形で利用できるものです。
アプリだって、それぞれに特徴的かつ、便利な機能が付いていますから、使うのであればきちんと活用しないともったいないですね。
それぞれのメリット、デメリットを比較し、自分の性格や生活スタイル、お金の使い方などを考えながら、自分に合ったツールを活用していきたいものです。
(家計再生コンサルタント 横山光昭)
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