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ガソリン車、存続の危機…エンジン部品メーカー、生産撤退始まる(Business Journal)
http://www.asyura2.com/18/hasan126/msg/159.html
投稿者 赤かぶ 日時 2018 年 2 月 20 日 00:49:30: igsppGRN/E9PQ kNSCqYLU
 

ガソリン車、存続の危機…エンジン部品メーカー、生産撤退始まる
http://biz-journal.jp/2018/02/post_22383.html
2018.02.19 文=舘内端/自動車評論家 Business Journal


 


■住友化学、排ガス浄化装置から撤退

 住友化学は欧州でのディーゼル排ガス浄化装置の中核的な部品であるDPF(ディーゼル・パーティキュレート・フィルター)事業から撤退する。フォルクスワーゲン(VW)のディーゼル車排ガス不正問題の発覚などでディーゼル車への逆風が強まり、電気自動車(EV)へのシフトが鮮明になったことが撤退の要因である。こうして部品メーカーが撤退を始めると、エンジン車の生産に暗雲が立ち込めはしないだろうか。エンジン車メーカーは、新たな対応が求められるに違いない。

■DPFは大気汚染防止の守り神

 ディーゼル・エンジンは圧縮して高温になった空気で燃料の軽油に火を点けるため、完全に火が点かず、燃えカスが出やすい。これが黒煙である。その中に微粒子が含まれており、とくに近年は1000分の2.5ミリ(2.5マイクロメーター)という超微粒子(PM2.5)の健康に及ぼす被害が明らかとなっている。

 PM2.5は、北京、上海など中国の都市をはじめとして、パリ、ロンドン、ローマなど欧州主要都市の大気汚染を悪化させている主要物質であり、ディーゼル排ガスに多く含まれることから、DPFの取り付けが義務付けられている。DPFはディーゼル車にとって必須の部品である。

 DPFは、ディーゼル・エンジンの排ガスに含まれる有害物質であるPM(パーティキュレート・マター:粒子状物質)をフィルターで集め、燃料である軽油をDPFの中に噴射して燃焼させ、除去する装置であり、生産には高度な技術が求められる。

 かつてはPM10といった少し大きめの微粒子の除去が規制されていたが、大気汚染の劣悪なカリフォルニア州を抱える米国では、1990年代の初頭からPM2.5の除去が健康被害の防止に必要だといわれてきた。

 だが、日本も欧州も規制が始まったのは最近のことであり、欧州のディーゼル排ガス問題の深刻化には、こうした規制の遅れが無視できない。ディーゼル車を存続させるのであればDPFは必須であり、生産メーカーが相次いで撤退するのであれば、自動車メーカーは自ら開発、生産しなければならなくなる。

■ガソリン車にはGPFが必要になる

 ディーゼル車の存廃にかかわる重要な部品の生産から撤退するという住友化学の動きは、他のDPFメーカーが存在するとしても、ディーゼル車の存続にとって暗雲であることは免れないだろう。ディーゼル車を生産しようにもパーツが購買できないのでは、どうしようもないのだから。

 ディーゼル車への逆風が強まり、EVシフトが鮮明になる昨今、DPF需要の激減は明らかであり、DPFメーカーは減産に迫られるのは明らかだ。背に腹は替えらず、住友化学のように早期の撤退を決意するメーカーが現れてもおかしくない。

 そうしたなか、DPFメーカーに朗報がある。今後はガソリン車にもDPFが必要になるのだ。ただし、正確にはDPFではなくGPF(ガソリン・パーティキュレート・フィルター)である。

■金融機関は果たして融資するか

 今後、燃費規制、二酸化炭素(CO2)排出量規制はさらに強まる。EUではCO2排出量を1キロメートル走行当たり66グラム以下にすべしという非常に厳しい規制が2030年以降に実施される可能性がある。これを日本流の燃費に換算すると、およそリッター35キロメートルである。

 こうした超燃費のガソリン・エンジンにするには、ディーゼル・エンジン並みに薄い混合気で燃やさなければならなくなる。超超希薄燃焼だ。これによってガソリンに火が点きづらくなり、燃え残り(PM)が多く出る。これを除去するにはGPFが必要になる。

 最近、欧州の自動車メーカーばかりか国産メーカーも燃費向上を狙って採用するようになった直噴ターボエンジンは、PM2.5の排出量が多く、GPFが必要になる可能性が高い。DPFメーカーはGPFの生産もすることになり、かつガソリン車はディーゼル車よりもずっと多いので、生産量は倍加する。では、生産設備の拡大は可能だろうか。危惧すべきは、金融機関からの融資だ。

 そうこうしている間に、主要国ではガソリン車も含めた内燃機関自動車の販売が禁止される。ノルウェーでは2025年から、スウェーデン、インドでは30年から、イギリス、フランスは40年からだ。DPFもGPFも不要になる。その生産システムも不要になる。金融機関からの融資は難しい。

■エンジン車存続のキャスティング・ボートは部品メーカーが握る

 エンジン車の存続のキャスティング・ボートは、産業の頂点に君臨する自動車メーカーが握っているわけではない。高度な技術を持つ部品メーカーの離脱こそが、エンジン車生産の息の根を止める。

 遠くない将来にエンジン車の販売が禁止される。しかし、住友化学のようにエンジンの重要な部品の生産から撤退が相次ぐと、禁止される前にエンジン車の生産は実質的に不可能になる。それとも自動車メーカーは多くの部品メーカーにM&A(合併・買収)をかけて巨大化し、エンジン車の生産を続けるのだろうか。

(文=舘内端/自動車評論家)


 

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コメント
 
1. 佐助[5317] jbKPlQ 2018年2月20日 11:45:51 : 4Fjr6lspqo : ZbxUOxT@wVA[53]

肺がんの原因に超微粒子(PM2.5)がある。いくら完璧に触媒マフラーで,除去しても,新品の時は我慢できる範囲だろうが,1年もたてば,原発と同じ原理で,共鳴共振する材料を使っているために,異なる物質の接続部分で、想定外の腐食・穿孔・発熱事故を発生させる。

分子レベルでは共鳴共振により、物質に腐食・穿孔・発熱すると,マニフォールドから経由した排ガスが空中にばら撒かれる。

ホンダやマツダは、欧米の排ガス規制をクリアしたCVCCエンジン積載したシビックの快進撃のおかげで、ディーゼル車訴訟にまきこまれずにすんだ。しかし、「汚いうるさい臭い」というイメージを強固にした。

先進工業国は、排ガスゼロ車の実用化の目標を、2020年前後と設定してきた。だが「水素発電と電磁波起電」の原理は発見されていない。そのため、既存のエンジンで、ハイブリッド・バイオ・LPガス、メタノール等の排ガスを減少させる燃料と、触媒の改良に頼らざるをえない。

だが、車の普及を制限しないかぎり、空気中のCO2量の増加を阻止できない。そこで世界は電気自動車に注目が集まっている。だが充電時間や距離や馬力不足から大型車や建機には追従性・応答性からタイムラグやヒステリシスが大きく使えない。

しかも電気のリチウムでは,家庭や工場などには使えない。

そこで世界経済は未曾有の後退にもかかわらず、究極の排ガスゼロのテクノロジー「水素発電と電磁波起電」の研究に、世界の注目が集まる。

しかも世界は2007〜10 年にスタートした第二次世界信用・金融大恐慌は、ドル一極からユーロ・円三極への移行が根因だが,脱出できずもたつく。そして日本のあぐらをかいた大企業の消失が現実化してくる。地方銀行の取り付け騒ぎや大手銀行のモラトリアムも見えてくる。

そのために酸素も水素もリチウムもいらない,エンジンレスが注目を浴び本格化し産業革命の本命となる。

次産業革命へ大胆にシフトしないと日本の企業は,消失はさけられません。

先進工業国の基幹産業は、自動車とエレクトロニクスと住宅です。この基幹産業の好不調が、約3年半ごとの景気の上昇下降を決定しています。だから、三大基幹産業の製造は上昇すると、全産業に第二次産業革命は拡大し、景気は上昇します。すると、企業レベルの世界信用恐慌は、三年に短縮し脱出することができます。

次産業革命に早期シフトした国家は、CO2の発生を75%減らすことに成功すると同時に、世界の技術革新をリードし、全産業を活性化させることができます。又、第二次産業革命に早期シフト企業は、大不況下でビジネスを飛躍できます。

抵抗する大企業は解体し再生すべきです。信用恐慌は、輸出を二国間の物々交換を中心にします。そのため貿易の縮小はさけられないので、輸出依存では大倒産と人員整理が避けられません。


2. 2018年2月21日 11:00:59 : 0CejVRban6 : urcdmA9xc1s[7111]
EVモーター内製化へスズキを突き動かしたインド・モディ政権
日産自動車が新型EV「リーフ」向けを横浜工場で内製。
トヨタはHVなど電動車用駆動モーターの大部分を内製する。
ホンダは浜松市中区の工場で内製しているが、今後は日立オートモティブシステムズとの共同出資会社から調達する方針。
https://newswitch.jp/p/12020

エンジンを捨てて、モーターをつくろう!


3. 2018年2月22日 08:19:12 : FRF9qiGtZo : gQJ9aZQjpOw[31]
上の写真を見て、なぜかルノー12が多いのに気づいた。それも後期型(1975年〜1980年)である。1970年代末期の赤いトヨタ・カローラもある。そう言えば、オーストラリアでもルノー12を現地生産していたな。1980年に撤退しましたが。

電気自動車だが、バッテリーや制御機器を定期交換していけば、驚くほど長い寿命を実現できる。日米の自動車メーカーで顕著だった、計画的旧式化による買い替え強制商法が根絶される。無理な販売拡大で成長してきたトヨタにとっては、会社の衰退になりかねない事態だ。だからこれまでハイブリッドでお茶を濁してきたのだろう。しかし、もう引き返せない。

かつての名車が、電気自動車に改造されています。

Electric Citroen DS Conversion HD
https://www.youtube.com/watch?v=t6f4WXd0w5o

200 mile range Electric Porsche 911
https://www.youtube.com/watch?v=Sqy-ZJSR0Yw

Fully Electric Fiat 500 for London
https://www.youtube.com/watch?v=Ruygd6FSEmM


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