http://www.asyura2.com/18/genpatu50/msg/689.html
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「高レベル放射性廃棄物 処分場選定へ マップ公表」 (NHK 2018/12/21)
https://www3.nhk.or.jp/news/special/kakunogomi/
公表された全国地図は、国土全体のおよそ3分の2が薄い緑と濃い緑で示され、処分場として「好ましい特性が確認できる可能性が相対的に高い地域」とされています。
とくに濃い緑は沿岸部に沿って広がり、廃棄物の輸送の面でも好ましいとされています。
また、島しょ部を含めてだいだい色の円が連なっている地域は主に火山から15キロの範囲が示され、地質の安定性から処分場として「好ましくない特性があると推定される」地域とされています。
このほか、秋田県や新潟県、千葉県などに点在する銀色は、油田やガス田、炭田などの資源があるため、処分場として「好ましくない特性があると推定される」と位置づけられています。
エネルギーの大消費地の首都圏では、千葉県から東京にかけて銀色の地域にガス田が広がっているほか、その中のだいだい色の地域は地層が比較的新しく、地盤が弱い地域とされています。
また、静岡県中部から紀伊半島、四国、九州までの太平洋側の広い範囲が濃い緑に分類されていますが、この辺りは南海トラフの巨大地震が発生した場合、津波が到達することが想定されています。こうした場所が処分場の選定に向けた調査の対象となりうるかどうかについて国は、「処分場の候補地として具体的に決まった段階で、津波への対策を検討することは可能であり、現段階で見解は示さない」としています。
このほか北海道は、条例を設けて、放射性廃棄物を持ち込ませないことを定めていますが北部と南部に広く薄い緑と濃い緑の地域が広がっています。
国は、こうした条例があることは、理解活動を進めるうえで、考慮はするが、現段階で対応を変えるつもりはないとしています。
また、青森県は、沿岸部を中心に濃い緑が広がっていますが、核のごみの中間貯蔵施設などがあり、国との間で、最終処分地にしないという約束を交わしていて、国は、「引き続き約束は遵守する」としています。
東京電力、福島第一原発の事故のあった福島県について国は、「原発事故の収束など復興に全力をあげるなか、相応の配慮が必要で、高レベル放射性廃棄物の問題で、負担をお願いする考えはない」として住民に対し、処分場をめぐる対話活動は行わないということです。 (以下略)
-------(引用ここまで)-----------------------------------
経産省の作成したマップがあまりにもイイ加減で笑えます。
(本記事に拡大した地図があります)
全国の海岸線の大半は緑色で適地となっています。
日本で最も危険な静岡の海岸線、そして四国を東西に貫く中央構造線の周辺も緑色。
何も調査していない証拠です。
小学生に白地図を渡して、「海岸線は緑、火山活動の盛んなところは黄色で塗りましょう」と
宿題を出しても同じレベルの地図が得られるでしょう。
そもそも、大間、柏崎、福島第一・第二、島根、玄海などの原発が
「好ましくない特性があると推定される地域」にあるのが大きな問題です。
最終処分場に不適な土地なら原発にも不適であるのは明らかです。
すぐに廃炉にすべきでしょう。
ロシアの領土である北方四島が調査対象になっているのも興味深い。
日本政府が最終処分場として狙っているのはまちがいありません。
あるいは日露両国で最終処分場として使う計画が極秘で進んでいるのかも知れません。
高レベル放射性廃棄物を受け入れてくれるところがあればどこでもいい。
地質調査は御用学者を使えばどうにでもごまかせる。
自分たちが生きている間だけ問題が起きなければいい。
後は野となれ山となれ。
これが政府の本音です。
そのためには緑色の適地をできるだけ広くしておくことが大切なのです。
(関連情報)
「核ごみ処分場誘致派、南大隅町長側に800万円 選挙前 (朝日新聞)」
(拙稿 2018/12/20)
http://www.asyura2.com/18/genpatu50/msg/681.html
「岡山県美咲町の高レベル放射性廃棄物最終処分場騒動とその教訓」
(拙稿 2015/6/10)
http://www.asyura2.com/15/genpatu43/msg/199.html
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