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東電裁判、大津波は50年以内に4割超と福島民友、1万年に1回程度とNHK(めげ猫「タマ」の日記)
http://www.asyura2.com/18/genpatu50/msg/156.html
投稿者 赤かぶ 日時 2018 年 7 月 26 日 17:22:45: igsppGRN/E9PQ kNSCqYLU
 

東電裁判、大津波は50年以内に4割超と福島民友、1万年に1回程度とNHK
http://mekenekotama.blog38.fc2.com/blog-entry-2597.html
2018/07/25(水) 19:43:44 めげ猫「タマ」の日記


 7月24日の原発事故の刑事責任を問う裁判で、津波の高さを試算した設計会社(東電子会社)の社員が証言しました。その証言内容の報道、発信していました。
・50年以内に4割超の確率で発生し得る。(東電)担当者から「確率が小さくならないか」などと求められた」(福島民友)(1)
・1万年に1回程度の確率で11メートルあまりの高さの津波(NHK)(2)
・東電の津波対策の担当者から「違う解析方法で津波の高さを低くできないか検討してほしい」と言われた(FCT)(3)
・(東電側から)「前提を変えて計算し直せば、発生確率が低くならないか」と持ちかけていたこと(FTV)(4)。
いつも通り(5)、NHKの発信は他のメディアとは大きく異なます。NHKは国民の知る権利を充足(6)しません。
 福島原発事故の最大の謎は福島原発事故の原因だと思います。
 @「想定外」の津波で起こった(7)。
 A十分に注意すれば「津波」は想定できたが、注意を怠り津波が想定できなかった。
 B「津波」の危険性については、東京電力は薄々は感づいていたが、対策に莫大な費用がかかかるので、あえて無視した(8)。
です。
 東京電力の主張は「想定外」です。
事故前の2008年当時、 東京電力原子力・立地本部原子力設備管理部長を務めていた方(故人)(9)は、政府事故調で
「日本の地震学者、津波学者のだれがあそこにマグニチュード9がくるということを事前に言っていたんですか。」
と証言しています(10)。
 2012年4月には
「今回の津波は、それまでの知見では想定できない大規模なものでした」
とのプレス文を発表しています(7)。(=^・^=)が東京電力の発表を調べる限りでは、このプレス分を訂正する発表を知りません。さらには、東京電力柏崎刈羽原子力発電所の「安全対策」を紹介した漫画では福島事故について
「想定を上回る津波が過酷な事故への引き金となりました」
記載し、ここでも「想定外」を主張しています(11)(12)。


 ※(11)を引用
 図―1 東京電力の「柏崎刈羽の安全対策」を紹介した漫画

ただし、「想定外」との東京電力の説明はあまり信じられていないようです。そのためでしょうか?これをめぐり刑事裁判が行われています(13)。
 事故前に福島第一を襲った津波は想定されていました(14)。


 ※(10)を抜粋・加筆
 図―2 2002年の津波想定(福島第一原発付近)

 なぜか、福島第一原発付近の想定が消えていますが、周囲の溯上高で15mが想定されています。報道を見る限り(1)〜(4)、当時の東電幹部の皆さんがなぬ故この想定基づき対策を取らなかったのか、仮に取ったとして福島事故は防げたかです。
 7月24日に原発事故の刑事責任を問う裁判が開かれました。そこで、津波の高さを試算した設計会社(東電子会社)の社員が証言しました。その証言内容をメディア各社が報道、発信していました。
 福島県の地方紙の福島民友は
「東電の依頼を受けて事故前、仙台平野で大きな被害が出た869年の貞観地震津波について解析。高さ11.5メートル程度の津波が2060年ごろまでに4割超の確率で起きるとの解析結果を10年5月、東電側に伝えた。社員は担当者から『(解析方法の変更などで)確率が小さくならないか』などと求められた」
「貞観地震津波の解析結果を巡り『(10年5月当時の)津波対策ではとても被害は食い止められないとの認識は東電と共有していた』」との証言を報じていました(1)
 なお、貞観地震(じょうがんじしん)は、869年7月9日に、日本の陸奥国東方沖(日本海溝付近)の海底を震源域として発生したと推定されている巨大地震であで、地震の規模は少なくともマグニチュード8.3以上であったとされています。地震に伴って発生した津波による被害も甚大であったそうです(14)。 東北電力は貞観津波を想定し、女川原子力発電所の津波想定を海抜9.1m想定し,標高14.8mの場所に女川原発を
作ることをきめたようです(15)(16)。


※(16)を抜粋・加筆
 図−3 東北電力の津波想定

 図で見てわかる通り「貞観津波」の波源は福島第一と女川の中間の位置ですので、同じ影響が福島第一にも起こることも十分に予想できると思います。しかるに東京電力は福島第一の津波想定を約3mとしています(17)。
 NHKは
「東京電力は福島第一原発の事故前、最大で高さ5メートルあまりの津波を想定していました」
と発信していますが(2)、東電の事故報告(17)の3mとは違います。さらに設計会社社員が
「事故の1年前に東京電力の担当者に対し、1万年に1回程度の確率で11メートルあまりの高さの津波が押し寄せるという解析結果を報告したということです。
原発の安全対策では事故の発生を1万年に1回以下に抑えることが目標とされていました。」
と(2)「1万年に1回」をやたらと強調した発信になっています。


 ※(2)をキャプチャー
 図―4 「1万年に1回」を発信するNHK

さらに
設計会社社員は「東京電力の担当者は報告を受けて従来の想定が妥当ではないと認識していたと思う」と証言を発信していました(2)。
 福島のローカルTV局のFCTは
「東電の津波対策の担当者から『違う解析方法で津波の高さを低くできないか検討してほしい』と言われた。
「当時の福島第一原発の津波対策では津波に耐えられないため、そうした打診をされたと思う」
「東京電力の担当者は報告を受けて従来の想定が妥当ではないと認識していたと思う」 
との設計会社社員の証言を報じていました(3)。


 ※(3)をキャプチャー
 図―4 「津波の高さを低くできないか検討」の依頼を報じるFCT

 福島のローカルTV局のFTVは
「震災の10カ月前の時点で『10メートルを超える津波が、福島第1原発を襲う可能性が非常に高いという研究結果が出ていたが、対策は不十分だった』」
「東京電力側もそれを認識したうえで、『前提を変えて計算し直せば、発生確率が低くならないか』と持ちかけていたことを明らかにした。」
との設計会社社員の証言を報じています(4)。


 ※(4)をキャプチャー
 図―5 「対策は不十分だった」と報じる福島のローカルTV局(FTV)

 福島県の地方紙・福島民報は紙面で
「東電社員『津波の数値低く』」
と報じています。


 ※(18)を7月25日に閲覧
 図―6 「東電社員『津波の数値低く』」との見出しを報じる福島民報

 福島のマスコミ各社は東電社員様が「津波の数値低く」するように依頼された旨の証言を報じていますが(1)(3)(4)(18)、NHKの発信(2)にはそのような内容はなく、その代わり「1万年に1回程度」と発信しています。
 いつも通り(5)、NHKの発信は他のメディアとは大きく異なます。NHKは国民の知る権利を充足(6)しません。

<余談>
 図表が小さいとご不満の方はこちら、図表をクリックしてください。
 この記事を書くとき、東電の無責任ぶりとNHKのデマ体質をどちらをメインにするか迷いました。NHKは(=^・^=)から「受信料」との名目でカツアゲをし、これを元手に嘘放送を繰り返しています。このような組織が日本に存在すること問題の方が大きいと思ったのでNHKの「デマ体質」をメインに据えました。また、NHKは「デマ体質」のなのでNHKの発信は「報道」とは呼べないので「発信」とさせていただきました。
 東京電力は柏崎刈羽原子力発電所の再稼働を目指しています(19)。再稼働の実現には地元の皆様の信頼が不可欠だと思います。東京電力は福島事故は「想定外」の津波と主張し続けているので(7)(8)(11)、東電社員様が「津波の数値低く」するように依頼したなどとなれば、地元の皆様も含め東京電力への信頼は低下すると思います。NHKだけが東電社員様が「津波の数値低く」するように依頼された旨の証言を報じず、「1万年に1回程度」と発信しています。理由は想像するしかありませんがNHKは「嘘」たっぷりの柏崎刈羽再稼働キャンペーン番組を放送しています(21)(22)(23)。NHKがこんな姿勢では福島の皆様は不安だと思います。
 福島を代表する果物にモモがあります(24)。日本郵便の福島県地域振興物産が7月24日、東京・新宿の新宿郵便局で始まり、最盛期を迎えた福島特産のモモ「あかつき」の試食・販売が人気を集めたそうです(25)。福島はモモの季節です。福島モモは美味しいそうです(26)。福島県は福島産は「安全」だと主張しています(27)。でも、福島県二本松市のスーパーのチラシには福島産モモはありません。


 ※(28)を引用
 図―7 福島産モモが無い福島県二本松市のスーパーのチラシ

 (=^・^=)も福島県二本松市の皆さまを見習い「フクシマ産」は食べません。

―参考にしたサイト様および引用した過去の記事―
http://mekenekotama.blog38.fc2.com/blog-entry-2597.html
(1)東電、大津波の確率把握 旧経営陣公判、震災前50年以内に4割超:福島民友ニュース:福島民友新聞社 みんゆうNet
(2)東電グループ会社社員が証人に|NHK 福島県のニュース
(3)ニュース|福島中央テレビ
(4)ローカルTime FNN被災地発...
(5)めげ猫「タマ」の日記 どれが正しいの福島事故裁判報道
(6)【電子版】NHK受信料「合憲」 国民の知る権利を充足−最高裁(更新) | 商社・流通・サービス ニュース | 日刊工業新聞 電子版
(7)今回の津波は、それまでの知見では想定できない大規模なものでした|東京電力
(8)めげ猫「タマ」の日記 福島原発事故は「未必の故意」?
(9)吉田昌郎 - Wikipedia
(10)政府事故調査委員会ヒアリング記録 : 原子力防災 - 内閣府)中の「吉田 昌郎 東京電力福島第一原子力発電所長 ⇒事故時の状況とその対応について 3 ⇒吉田 昌郎-5(PDF形式:845KB)
(11)原子力発電所に質問です 柏崎刈羽原子力発電所の安全対策|東京電力ホールディングス株式会社
(12)めげ猫「タマ」の日記 福島事故は「想定外」を主張し続ける東京電力、想定外がまた起きて柏崎刈羽も事故りそう
(13)詳報 東電 刑事裁判「原発事故の真相は」|NHK NEWS WEB
(14)貞観地震 - Wikipedia
(15)めげ猫「タマ」の日記 福島原発事故は吉田所長の自作自演?
(16)女川原子力発電所における 津波に対する安全評価と防災対策
(17)【120620】福島原子力事故調査報告書の公表について|TEPCOニュース|東京電力
(18)福島民報
(19)柏崎刈羽原発に関するトピックス:朝日新聞デジタル
(21)めげ猫「タマ」の日記 NHKの嘘報道―柏崎刈羽原発の効果は1兆1千億―
(22)めげ猫「タマ」の日記 NHKの柏崎刈羽再稼働プロパガンダ
(23)めげ猫「タマ」の日記 NHKの嘘放送、柏崎刈羽では働く人が減っている
(24)ふくしまイレブンエッセイ - 福島県ホームページ
(25)本県特産品都内で販売 日本郵便が地域振興物産展 | 県内ニュース | 福島民報
(26)ふくしまプライド便
(27)安全が確認された農林水産物(公開用簡易資料) - 福島県ホームページ
(28)安達店 | ベイシア


 

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コメント
 
1. 2018年7月26日 20:14:00 : yphO2t0N0M : OCNGRUYu5oU[-3]
想定外は愚かな言葉
さるにすら劣る

[18初期非表示理由]:担当:言葉遣いがおかしなコメント多数のため全部処理
2. 2018年7月27日 01:29:32 : gDuJsjuxdc : b1x@ShChRGI[1163]
■千三つ

 犬HKのニュース

 1000に3つくらの

 真実しかない!

 ウソゴミの先頭驀進中デス!



3. 2018年7月27日 13:25:24 : CMygpTHY2v : xm95vHgVZ4Q[2]
地震発生後、わずか15分で、放射性物質の放出が、始まった。

つまり、地震で、いずれかの圧力容器が破壊され、直後に、核燃料のメルトダウンが始まった。

> There is strong evidence that emissions started already on 11 March 2011
at 6:00 UTC, which is immediately after the big earthqua

http://www.zamg.ac.at/docs/aktuell/20111031_fuku_new_en.pdf

津波でメルトダウンが起きたと言うのは、原発村の罠だ。


4. 2018年7月27日 14:48:27 : VPf2Tc8J3M : NjM3JGILn08[2]
 
「想定外」の津波、「1万年に1回」の津波で、ポンポン爆発されたんじゃ堪らんなあ。
「想定外」の大地震、「1万年に1回」の大地震も昨今、非常に警戒されてるしなあ。

また、「想定外」の豪雨、「1万年に1回」の豪雨も懸念されるなあ。
あんな土砂の濁流に呑まれたら原発といえども一溜まりもないだろうなあ。

「想定外」も「1万年に1回」も、どちらも極めて身近なものだけどなあ。
そもそも「生産性のない」時の首相は、2006年12月の参議院において、
「そうならないよう万全の態勢を整えている」
と何遍も繰り返し答えていたのではなかったのか?!
 


5. 2018年7月29日 09:56:10 : kNeY0s9eJg : _DtOmeuKCLg[76]
なぜ福島原発に余分な投資をするのを好まなかったか。それはこの原発が他に比較してコストパーフォーマンスが悪くなって、そろそろ寿命も終わりに近づいていたからではなかろうか。
 このことは、現在保有されている原発の少なからぬものに同様な危惧を覚える。長期稼動を安全性の面で良しとするようなことは、したがって簡単にしてはならない。その経済性の先行きを検討し、過酷な運転をし勝ちにならないか否か、それをどうやって回避するとか、細かなことを検討すべきであろう。

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