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日本国民が主権者だ、という考えは、間違いである。選挙で選ばれた、国会議員たちという人間の集団が、主権を持つ/副島隆彦
[2399]新天皇の即位で、天皇家の代替わりが行われた。
投稿者:副島隆彦
投稿日:2019-05-04 19:31:39
http://snsi.jp/bbs/page/1/
(一部抜粋)
4月30日に、明人(あきひと)天皇が退位して、上皇(じょうこう)となり、翌日5月1日に、徳仁(なるひと)天皇が即位した。 私は、もう、今上(きんじょう)天皇というコトバは使わない。こんなコトバは、もう要らない。
日本国は、世界に向かって、平和に新国王(しんこくおう)を迎えて、世界に向かって、まるで中世国家(ちゅうせいこっか)のような、王国(おうこく)としての姿を強調した。
(中略)
それから、もう一つ。正確には、日本国民が主権者だ、という考えは、間違いである。
日本は、国民主権(こくみんしゅけん)だと、憲法学者たちも解釈(かいしゃく)するが、それは、「主権(ソブリーンティ sovereignty )の存する国民は」と、憲法典に、前文を含めて、3カ所出てくるだけで、それだけだ。 「主権者国民」 と言う言葉は、短絡的で、知恵の足りない、近代学問(モダーン・サイエンス)を勉強したことのない人が使うコトバだ。リベラル派は、これに縋(すが)り付く。
正しくは、国民の代表者たち(レブレゼンタティブス・オブ・ザ。ネイション)が、日本国の主権者(ソブリン)である。 だから、憲法41条以下で定める「国権の最高機関は、国会である」のとおりであり、選挙選ばれた、国会議員たちという人間の集団が、主権を持つ。そして、 そこから選ばれる、内閣(ないかく、キャビネット)は、主権の内の、行政権、国家業務の推進の権限(エグゼクティヴ・ライツ)だけを持っている。だから、日本国の意思は、対外的には(世界に向かっては)、閣議で決定したもの、である。
アメリカ合衆国が、典型であるが、王政(国王の権力。イギリス国王ジョージ3世)を否定して、あるいは、打ち倒して成立した、共和国(リパブリック)であるアメリカ合衆国は、「誰が、ソブリン(主権者)なのか」の議論で困ってしまった。 初代大統領のジョージ・ワシントンには、主権はない。主権者は、上院議会、ということに、苦し紛れでやった。
今もそうだ。だから、戦争の開始の宣言(ウォー・デクラレイション)は、正式には、アメリカでは、上院議会の決議で決まる。だから、主権者は、今では、多くの国で、王様ではないので、国民議会という。国民の代表者(代理人、レプレゼンタティブズ)が持保持している。 このように考えないと、話の辻褄が合わないのだ。
(以下、略)
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