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シリア侵略を継続するために米軍はシリア占領を続けようとしているが、露大統領は軍に帰還命令(櫻井ジャーナル)
http://www.asyura2.com/17/warb21/msg/426.html
投稿者 赤かぶ 日時 2017 年 12 月 12 日 16:43:05: igsppGRN/E9PQ kNSCqYLU
 

シリア侵略を継続するために米軍はシリア占領を続けようとしているが、露大統領は軍に帰還命令
https://plaza.rakuten.co.jp/condor33/diary/201712120000/
2017.12.12 櫻井ジャーナル


ロシアのウラジミル・プーチン大統領が12月11日に突如シリアのラタキアにあるフメイミム空軍基地を訪問、シリアのバシャール・アル・アサド大統領と会談した。その際、シリアに派遣されたロシア軍の主力を帰還させるよう国防相と参謀総長に命じたことを明らかにしている。ただ、フメイミム空軍基地とロシア海軍が使っているタルトゥース基地はこれまで通りだという。

軍に帰還を命じたのはダーイッシュ(IS、ISIS、ISILとも表記)の殲滅に成功したからだとしているが、アル・カイダ系武装勢力と同じように、この戦闘部隊をアメリカ、イスラエル、サウジアラビアを中心とする侵略同盟は手先として使ってきた。

その同盟からトルコやカタールは離脱したが、中核の3カ国はシリア侵略を諦めていない。アメリカ軍はそうした武装集団の逃亡を助けてきた。幹部をヘリコプターで救出したと伝えられている。「新ダーイッシュ」を編成する準備はできているだろう。

アメリカ主導軍がイラクを先制攻撃した2年後、イギリスのロビン・クック元外相はガーディアン紙に寄稿した文章の中で、​アル・カイダはCIAから軍事訓練を受けた「ムジャヒディン」のコンピュータ・ファイル​、つまり傭兵の登録リストだと指摘した。1970年代の終盤にズビグネフ・ブレジンスキーが計画した秘密工作で戦闘集団が編成されて以来、そうした仕組みは維持されている。ちなみにアル・カイダはアラビア語でベースを意味し、データベースの訳語としても使われている。

アメリカ軍はロシア軍より1年前、2014年9月23日からシリア政府の承認を得ないまま軍事介入、トルコ政府によると、シリア北部に13基地をすでに建設済み。駐留している将兵は7000名に達するとする情報もある。

この軍事介入の口実としてアメリカ軍もダーイッシュ殲滅を掲げていた。ダーイッシュは2014年1月にイラクのファルージャでイスラム首長国の「建国」を宣言、6月にファルージャを制圧した。その際、トヨタ製の真新しい小型トラックのハイラックスを連ねたパレードを行い、その様子を撮影した写真が配信されたことも有名になった。8月にはジェームズ・フォーリーの首をダーイッシュが切ったとする映像が公開されている。

しかし、本当にダーイッシュをアメリカ政府が危険だと考えていたなら、ファルージャ制圧を黙認したはずはない。ハイラックスの車列は格好のターゲットだったはずだ。こうした行動をアメリカの軍や情報機関はスパイ衛星、偵察機、通信傍受、人から情報を把握していたはずだからだ。

アメリカは2014年9月、ダーイッシュの出現を口実にして連合軍を組織、アサド体制の打倒を目指す。連合軍に参加したのはサウジアラビア、カタール、バーレーン、アラブ首長国連合のペルシャ湾岸産油国、ヨルダン、トルコ、さらにイギリス、オーストラリア、オランダ、デンマーク、ベルギー、フランス、ドイツなどだ。

この連合軍は​2014年9月23日に攻撃を始める​が、その様子を取材したCNNのアーワ・デイモンは翌朝、最初の攻撃で破壊されたビルはその15から20日前から蛻の殻だったと伝えている。その後、アル・ヌスラ(アル・カイダ系)やダーイッシュはシリアで勢力を拡大していくが、その理由は連合軍が本気で攻撃していなかったからにほかならない。その後、アル・カイダ系武装集団やダーイッシュは支配地を拡大、アメリカ主導軍はインフラを破壊、住民の犠牲が増えていく。

このようにダーイッシュが売り出される2年前、​2012年8月にアメリカ軍の情報機関DIAは反シリア政府軍について、その主力はサラフィ主義者、ムスリム同胞団、そしてアル・カイダ系武装集団だと指摘​、バラク・オバマ政権が宣伝していた「穏健派」は存在しないとする報告書をホワイトハウスへ提出している。しかも、その中で東部シリア(ハサカやデリゾール)にサラフィ主義者の支配国が作られる可能性があるとも警告されていた。つまり、ダーイッシュの出現を見通していたのだ。当然、バラク・オバマ大統領もわかっていただろう。

そうした経緯があったこともあり、2014年にダーイッシュが登場するとオバマ政権の内部で激しい対立が起こり、その年の8月にマイケル・フリンDIA局長は解任されている。ファルージャやモスルをダーイッシュに支配させることはオバマ政権の主流派が望んでいたことだと言えるだろう。その翌月、マーティン・デンプシー統合参謀本部議長(当時)はアラブの主要同盟国がダーイッシュに資金を提供していると議会で証言している。

退役から1年後の2015年8月にフリン元DIA局長はアル・ジャジーラの番組へ出演、ダーイッシュの出現が見通されていたにもかかわらず阻止できなかった理由を問われ、自分たちの任務は提出される情報の正確さをできるだけ高めることにあると答えている。その情報に基づいて政策を決定するのは大統領の仕事だということであり、​ダーイッシュの勢力が拡大したのはオバマ政権が決めた政策による​というわけだ。

ロシア軍主力の撤退はシリアへ居座ろうとしているアメリカ軍への圧力という側面もあるだろうが、一旦占領した場所からアメリカ軍は引き揚げようとしない。実際、シリアでもそうした発言をしている。11月にはロシア軍を挑発して軍事的な緊張を高めようとしていたが、緊張が高まる前にロシア政府は主力の帰還を命じてしまった。

このままアメリカ軍が居座ろうとすれば自分たちが単なる侵略軍に過ぎないことを明らかにすることになる。それでも日本などはアメリカを侵略者だとは認めようとしないかもしれないが、世界の目は違う。


 

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コメント
 
1. 2017年12月12日 20:53:20 : t09dumgomc : _QSLFc9uuag[73]
侵略と バレて居直り しがみつき

2. 2017年12月12日 22:04:42 : aLXUnpORtk : navTWWiwIqQ[4]
ロシアの軍事会社は、スーダンの現大統領を支援する形で、要員を派遣している。

もう一つロシアが、注視している地域は、タジクと国境を接するアフガニスタン北部だ。

多分、ロシアは、米国によって救出されたISの戦闘員が、新たな任務のために、それらの地域に送り込まれていることを、認識したからだろう。


3. 2017年12月13日 11:35:02 : gBtu9Op49f : 0sNnwO7RAVQ[5]
>>02続き
キルギスの治安当局は、国内に潜伏していた、IS帰還兵を、拘束した。

IS帰還兵は、キルギス国内に、仲間の潜伏先を、確保して、組織的なテロを実行するつもりだったようだ。

ロシアでも、2018年の新年あるいは、大統領選挙前に、テロを計画していた、グループが、摘発された。


4. 2017年12月13日 12:31:22 : 5cZY5OdlJC : Jgx6KQuqiko[1]
先ず第一に、シリアをシリア政府の許可を得ることなく、そしてISIS掃討とは名ばかりの
ISIS支援と幹部救出そしてシリア政府軍やロシア軍への軍事攻撃を行っている、米軍の
背後に潜んでいる組織は、約束や契約を端から守るつもりなど持ち合わせていない、根っから
の嘘つき、卑怯者の集団であるということ。
ロシアはウクライナでもシリアでも、何度となくこうした米軍やその背後の組織に騙され、
裏切られ、嵌められ、現地の一般市民はもとより多くの軍人が命を落としている。
オリンピックの期間中は、平穏なムードを装いながら、裏でオリンピック閉会後のテロや
軍事クーデターや軍事侵略作戦の準備を、入念に行っている実態が、明らかにされたのが、
ロシアのソチ開催オリンピックの後実行に移された、米英仏イスラエル&サウジアラビアに
よるウクライナ軍事侵略であった。
韓国で冬季オリンピックが開催されている間に、再び米英仏イスラエル&サウジアラビアに
よる軍事侵略テロの準備が実行されることを、ロシア政府は当然想定しながら対策を行って
いることであろう。

5. 2017年12月13日 16:34:03 : 0CejVRban6 : urcdmA9xc1s[6185]
欧米の支配を嫌う(エジプトの)シシ大統領がこのところロシアに接近、プーチン氏は米国に比べ、ほぼただで、空軍基地の使用を手に入れた。
プーチン氏はエジプトからトルコに飛び、エルドアン大統領とも会談。最新鋭のS400迎撃ミサイルの売却で合意した。両首脳の会談はこれが今年8回目。北大西洋条約機構(NATO)の一員であるトルコとの関係を急速に強化しており、米欧の懸念に拍車を掛けている。
http://wedge.ismedia.jp/articles/-/11383?page=2

エジプト、トルコとロシアの勢力が拡大中…
反イスラエルかな…


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