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[2017-12-09]
海上封鎖策動は戦争行為
米国がわれわれに対する海上封鎖を実行しようとヒステリックに策動している。
最近、米国務省は「北朝鮮が各種の便法を動員して制裁船舶を不法活動に利用する状況が引き続き捕捉されている」などとして、国連「制裁決議」第2375号の「船舶登録国の同意」「適正な根拠」という文句を「全ての手段を動員して」に修正して海上封鎖の法律的名分を立てようとしている。
ホワイトハウス国家安保補佐官のマクマスターをはじめトランプ行政府の高位当局者と米議会の強硬派も、対朝鮮海上封鎖を云々している。
米国の海上封鎖策動は、主権国家の自主権と尊厳に対する乱暴な侵害として絶対に容認されない。
米国が戦時でもない平和時期に、共和国に反対する海上封鎖措置を公然と講じてわれわれを経済的に窒息させようとするのは、過去の数十年間持続してきた朝鮮に対する政治的・経済的封鎖をいっそう強めるための計画的策動の一環である。
米国は過去、荒唐無稽(こうとうむけい)な各種の謀略をつくり出して海上封鎖を狙った「拡散防止構想(PSI)」「地域海上安全構想」をでっち上げて適用するなど、集団的な制裁封鎖キャンペーンを繰り広げてわれわれに対する経済的圧力の度合いを強めてきた。
米国は、「大量殺りく兵器拡散」を防ぐという口実の下でわれわれを海上から封鎖するための国際的な海洋遮断訓練を主導してきた。
米太平洋軍司令部は、今年下半期からわれわれに対する海上封鎖作戦を本格的に準備してきたばかりでなく、先月には南朝鮮のかいらいにそれに関連する実行方案を伝え、かいらい海軍が朝鮮の東海と西海の公海上を、日本海上「自衛隊」は東海の遠海水域を、米海軍は済州島以南海域をそれぞれ引き受けるという任務分担までした。
侵略の定義に関するロンドン条約と国連総会決議第3314号には、平和的な時期に主権国家に対する封鎖型の制裁は侵略行為、不法になると規制されている。
今、米国が朝鮮半島に戦略資産を総出動させて海上と空中で史上最大規模の北侵核戦争演習騒動を連続起こすことにも満足せず海上封鎖までうんぬんするのは、情勢を「統制不能」の破局状態、一触即発の戦争の局面へ追い込もうとする極悪非道な戦犯策動である。
朝鮮に対する米国の封鎖行為は最近に始まったものではなく、また、それに驚いて屈服するわが人民ではない。
対朝鮮海上封鎖策動は戦争行為である。
もし、トランプ一味が海上封鎖企図を実践に移そうとするいささかの動きでも見せるなら、朝鮮の即時的かつ無慈悲な自衛的対応措置が伴うということを覚悟すべきであろう。
米国とそれに追従する有象無象は、対朝鮮海上封鎖策動が呼びつけることになる破局的結果に対して熟考し、たわいない妄動を取り止めなければならない。
鄭現
朝鮮中央通信
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