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米国を後ろ盾とするクルド系武装集団が米国を後ろ盾とするダーイッシュからラッカを奪還した(櫻井ジャーナル)
http://www.asyura2.com/17/warb21/msg/246.html
投稿者 赤かぶ 日時 2017 年 10 月 18 日 18:44:45: igsppGRN/E9PQ kNSCqYLU
 

米国を後ろ盾とするクルド系武装集団が米国を後ろ盾とするダーイッシュからラッカを奪還した
https://plaza.rakuten.co.jp/condor33/diary/201710180000/
2017.10.18 櫻井ジャーナル


アメリカを後ろ盾とするクルド系のSDFがラッカ北部の都市を完全に制圧したと発表、日本のマスコミはその話を垂れ流している。相変わらずの「大本営発表方式」である。ダーイッシュ(IS、ISIS、ISILとも表記)は2013年3月にラッカを制圧、翌年1月にイラクのファルージャで「イスラム首長国」の建国を宣言してラッカを「首都」に定めた。モスルを制圧し、トヨタ製の真新しい小型トラックのハイラックスを連ねた「パレード」を行ったのはその年の6月だ。

しつこく指摘するが、このパレードを含め、ダーイッシュの行動をアメリカの軍や情報機関はスパイ衛星、偵察機、通信傍受、人から情報を把握していたはずである。それにもかかわらず攻撃せずに静観していた。

アメリカ政府はそうした動きを静観していただけでなく、ダーイッシュ的な武装集団の支配地域が作られるという警告は2012年8月の段階でDIA(国防情報局)から提出されている。当然、その情報をバラク・オバマ大統領も知っていたはずだ。そのときにDIA局長だったマイケル・フリン中将は2014年8月、ダーイッシュが売り出された直後に解任された。

こうした傭兵を使った侵略作戦を推進するため、2015年2月17日には戦争に消極的だったチャック・ヘイゲル国防長官が解任され、同年9月25日にはサラフィ主義者を中心とする武装勢力を危険視していたマーティン・デンプシー統合参謀本部議長が退任している。戦争体制が整備されたわけだが、その直後にロシア軍が介入してネオコンの計画は躓いている。

アメリカ、イスラエル、サウジアラビアを中心とする勢力のシリア侵略、バシャール・アル・アサド政権排除、傀儡体制の樹立というプランは風前の灯火である。本ブログでは何度も書いてきたように、最大の原因は2015年9月30日に始まったロシア軍の空爆だ。

ロシア軍はシリア政府の要請で軍事介入、アメリカ主導軍とは違い、本当にサラフィ主義者(ワッハーブ派、タクフィール主義者)やムスリム同胞団を主力とする戦闘集団、つまりアル・カイダ系武装グループやダーイッシュを攻撃して戦況を一変させてしまった。ジョン・ケリー前国務長官の言葉を借りると、方程式を変えてしまった。

サラフィ主義者(ワッハーブ派、タクフィール主義者)やムスリム同胞団を使ったシリア侵略に失敗したアメリカは、こうした勢力を自分たちが倒したかのような宣伝を展開している。第2次世界大戦でドイツ軍と戦い、勝ったのは米英だというおとぎ話を広めたのと同じ手口だ。

本ブログでは何度も書いてきたが、現在、シリアではデリゾールから東南へ延びる油田地帯の争奪戦になっている。アメリカを後ろ盾とするダーイッシュはアメリカを後ろ盾とするSDFの進軍に協力、石油関連施設への立ち入りを許しているが、シリア政府軍も迫っている。その油田地帯の戦いに参加するため、ラッカから戦闘員が移動していると見られている。


 

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コメント
 
1. 2017年10月18日 19:11:43 : oaBqz0eVr4 : QPdQaxIhlfg[5]
サラフ主義者やムスリム同胞団のことをアメリカはシリア民主軍と呼びます。

日本の自由民主党と同じです。自由民主党は自由でも民主でもありません。どこも同じですね。


2. 2017年10月18日 22:08:41 : caDDyxuZVY : YCsvou154w4[38]

 US連合との合意でシリア国籍のISIl要員は家族を伴い、ラッカを去っている、(行く先は不明、デリゾールISIL支配地区か?) 数百人程度の外国籍ISIL要員は残存しているらしい。US連合の一部がヨーロッパでのテロ活動の実行者が含まれているとの理由で去るのを拒否したためとの見解があるが定かではない。

 上記の事柄は些末なことかもしれない、今後に立ち現れる深く潜行する事態に比べるならば。
 
 US連合は戦闘員の被害を少なくするために空爆を繰りかえしたがその結果ラッカは廃墟と化している。戦後に人が自由に往来するようになれば、アレッポ解放とラッカのそれとをシリア人は話題にするであろう。ラッカはアラブ人の街であって、アラブ人のクルド人を見る目はMSMがえがくようなものにはならない。

 解放後のラッカ運営は住民が帰ってくればくるほど、USとクルド勢力にとっては困難となるのではないかと予想している。

 ロシアは展開する軍人を減らしシリア政府の軍・警察に治安をまかせる方向に進む、その意味はUSも退去しなさい、であろうが、そのような状況でクルド支配地域の治安が悪化するように予想している。


 


3. 2017年10月18日 22:55:33 : KoH58Epg7c : yYIpdH3Am_4[352]
わざと地下 潜らす正義 装って

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