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米大統領が命令すれば中国を核攻撃すると米太平洋軍の司令官、回答を避けなかったことに注目
https://plaza.rakuten.co.jp/condor33/diary/201707280000/
2017.07.28 14:36:28 櫻井ジャーナル
米太平洋艦隊のスコット・スウィフト司令官は7月27日、ドナルド・トランプ大統領が中国に対する核攻撃を命じたら実行すると語った。オーストラリアの大学で行われた会議での仮定に基づく質問に答えたのだ。
本ブログでも指摘しているように、現在、アメリカの軍や情報機関をトランプ大統領はコントロールできていない。それでもルール上は軍が大統領の命令に従うことになっているわけで、当然の回答のように思える。
しかし、他国を核攻撃するというような話は国際関係に影響を及ぼすわけで、通常は仮定に基づく質問には答えないと言い方で回答を拒否する。スウィフト司令官の口が滑ったわけではないだろう。中国に対する威嚇と見る人もいる。
先日、青島から約150キロメートルの地点まで近づいたアメリカの電子偵察機EP-3に対して中国軍は2機のJ-10戦闘機を緊急発進させ、そのうち1機はアメリカ軍機から90メートル近くまで接近したと伝えられている。
アメリカ側は公海上だと開き直ったが、青島は中国北海艦隊の司令部があり、中国を刺激することを狙った可能性は高い。中国の防空システムの穴をEP-3は探っていたのかもしれないが、挑発という意味もあるだろう。東/東南アジアではアメリカの思惑通りに動かない国が増えている。そうした国々に対する威嚇という側面があるかもしれない。
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