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(朝鮮中央通信−ネナラ(平壌外国文出版社))
http://www.naenara.com.kp/ja/news/?0+99290
[2017-06-27]
21世紀のナチズム―「米国第一主義」を排撃する
朝鮮中央通信社は27日、米国のトランプ一味がけん伝している「米国第一主義」の犯罪的正体を暴く資料論説「21世紀のナチズム―『米国第一主義』を排撃する」を発表した。
論説は、現米行政府の横暴非道な強権と専横によって世界がなめる大混乱はトランプ行政府が唱えている「米国第一主義」の直接的所産であるとし、次のように指摘した。
「米国第一主義」は本質上、歴代米行政府が追求してきた覇権主義の連続版であり、その拡大版である。
米国の利益のためには、他の国と民族の自主権と生存権、発展権を踏みにじってもかまわないという極端な侵略思想、排外主義を扇動する反動的思想潮流である。
「米国第一主義」は、その悪らつさと残忍性、排他的性格において20世紀のファシズムをしのぐ米国版ナチズムである。
「米国第一主義」は、ヒトラーの世界征服構想と同様、軍事的方法による世界制覇を公言して国際社会と自国民の糾弾をかき立てている。
ヒトラーの独裁政治を真似て国民を友人と敵に分けて弾圧を正当化しているトランプの「二国民戦略」は、米国の政界と社会界、言論界、情報界など各界に恐怖の雰囲気を醸成し、はてはその提唱者であるトランプも弾劾のまな板にのせられるようにしている。
ファシズムの人種主義政策と異なるもののない反移住民政策は、移住民出身の人材でもって収益を上げている大企業の反感をかき立て、多民族、多人種国家である米国の歴史自体を否定することによって、世人の嘲笑(ちょうしょう)を買っている。
「米国第一主義」が台頭した以来、世界は一日も平穏な日がなかった。
朝鮮核問題の解決を外交安保政策の第1次的事項に、「最大の圧迫と関与」を対朝鮮政策に確定したトランプ行政府はわれわれに対する前代未聞の核威嚇・恐喝と経済制裁策動に狂奔している。
一滴の燃油はもちろん、医療設備と医薬品の搬入さえ阻むトランプ行政府の妄動は、ヒトラーのレニングラード封鎖をしのぐ反人倫的・非人道的蛮行である。
潜在的ライバルである中国とロシアを制圧し、地域と世界を掌握しようとする策動はトランプ時代になって極に達している。
トランプ一味は中東地域にも破壊と殺りく、不安定の悪循環だけを招いた。
反米国家を抹殺するための米国の策動によって、中南米地域の情勢も複雑になった。
全世界を犠牲にしてでも自分らだけが豊かに暮らせばよいというトランプ式考え方は米国の同盟者、手先まで行き詰まった苦境に追い込んでいる。
国際法と協定も弊履のごとく棄てる中で、地球環境を保存するためのパリ協定を乱暴に踏みにじった。
自分らの利益のために炭酸ガスの無制限な放出もかまわないという米国の行為について国際社会が「ヒトラーの毒ガス蛮行をしのぐ行為」「青い惑星全体を毒ガス室化して全人類を全滅させようとする犯罪」と烙印(らくいん)を押しているのは当然である。
諸般の事実は、地球上に恐怖と不安定だけを引き起こしている「米国第一主義」こそ、不干渉でない徹底した干渉主義、平和共存でない危険極まりない戦争第一主義であるということを実証している。
現代文明の人間社会を弱肉強食の法則、ジャングルの法則が横行する野獣の世界に逆戻りさせようとする「米国第一主義」は、ごう慢と独断の極みをなす。
まさにここに、歴代の覇権主義と異なる狡猾さと暴悪さがある。
すべてのものが米国のために存在し、そのえさにならなければならないというヤンキー式覇権論理は時代錯誤の妄想、詭弁としてこれ以上、自主時代と人間の健全な思惟には通じない。
世界の平和と安全を破壊し、人間の生存自体を脅かす狂的な思想と勢力は当然、この惑星で追い出されなければならないというのがわれわれの主張であり、人類の要求である。
すべての国と民族は団結して米国の覇権主義に反対して闘わなければならない。
正義と団結した力によって、アメリカ式覇権主義は総破たんを免れられないであろう。
朝鮮中央通信
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