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18日、中国メディアの澎湃新聞は、横須賀の南東56カイリの沖合で、米海軍のイージス艦とフィリピン籍のコンテナ船が衝突した事故で、なぜイージス艦の受けたダメージが大きかったのか、その理由について分析する記事を掲載した。資料写真。
なぜ米イージス艦はコンテナ船との衝突でここまでひどいダメージを受けたのか―中国メディア
http://www.recordchina.co.jp/b181537-s0-c10.html
2017年6月18日(日) 16時10分
2017年6月18日、中国メディアの澎湃新聞は、米海軍のイージス駆逐艦「フィッツジェラルド」が、横須賀の南東56カイリの沖合で、フィリピン籍のコンテナ船「ACX Crystal」と衝突した事故について、なぜイージス艦の受けたダメージが大きかったのか、その理由について分析する記事を掲載した。
事故は、6月17日午前2時半ごろ発生した。
記事は、衝突したイージス艦が、右側に大きな損傷を受けたと写真入りで紹介。イージス艦の損傷について、中国の海軍専門家である李傑(リー・ジエ)氏は、「右舷側に衝突しており、ここはイージスシステムの重要な部品がある所だ。したがって今回の衝突でレーダーシステムと重要な管路が損傷を受けた可能性があり、そのダメージはわりと深刻かもしれない」と分析した。
イージス艦の損傷が大きくなった理由について記事は、イージス艦の全長が154メートル、排水量8315トンなのに対し、コンテナ船は全長222.6メートル、排水量が2万9060トンだったと紹介。上海で長年水先案内人を務める陳炎城(チェン・イエンチョン)氏は、「コンテナ船の方がイージス艦より大きいため、イージス艦に大きな損傷が出た」と指摘した。
陳氏によれば、今回の事故はコンテナ船の最も硬い部分がイージス艦の側面に衝突しているため、イージス艦の損傷が大きくなっても不思議ではなく、「これはトレーラーと乗用車が衝突する事故と同じようなもので、軍艦であるかどうかとは関係がない」のだという。
これに対し、中国のネットユーザーからは「米国人はすごすぎるから、まさかぶつかってくる船がいるとは思わなかったのだろう。海にもダンプがいるとは思わなかったんだな」「問題は、最も先進的なレーダーやGPSシステムを持ち、訓練された優秀な船員がいたのに、3万トン近いコンテナ船を発見できなかったということだ」など、米海軍に問題があるとの意見が多く寄せられた。(翻訳・編集/山中)
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