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FILE PHOTO - A Terminal High Altitude Area Defense (THAAD) interceptor is launched during a successful intercept test, in this undated handout photo provided by the U.S. Department of Defense, Missile Defense Agency. U.S. Department of Defense, Missile Defense Agency/Handout via Reuters/File Photo
安倍政権が導入するという地上配備型イージスシステムは中国沿岸やサハリンを攻撃可能な米軍の槍
https://plaza.rakuten.co.jp/condor33/diary/201705140000/
2017.05.14 01:30:12 櫻井ジャーナル
安倍晋三政権は地上配備型イージスシステム「イージス・アショア」を優先的に導入する方針だと伝えられている。このシステムは1ユニット700億円から800億円(共同によると800億円)。2ユニット必要だということなので、1400億円から1600億円ということになる。
韓国にアメリカ軍はTHAAD(終末高高度地域防衛)ミサイル・システムのレーダー、ランチャー、通信機器を含む機器がトレーラーでゴルフ場の「ロッテスカイヒル星州カントリークラブ」へ運び込んだが、その能力などを考えればターゲットは中国。朝鮮は関係ない。アメリカにとって朝鮮は東アジアの軍事的な緊張を高める仕掛けのひとつにすぎず、朝鮮を攻撃するとしても目的は中国だ。中国との関係悪化を避けたい韓国がTHAADの配備に抵抗してきた理由もそこにある。
日本はTHAADでなくイージス・アショアを選んだ。その理由のひとつとして挙げられているのがコスト。THAADは1ユニットが1000億円以上(共同によると1250億円)で、しかも6ユニットは必要になるという。総額6000億円から7500億円ということだ。
しかし、日本がイージス・アショアを選んだからといって、中国の対応や緩くなるとは言えない。使われている発射システムが巡航ミサイルのトマホークと同じで、中国の沿岸やロシアのサハリンが射程圏内に入る。つまり中国だけでなくロシアを刺激することになるわけだ。
今年5月10日に韓国大統領となった文在寅は軍事的な緊張を高めるような政策に反対している人物で、THAADの配備にも批判的。ネオコンをはじめとするアメリカの好戦派にとって好ましくない人物だが、任期は2022年まである。アメリカは東アジアの不安定化に安倍政権を使うしかない。そうした状況を利用し、安倍政権は暴走する可能性もある。
安倍政権は秘密保護で支配層の謀議を隠し、目障りな国民、例えば戦争に反対する人びとを共謀罪で弾圧しようとし、改憲も目論んでいる。そうした中、海上自衛隊は「いずも」という大型の「護衛艦」を手に入れ、アメリカ軍の艦隊と行動を共にさせているようだ。
この「護衛艦」は艦首から艦尾まで平らな「全通甲板」を有し、垂直離着陸が可能なMV22オスプレイや戦闘機F35Bも離発着できると言われ、2014年にアメリカ海軍が就航させた強襲揚陸艦「アメリカ」を連想させる。海上自衛隊は朝鮮半島、あるいは中国への上陸作戦に参加するつもりだと思われてもしかたがない。イージス・アショアも同じように見られるだろう。
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