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北朝鮮が弾道ミサイル1発発射 空中で爆発し失敗か
動画→http://www3.nhk.or.jp/news/html/20170429/k10010966251000.html?utm_int=news_contents_news-main_001
4月29日 11時55分 NHK
北朝鮮は29日朝、西部から弾道ミサイル1発を北東方向に発射しましたが、アメリカ軍と韓国軍は、ミサイルは北朝鮮の領域を出ずに空中で爆発したとして、発射は失敗したものと見ています。
アメリカ太平洋軍や韓国軍の合同参謀本部によりますと、北朝鮮は、日本時間の29日午前5時半すぎ、西部のピョンアン(平安)南道プクチャン(北倉)から弾道ミサイル1発を北東方向に発射しました。ミサイルは数分間飛行したものの高度71キロまで上昇したあと空中で爆発し、北朝鮮の領域を出なかったということです。このため米韓両軍は、発射は失敗したものと見て、ミサイルの種類について分析を進めています。
29日のミサイル発射について韓国軍は、声明を発表し、「国連安全保障理事会の決議に対する明白な違反であり、韓国はもちろん、国際社会に対する重大な挑戦だ。われわれの警告を無視して挑発を続けるなら、相応の代償を支払うことになる」として、北朝鮮を非難しました。
北朝鮮は、今月5日と16日に、東部から弾道ミサイル1発をそれぞれ発射したものの、いずれも失敗したと見られています。また、今月25日には、キム・ジョンウン(金正恩)朝鮮労働党委員長の立ち会いのもと、軍を創設してから最大規模だとする攻撃訓練を行っていて、核開発の放棄を求めて圧力を強めるアメリカとの対決姿勢を鮮明にしています。
北朝鮮は、30日まで行われるアメリカ軍と韓国軍の合同軍事演習にも強く反発していて、米韓両軍は、北朝鮮のさらなる挑発に対する警戒と監視を続けています。
プクチャンでの発射 初確認
北朝鮮は、去年以降、弾道ミサイル30発以上を発射してきましたが、この間、ピョンアン南道プクチャンで発射が確認されたのは、今回が初めてです。
首都ピョンヤンから北東におよそ80キロの内陸部に位置するプクチャンは、空軍基地がある場所として知られています。北朝鮮としては日本海側や西部の内陸部などさまざまな場所から弾道ミサイルを発射することで移動式の発射台による奇襲能力の高さを誇示しようとした可能性があります。
また、自国の上空を通過させる形での発射を試みることで、北朝鮮への圧力を強めるアメリカ・トランプ政権や国際社会に対して、みずからのミサイル技術に自信を深めていることを見せつけようとしたことも考えられます。
韓国「好戦的で無謀」
北朝鮮のミサイル発射について、韓国外務省のチョ・ジュンヒョク(趙俊赫)報道官は、「今月に入って3度目となる弾道ミサイルによる挑発で、国連安全保障理事会の決議に対する明白な違反だ。朝鮮半島と国際社会全体の平和と安全に対する脅威で、強く糾弾する」と述べて、北朝鮮を非難しました。
また、北朝鮮による核開発への対応を協議する国連安保理の閣僚級会合が開かれた数時間後に北朝鮮が弾道ミサイルを発射したことについて、チョ報道官は、「非核化を求める国際社会に対し真っ向から挑戦するもので、好戦的で無謀な北の政権の姿を表している。北の政権が全世界を相手に火遊びを続け、非核化を拒む限り、国連安保理などによる強力な懲罰的措置に直面するだろう」として北朝鮮を改めてけん制しました。
元海将「米軍のいきなりの攻撃ない」
北朝鮮の弾道ミサイルの発射について、海上自衛隊の自衛艦隊司令官を務めた元海将の香田洋二さんは、「今月25日の軍の創設記念日などは自制したうえで、国連の安全保障理事会の閣僚級会合に合わせてミサイルを発射し、『国連の決議はわれわれにとって何の意味もない』ということを発信する狙いがあったことが考えられる」と述べ、北朝鮮に対する経済制裁などに抗議する意図があったのではないかと指摘しました。
そのうえで、朝鮮半島の周辺に空母を展開させるなどしているアメリカ軍の今後の対応については、「いきなり攻撃することはなく、戦力を蓄積していることを見せて、北朝鮮にこれ以上の冒険主義をさせないようにしている」と述べ、すぐに攻撃を行うことはなく、強大な軍事力を示してけん制を強めることになるという見方を示しました。
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