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2017-11-15 06:33
14日、林文科大臣がついに加計学園が経営する岡山理大に獣医学部新設、来年4月開学の認可を出した。(**)
そもそも安倍首相の腹心の友である加計孝太郎氏(加計学園理事長)が、獣医大or獣医学部を経営したいと考えたのは、長男の悟氏が鹿児島大学の獣医学部にはいったからだと言われている。
(関連記事・『加計が獣医学部にこだわるわけ+共謀罪、反対集会も空しく、19日に強行採決か?http://mewrun7.exblog.jp/25783375/』『文科省の書面には日時、出席者も+加計問題の重要点をチェック(息子が獣医)+祝・的場7千勝http://mewrun7.exblog.jp/25782133/』
加計氏自身は、父である創立者の加計勉氏が学園草創期より動物関連教育について強い関心があったことが大きな理由だと言っているが。(それもあって、悟氏が獣医学部に進んだ可能性もあるが。)
ただ、加計氏は、入学式の際に獣医学部の設備を見て、20億〜30億円で獣医学部が作れそうだと言ったとか。「獣医学部ならば、どこも志願者が二十倍ぐらいあるので、学生集めに苦労しない」と言ったという記事もある。(~_~;)
今年40歳になる悟氏は、09年から加計学園の運営する倉敷芸術科学大学の副学長に就任。また、同大学で講師も務めているのだが。
まさか来年の開学と同時にあからさまなことをやらないとは思いたいけど。いずれは、岡山理大の講師→教授などを務めたり、学長になったりする可能性が十分にある。(・o・)<加計学園Gの理事長にもね。^^;>
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林文科大臣は、手続きに瑕疵がなかったとして、認可を行なったようだが。審議会の委員や文科省の役人には、色々な思いが残っている様子。
15日には、衆院の文科委員会で審議を行なうことが決まったものの、安倍首相も出席していないし。たった4時間の審議では、さしたることは追及できないわけで。
野党やメディアは、質問時間の争いも含めて、決して根負けすることなく、国民の後押しも受けながら、さらなる追及を続けて行く必要がある。(++)
<何か最近、ウヨ世界では、「加計学園の問題は特定新聞の捏造だ」として、コトを終わらせようとする動きが出てたりもするし。国会議員にもそんな人が出て来たから、気をつけないと。(・・)>
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『加計獣医学部、新設を認可 文科相「瑕疵はなかった」
学校法人「加計(かけ)学園」(岡山市)が運営する岡山理科大の獣医学部新設について、林芳正文部科学相は14日、新設を認可したと発表した。専門家らでつくる「大学設置・学校法人審議会」が9日付の答申で新設を認めていた。獣医学部は愛媛県今治市で来年4月に開学する。獣医学部の新設は52年ぶり。獣医師を養成する獣医学科の定員は140人で、全国の大学で最大規模となる。
加計学園理事長の加計孝太郎氏は安倍晋三首相の友人として知られる。今回の学部新設は、国家戦略特区を使った規制緩和によって実現したが、その過程で「加計学園が優遇されたのでは」との疑いや、政府の説明の不十分さが指摘されてきた。開学に至る過程をめぐり、野党が国会で追及を強めるとみられる。
大学設置審は学部新設を認めるかどうか、4月から非公開で審査。10日に公表された審査資料では、大学設置審が新たな獣医師養成の需要や学部の教員組織、実習計画などについて多くの疑問や不備を指摘し、学園側が計画の改善を繰り返したことがわかった。認可に至る手続きについて林文科相は14日の記者会見で、「適切に進められた。瑕疵(かし、欠点)はなかった」と述べた。
文科省はこれまで、獣医師が増えすぎないように獣医学部の新設を抑えてきた。愛媛県と今治市は四国に獣医学部がないことなどから、規制を緩めて学部新設を認めるよう政府に繰り返し要求。政府は今年1月、特区制度を使って「18年4月に開学する1校のみ」の学部新設を認め、加計学園が計画を文科省に申請していた。(根岸拓朗)(朝日新聞17年11月17日』<でも、あとの記事にも出て来るように、審議はそうスムーズには進んでいなかったのだ。>
他方、加計氏は長男を思ってか、実に安易に獣医学部の構想を立てるも、ここから思った以上に時間がかかることになる。
<ただ、知ってる政治家は、安倍晋三って言っちゃうと、れだけでも十分、お友達忖度特典がついちゃうよね。(>_<)?
『第1次安倍晋三政権当時の平成19年2月。東京・赤坂の料亭「佐藤」で、日本獣医師会顧問で元衆院議員の北村直人は、学校法人「加計学園」(岡山市)理事長の加計孝太郎と向き合っていた。
「愛媛で獣医の大学を作りたいんですよ。ぜひ協力してくれませんか?」
加計がこう切り出すと、北村は強い口調で「なぜそんなことを言い出すんですか?」と聞き返した。
加計が「息子の鹿児島大獣医学科の入学式に行き、設備をみたら20億〜30億円でできそうなんですよ」と説明すると、北村は怒気をはらんだ声でこう説いた。
「そんな動機で獣医学科を作りたいなんて、とんでもない話だ。獣医学部創設には500億円はかかりますよ。教育を金もうけに使われたらたまらない。やめた方がいい!」
さらに北村が「親しい政治家はいるんですか」と問うと、加計はこう答えた。
「強いていえば安倍首相ですが…」
北村の脳裏に、安倍への疑念が刻まれた瞬間だった。北村は今も「全ては加計学園ありきなんだ」と息巻く。(産経新聞17年7月19日)』
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『なぜ獣医学部に固執 加計学園「学生集めやすい」
学校法人「加計(かけ)学園」の獣医学部新設を巡って二十四、二十五日に衆参両院の閉会中審査が開かれる。政府側が国家戦略特区による学部新設の意義を説く一方で、安倍晋三首相の友人である学園の加計孝太郎理事長は口を閉ざしたままだ。なぜ獣医学部にこだわるのか。関係者の話からは、国家戦略とは懸け離れた学園の事情が見え隠れする。(中沢誠)
■「志願者は20倍」
愛媛県今治市が獣医学部新設に動きだした二〇〇六年ごろ、加計理事長が学校予定地を訪れた。
「獣医学部ならば、どこも志願者が二十倍ぐらいあるので、学生集めに苦労しない」。当時市長だった越智忍県議は、加計氏の言葉を今でも覚えている。
越智氏によると、学園から「地元も負担を」と求められ、提示された額が百億円。後日、越智氏が「二、三割まけて」と言ってみたら、「そんなこと言われたのは初めて」と笑って返されたという。
今治市は特区申請の意義を「公務員獣医師の不足やライフサイエンス分野の需要への対応」とするが、もともとは若者を呼び込むための大学誘致だった。獣医学部に傾いたのは、学園から提示されたから。学園は獣医学部新設に踏み出したきっかけについて、本紙に「特区の申請書に書いている通り」としか答えない。
日本獣医師会の北村直人顧問は〇七年二月、加計氏と面会し、「息子が鹿児島大学の獣医学科にいるが、入学式のときに大学を見てこれなら自分でもできると感じた」と聞かされた。北村氏は「ただ獣医学部を作りたいと言うだけで、教育への熱意は感じられなかった」と打ち明ける。(東京新聞17年7月23日)』(つづきは*1に)
『<加計問題>「消せない傷を負った」文科省職員
加計学園の獣医学部新設計画を巡り、内閣府から「総理のご意向」と早期開学を迫られたとされる文書が見つかった文部科学省。幹部の一人は、当初10月末の予定だった設置審の答申が延期された理由について「衆院選直後に認可の答申をして『首相から選挙後にしろと指示された』と思われたらまずいからだ」と明かす。
「首相らが野党から追及されないようにと、11月上旬までで終わるとみられた国会の閉会後に発表しようとしたら、自民党国対幹部に『国会できちんと議論する。官邸への配慮は要らないから早く答申を出せ』と言われた」と解説する。
中堅職員は「総理のご意向」文書の発覚以降、文科省が厳しい立場に置かれたことに触れ「結局、首相官邸や内閣府が描いたシナリオ通りに進んだ。道理の通らないものを押しつけられ、文科省は消せない傷を負った」と憤る。別の幹部は「不透明な部分はまだ残っているが、国会で野党が追及し切れなかったのも事実。これ以上この問題を引きずっても、誰の得にもならない。反省すべきは反省して前を向くべきだ」と総括した。【伊澤拓也】(毎日新聞17年11月11日)』
『「大学行政に大きな汚点」=加計認可で前文科次官
安倍晋三首相の友人が理事長を務める学校法人「加計学園」の獣医学部新設が認可されたことを受け、前川喜平前文部科学事務次官は14日、代理人弁護士を通じ、「林芳正文科相は認可してはならなかった。総理のお友だちだけに特権を与え、わが国の大学行政に大きな汚点を残した」とするコメントを発表した。
前川氏は「認可されても、決して幕引きとはならない。不公正・不公平な行政を押し通し、国政を私物化した事実は厳然と存在し続ける」と言及。「政権側は追及から逃げ続け、国民があきらめてしまうのを待とうとしている。私たち国民は決して忘れてはいけない」と訴えた。(時事通信17年11月14日)』
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審議会の委員会からも、もはや問題があっても認可にOKを出さざるを得なかったという話が次々と出始めているという。(-"-)
『学校法人『加計学園』が愛媛県今治市に新設を計画している獣医学部について、文部科学省は14日に認可し、来年4月の開学が正式に決定した。林文科大臣は、獣医学部新設の前提となる4条件について、国家戦略特区の枠組みの中で確認済みだと強調している。
ただ、文科省の大学設置審議会の委員の1人は「委員のほとんどが4条件を満たしていないと考えているのが実情だ」と話す。また、審議会の資料では「教員が足りていない」など問題点が複数挙げられていて、複数の委員から異論が出ていた。
しかし、最終的に「最低限の設置基準は満たしている」という結論になったという。ある審議会委員は「単純に考えたら再申請となるが、タイムリミットが決まっていた。特区という形で設置審ができてしまった段階で、ノーと言えなかった」と打ち明ける。(ANN17年11月14日)』
『当初、委員の中からは「家畜衛生を専門とする専任教員の不十分さ」に関する指摘について「是正意見に相当する」との判断も示されたということですが、文科省側の説明を経て「是正意見」よりも一段階低い「改善意見」になったというのです。
「是正意見」が2つ以上ある場合学部の新設は不可となるのが通例。文科省側が説明を行ったことが審議会の判断に影響したのではないかとの質問に対して、林文科大臣は・・・
「(Q.是正意見をあえて1つにとどめるために調整した?)私はそういうことを把握しておりません」(林芳正文科相)
文科省は、「一部の科目の教員不足をもって不許可にはしないというルールがある」、「開学までに教員を補充できればよいことになっている」としています。(JNN17年11月14日)』
『これまで公の場で説明することのなかった、加計学園の加計孝太郎理事長は、学園のホームページで「この日の喜びを、関係するすべての皆様方と心から分かち合いたいと存じます。世界に通用する人材を育成してまいります」とコメントを発表した。(ANN17年11月14日)』
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でも、安倍首相&加計理事長のお友達ペアに、これで「めでたし、めでたし」って全てが終わったような気になるなよと。まだまだ追及は続けるぞと、言いたいmewなのだった。(**)
なぜ獣医学部に固執 加計学園「学生集めやすい」
2017年7月23日 東京新聞 朝刊
学校法人「加計(かけ)学園」の獣医学部新設を巡って二十四、二十五日に衆参両院の閉会中審査が開かれる。政府側が国家戦略特区による学部新設の意義を説く一方で、安倍晋三首相の友人である学園の加計孝太郎理事長は口を閉ざしたままだ。なぜ獣医学部にこだわるのか。関係者の話からは、国家戦略とは懸け離れた学園の事情が見え隠れする。(中沢誠)
■「志願者は20倍」
愛媛県今治市が獣医学部新設に動きだした二〇〇六年ごろ、加計理事長が学校予定地を訪れた。
「獣医学部ならば、どこも志願者が二十倍ぐらいあるので、学生集めに苦労しない」。当時市長だった越智忍県議は、加計氏の言葉を今でも覚えている。
越智氏によると、学園から「地元も負担を」と求められ、提示された額が百億円。後日、越智氏が「二、三割まけて」と言ってみたら、「そんなこと言われたのは初めて」と笑って返されたという。
今治市は特区申請の意義を「公務員獣医師の不足やライフサイエンス分野の需要への対応」とするが、もともとは若者を呼び込むための大学誘致だった。獣医学部に傾いたのは、学園から提示されたから。学園は獣医学部新設に踏み出したきっかけについて、本紙に「特区の申請書に書いている通り」としか答えない。
日本獣医師会の北村直人顧問は〇七年二月、加計氏と面会し、「息子が鹿児島大学の獣医学科にいるが、入学式のときに大学を見てこれなら自分でもできると感じた」と聞かされた。北村氏は「ただ獣医学部を作りたいと言うだけで、教育への熱意は感じられなかった」と打ち明ける。
■拡大路線が加速
千葉科学大学創立や教育学部、看護学部の新設…。一九六一年に学園を創立した父の後を継いで、加計氏が理事長になると拡大路線が加速した。獣医学部もその流れにある。
岡山市を地盤とし、加計氏と親交のある江田五月元法相は「鼻が利く人。よく『学園を大きくしたい』と言っていたが、教育論を聞いた記憶はない」と話す。
系列大学の教授の定年引き下げを巡り、六年前に教授らが起こした民事訴訟の中で、学園側は学部を新設する狙いを次のように明かしている。「少子化による学生減少で学生確保の競争が激化することは明らか」「時流に即した興味深い新たな学部を創設することは大学の活性化につながる」
これに対し、教授らは新学部で次々と定員割れが起きている実態を示し、獣医学部構想について「度重なる失敗の反省もなく設置するのは許し難い」「無謀というほかない拡張計画」と訴えた。
学園の教職員組合が二〇一四年に実施したアンケートでも、獣医学部新設に「反対」「どちらかというと反対」が七割強に上った。
■加計学園の獣医学部新設の流れ
1964年4月 岡山理科大が開学
75年 愛媛県今治市が大学誘致を目指す学園都市構想
2001年1月 加計孝太郎氏が学園理事長に就任
04年4月 千葉科学大が開学
05年 愛媛県議が同級生の加計学園事務局長に大学誘致を打診し、検討始まる
07年11月 愛媛県と今治市が構造改革特区に申請
(以降15回申請したが採用されず)
14年4月 千葉科学大に看護学部新設
15年6月 愛媛県と今治市が国家戦略特区に切り替えて申請
16年4月 岡山理科大に教育学部新設
11月 特区による獣医学部新設の方針決定
17年1月 事業者公募で加計学園が選ばれる
3月 18年4月開学に向け設置認可申請
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