http://www.asyura2.com/17/senkyo235/msg/274.html
Tweet |
国民が望んでいるのは国会における熟議であって、国会での自民党議員の活躍場面というパフォーマンスではない。国会における熟議は、政府与党提案の政策や法案が野党の政策などと比較して国民にとって相対的に優れているかどうかの判断材料を提供するものである。その政策や法案の最終的な決定者は国民であり、次回の選挙において各党の議席数の増減あるいは政権選択と言う形で国民が判断を下すのである。
政府が国会に提出する政策や法案は、国会に提出するに先立って自民党内の各部会などで詳細に検討しているのであるから、自民党議員は政府が国会において自民党内の議論を踏まえて政策や法案の内容を説明することをよく知っているのである。
従って、自民党議員が予算委員会などで質問に立っても、すでに自分が知っていることの説明を求めるものであり、政策や法案の相対的良し悪しを国民に示すことに何ら寄与しない。これは国民が求める国会における熟議ではない。
菅官房長官は記者会見で「議席数に応じた質問時間の配分という主張は、国民から見ればもっともな意見だ」と述べたが、まったくの的外れの見解である。「議席数に応じた質問時間の配分という主張」は自らの活躍場面というパフォーマンスを行いたい自民党議員の主張であって「国民から見ればもっともな意見」ではない。国会における熟議のためには野党の質問こそが重要であり、従来の慣行の通り、おおむね「与党2割、野党8割」としてきた質問時間配分を見直す必要はない。良識ある自民党国会議員は、自民党の国会運営の劣化を恥ずかしく思っているであろう。
自民党議員が自らの活躍の場面を支持者や国民に見せたいのであれば、与党議員として政府提案の政策や法案の事前審査と言う極めて重要な場があるのであるから、そこでの活躍の場面をインターネット放送やテレビで放映すればよいではないか。
▲上へ ★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK235掲示板 次へ 前へ
投稿コメント全ログ コメント即時配信 スレ建て依頼 削除コメント確認方法
▲上へ ★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK235掲示板 次へ 前へ
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。