http://www.asyura2.com/17/senkyo235/msg/136.html
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今回の結果は実に予想されたものでした。
つまり成るべくして成ったというわけなのですが、むろん、成るべくして成った、即ち必然の結果だとしても、そこに作為的な要素が無かったか?というと、そんなことはない。
ただそれを「陰謀論」的に処するよりも、そうした(簡単な!)仕掛けでそれが可能になるカラクリや作為的な事を作為的と思わせぬこの社会の仕組みにこそ着目しておくべきであり、更にはそういった物事が何を可能にし、何を不能にしているのか?総じて、それらが意味するもの、或いはそれによってもたらされる事への考察が今必要ではないかと思います、投票結果に一喜一憂するよりもね。
また、『中国化する日本』(與那覇潤)を読んだ人であれば、スレッドのタイトルにある「中共化する自民党」の部分を見ただけで、言わんとする所は察知して貰えるかと思います。 「中国に似た社会になってゆくこと」を中国化と呼ぶ與那覇氏に倣うなら、中国化する政治状況の指標として、自民党が中国共産党と同じ様な国家政党(包括政党)になって行くことを指して言っております。 もちろん、「民主主義」の減滅もそういった文脈で起きてることなのです。
議論板での下記の論考は前回(2014)の「総選挙」の際に書いたモノですが、その時予想した通りの事が今回起き、更に数年後にあるだろう「総選挙」でも(”圧勝”という)同じ結果しか在り得ないと思われるので、何故そうなるのか?何故そう言えるのか?を、「中国共産党化」という視点も新たに付け加えて、論じてみました。
作られる”多数派”に”圧勝” アフター・リベラル、デモクラシーへ
http://www.asyura2.com/13/dispute31/msg/546.html
既に思想の現場では”ポスト.デモクラシー”(C・クラウチ)や”アフター・リベラリズム”(I・ウォーラーステイン)が論じられて久しく、世界的に見ても、現下の情勢は益々その観を深めておりますが、国や地域で、それは固有の形になって現れ出る様に思えます。
その意味で、30年代危機の時に現れた「大政翼賛会」を今日的視点で捉え返してみることは是非必要であり、以前下記スレでやりましたが、
http://www.asyura2.com/09/dispute30/msg/321.html
今回は「中国共産党化」という補助線を入れて、全く異なる角度から考察しております。
”モリカケ疑惑”にせよ”国家私物化”にせよ、或いは”公私混同”にしたところで、「中国共産党化」という視点を入れてみて初めてその意味が解り、「大政」の本当の意味を理解して初めて、アベ(勤皇ならぬ)勤米政権の深刻なーその意味で犯罪的な役割への理会が深まるものと思われる。
「大政翼賛会化」「ファシズム」などと批判して、それで思考停止している人が殆どですが、そういう発想自体、戦後支配体制(アメリカ支配!)に回収されて仕舞うものでしかないことを、この際ですから、ダメ押して置きます。
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