2017年11月5日(日) 新基地ノー 県民大行動 辺野古ゲート前 稲嶺名護市長が訴え 沖縄http://www.jcp.or.jp/akahata/aik17/2017-11-05/2017110501_02_1.jpg (写真)「オール沖縄は健在だ」と語る稲嶺市長=4日、沖縄県名護市 米軍新基地建設に反対するオール沖縄会議は4日、名護市辺野古の米軍キャンプ・シュワブゲート前で県民大行動にとりくみ、600人が参加しました。 この日は昼の1時間の大行動だけでなく、各地の島ぐるみ会議が座り込む時間帯を調整して、終日の行動を組織しました。「衆院選でもオール沖縄は健在だ」「名護市長選も頑張るぞ」とエールを交換しました。 名護市の稲嶺進市長が「自民党は『オール沖縄は壊れた』と言い続けた。しかし遊説でオール沖縄は健在だと感じたし、結果もそうだった。安倍暴走政権の旗振りは、ウチナーンチュに通じなかった」と語ると大きな拍手が起こり、指笛が鳴り響きました。 防衛局は、これまで着手した護岸工事箇所に加え、週明けにも新たな護岸工事を始める方針を固めたと報じられています。稲嶺氏は「翁長雄志知事や私の権限を前に、国は肝心な部分まで工事を進めることはできない。私が市長選に勝利し、地元からしっかり翁長知事を支え、絶対にこの基地建設を止める」と訴えました。稲嶺市長は、6日に事務所開きを行います。 衆院沖縄1区の赤嶺政賢(日本共産党)、2区の照屋寛徳(社民党)の両衆院議員も発言しました。 赤嶺氏は「選挙後の新聞社座談会で相手の自民候補は『オール沖縄は県民に定着していた』と完敗を認めた。民意を安倍政権に突き付け全力で頑張る」と語りました。 http://www.jcp.or.jp/akahata/aik17/2017-11-05/2017110501_02_1.html 2017年11月5日(日) 普天間基地 深夜騒音2.7倍に急増 沖縄防衛局調査 米軍の訓練が激化 http://www.jcp.or.jp/akahata/aik17/2017-11-05/2017110502_02_1.jpg 沖縄県の米海兵隊普天間基地(宜野湾市)周辺での2016年度中の深夜・早朝(午後10時〜午前7時)の米軍機による騒音発生回数が、前年度比2・7倍と急増していることが、防衛省沖縄防衛局が実施した測定の結果から分かりました。 このほど沖縄防衛局がまとめた16年度の航空機騒音自動測定装置による測定結果によると、普天間基地周辺の騒音発生回数は、2万3902回と、前年度に比べ1786回増加。うち、深夜・早朝の騒音は、前年度の167回から451回へと激増しました。 また、米空軍嘉手納基地(嘉手納町、沖縄市、北谷町)周辺での同様の調査結果によると、全体の騒音発生回数は11万667回と、前年度から1万5930回減少しましたが、うち深夜・早朝の騒音は6232回と561回増加しました。 午後10時から翌朝6時までは、日米間の合意による航空機騒音規制措置で飛行が制限されていますが、騒音の増加から、米軍の夜間訓練が激化している様子がうかがえます。 特に、垂直離着陸機MV22オスプレイについては、沖縄防衛局が9月に公表した16年度の普天間基地での飛行状況調査によると、午後10時から翌朝6時までの離着陸回数が計116回と、前年度に比べ1・7倍となっています。 http://www.jcp.or.jp/akahata/aik17/2017-11-05/2017110502_02_1.html 2017年11月5日(日) オール沖縄の一員として赤嶺政賢さんを応援した 保守・中道政策集団「にぬふぁぶし」 県民大行動に参加 http://www.jcp.or.jp/akahata/aik17/2017-11-05/2017110513_02_1.jpg (写真)あいさつする「にぬふぁぶし」の神山正樹名護市議(左端)=4日、沖縄県名護市 4日、沖縄県名護市辺野古の米軍キャンプ・シュワブゲート前の県民大行動に、オール沖縄の保守・中道政策集団「にぬふぁぶし」(沖縄の方言で北極星の意味)の市町村議も参加しました。 名護市の神山正樹市議が「翁長雄志知事を支え、オール沖縄の一員としての力を発揮しようと設立した」と自己紹介すると拍手で迎えられました。 那覇市の翁長雄治市議は「1区の赤嶺政賢さんを保守の立場で応援した。これは単に共産党の議席ではない。沖縄県民の覚悟と決意の議席だ」と語ると「よっしゃ」と拍手喝采になりました。 建設業を営む沖縄市の屋冨祖功市議は「以前は受けていた“辺野古の仕事”を今は断っている。社員に『仕事は俺がつくる』と言っている」と語りました。 話を聞いた読谷村女性(65)は「保守・中道の人たちが参加してくれてとても心強かった。大歓迎です」。糸満市の女性(68)も「保守も中道も革新もみんなオール沖縄。オール沖縄の主役は沖縄県民ですよ。そうじゃないのは自民党や辺野古推進派、安倍政権への尻尾振り。これから名護市長選挙、県知事選挙へとオール沖縄でまとまってたたかう決意です」と語りました。 http://www.jcp.or.jp/akahata/aik17/2017-11-05/2017110513_02_1.html 2017年11月5日(日) オスプレイ事故率3.27に 5年で1.7倍 政府の「安全」説明覆る 米海兵隊が運用する垂直離着陸機MV22オスプレイのもっとも重大な「クラスA」の事故率(10万飛行時間当たりの事故数)が、9月30日時点で、5年前の米軍普天間基地(沖縄県宜野湾市)への配備前に日本政府が公表した事故率の約1・7倍の3・27に増えたことが分かりました。海兵隊が3日、本紙の取材に回答しました。米海軍が10月に公表した海兵隊機全体の事故率も上回っており、オスプレイの事故率が海兵隊機全体より低いとしてきた政府の説明が根本から覆りました。 海兵隊は、損害額200万ドル(約2億2700万円)以上、または死者が発生するような事故を「クラスA」の重大事故に分類し、10万飛行時間当たりの「クラスA」事故の発生件数を「事故率」として表しています。防衛省が普天間基地配備前に公表した2012年4月時点のオスプレイの事故率は1・93で、当時の海兵隊機全体の平均2・45を下回っていました。そのため「事故率や件数は高い数字でないとみることができる」「安全性は十分に確認された」として国内配備を正当化してきました。 海兵隊によれば、オスプレイが試験開発を終えた03年10月から今年9月30日時点での総飛行時間は約30万6000時間。10万飛行時間当たりの事故率は12年比で約1・7倍の3・27となり、今年10月10日時点での海兵隊機全体の事故率の平均2・72を上回りました。 最近では8月5日にオーストラリアで墜落し乗組員3人が死亡。9月29日にはシリアで墜落し乗組員2人が負傷、機体が大破するなど事故が相次いでいます。政府が繰り返す「安全」説明に根拠がないことが浮き彫りになりました。 菅義偉官房長官は10月30日の記者会見で、防衛省が米側に事故率について情報提供を求めていると表明する一方、「事故率のみをもって機体の安全性を評価することは適当でなく、あくまでも目安の一つ」と開き直りました。 ■昨年12月以降に発生したオスプレイの重大事故 2016年12月13日 空中給油に失敗。沖縄県名護市の浅瀬に墜落。5人が負傷。 17年7月11日 米本土で整備中に落雷事故。整備士が脳死。 同年8月5日 オーストラリア沖で揚陸艦への着艦に失敗し海中に墜落。3人が死亡。 同年9月29日 シリア国内で過激組織IS掃討作戦の支援任務中に墜落。2人が負傷。 http://www.jcp.or.jp/akahata/aik17/2017-11-05/2017110501_01_1.html
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