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2017年10月26日 「ジャーナリスト同盟」通信
<民進党瓦解の役割果たした松下政経塾>
松下政経塾について詳しい研究者は「民進党を瓦解させた前原が功績第一」と分析している。民族主義を徹底的に学んだ松下幸之助が立ち上げた政経塾の敵は、安倍・日本主義と同じで、
それは戦後の民主主義・護憲リベラル。「民進党瓦解に成功した前原こそが、今回の勝者」という。敗者は、公明党創価学会。「内部はガタガタ」と事情通も分析している。
<護憲リベラル排除に成功>
政経塾研究者いわく「政経塾には一人も護憲リベラル、まともな民主主義者はいない」。彼らは野党内の護憲リベラル排除を使命として活躍。今回の選挙で、それを見事に達成した。こちらも天候に助けられた、と分析する。
「前原の表情をみればわかる。人間の心は顔に出るもの」は本当であろう。本来は、政権の受け皿のはずだった民進党を、そっくり護憲リベラルを排除する小池新党に投入することに成功した。野党を分断、バラバラにして、自民大勝に貢献させた。
いよいよ改憲軍拡へと拍車がかかるだろう。東アジア波高しだ。
<小泉純一郎に続く大成果>
振り返ると、自由民主党は右から左まで抱え込むことで、国民の支持を手にして、戦後の政権を担当してきた。それを右に一本化させる密かな工作が「天皇中心の神の国」の森喜朗首相から始動、小泉純一郎首相の時代になって、加藤紘一や田中真紀子ら護憲リベラルを排除、リベラル派閥の宏池会を、右翼に衣替えさせたのが安倍首相である。
小泉と安倍は、自民党を右翼に、今回、安倍と水面下で連携して、見事に前原が、民進党を瓦解させた。筆者らが、日本丸の前途を懸念する理由である。
知恵のある賢者は、こうした分析を理解できるだろう。立憲民主の議席に喜んでいる余裕はない。難破寸前の日本丸は、幻想ではない。
<大敗した公明党創価学会>
今回の敗者は、公明党創価学会である。自民党を勝たせた原動力は、各選挙区に散らばる創価学会の固い自民支持票だった。これに異論をさしはさむ余地はない。
だが、自民党候補者から「見返り」がなかった。あったとしても、わずかだった。公明党は全国の比例で700万の大台に乗ることも出来なかった。
「天気がよくて、投票率が上がると、5議席減どころか10数議席減に落ち込んだ」と分析されている。「いま党内・創価学会もガタガタ。山口が安倍に舐められたものだ。責任を取るべきだ」といった意見が台頭してきている。
「大敗した公明党創価学会」が揺れている。
<裏書のない約束手形>
元自民党本部職員は「公明党は神奈川の小選挙区でも落選している。これは急な解散で、住民表の移動が間に合わなかったためだ」と決めつけている。昔よく聞いた話である。
このことは、今回の違憲解散が、友党に対しても秘密裏に強行したものであることを証明している。
「自民党の各候補は、公明党に2000人分の後援会名簿を渡す。それを比例区に公明党と書かせる。実際は、この約束が守られなかった。結果、公明党は5議席も減らしてしまった」というのである。専門家でなくても、モリカケ強姦隠し選挙を印象付けている。追い詰められた解散であった。
<21号台風に助けられても5議席減>
21号台風が、日本の選挙を狂わせた。そうして安倍は助かったが、事実は前原に救われたものだ。小池と前原に助けられて、打った大芝居に勝ったものだ。国民は太田ショウコウだけでなく、引き続き前原と小池にも監視の目を向けるべきだろう。
2017年10月26日記(政治評論家・日本記者クラブ会員)
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