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伊藤詩織さんに海外ジャーナリストが聞いたこと「日本でレイプがあまり報じられないのはなぜ?」「私は2年前にレイプされました
http://www.asyura2.com/17/senkyo234/msg/616.html
投稿者 赤かぶ 日時 2017 年 10 月 24 日 23:50:05: igsppGRN/E9PQ kNSCqYLU
 

伊藤詩織さんに海外ジャーナリストが聞いたこと「日本でレイプがあまり報じられないのはなぜ?」「私は2年前にレイプされました。悪夢の始まりでした」

http://www.huffingtonpost.jp/2017/10/24/shiori-ito_a_23253615/
2017年10月24日 19時10分 笹川かおり ライフスタイル編集長 / ハフポスト日本版 副編集長




ジャーナリストの伊藤詩織さんが10月24日、外国人特派員協会で会見し、日本における性暴力被害の課題を訴え、「タブーを破りたくて顔も名前も出した。日本の司法、社会システムは性犯罪被害者のためには、ちゃんと機能していない」と語った。

10月18日に出版した著書「Black Box」(ブラックボックス)(文藝春秋)で、メディアや警察をはじめ司法がきちんと受け止めてくれなかったことや、性犯罪の被害者に"冷たい"社会など、日本の現状をノンフィクションとして描いている。

伊藤さんは、ハフポスト日本版の単独インタビューで「私は泣き続ける『被害者A』ではなく、伊藤詩織というひとりの人間だ。性暴力の実態のリアルな声をあげて、この問題を社会全体で考えるきっかけにしたかった」と語っている。

「私は、被害者Aではない。伊藤詩織です」元TBS記者のレイプ疑惑を顔出しで公表した理由

大物映画プロデューサーのセクハラ被害が告発されたのを機に、世界では「MeToo」とセクハラ被害の声が上がっている。外国人記者は、彼女に何を聞いたのか。会見後の感想とともにレポートする。

元TBS記者は準強姦容疑で告訴されたが、東京地検は2016年7月、嫌疑不十分で不起訴処分(裁判にならない)とした。東京第六検察審査会は「不起訴相当」とする議決(捜査資料をもう一度精査したが、不起訴を覆す理由がないという判断)を公表し、元TBS記者は「一連の経過で犯罪行為を認定されたことは一度もなく、今回でこの案件は完全に終結した。一部報道などで名誉が著しく傷つけられ、法的措置も検討している」とした(2017年9月23日付朝日新聞)。

伊藤さんは、元TBS記者の男性ジャーナリストに1000万円の損害賠償を求める訴訟を9月28日、東京地裁に起こした。

タブーを破りたくて、顔も名前も出して発表した

伊藤さんは、会見で「私は2年前にレイプされました。悪夢の始まりでした。レイプ救援センターや警察に助けを求めましたが、どこも助けてくれませんでした」として以下のように訴えた。

「日本の司法、社会システムは性犯罪被害者のためには、ちゃんと機能していないと気づきました。世界中でレイプが報告されないことはよく知られています。日本でも5%しか(被害が)報告されません。私はこのタブーを破りたくて、顔も名前も出して発表することにしました。特定の誰かやシステムを批判するだけでは変わりません。私たち一人ひとりが考えなくてはいけません」

また伊藤さんは、「下着のDNA検査を行ったところ、そこから元記者のY染色体のものと過不足なく一致する結果が出た」など9つの事実をあげて、「これだけの証拠があっても、日本の司法システムでは起訴できない」と語った。メディアのあり方についても「不起訴だから報じないのではなく、どうしたら報じられるのか考えてもらいたい」と希望を述べた。

以下、外国人記者らとの質疑応答の様子をレポートする。

——世界中でレイプが問題になっている。日本であまり報じられないのも残念ながらわかる。女性からの連帯、サポートの声はあったのか?

日本では女性の弁護士からはたくさんの声をいただいたんですが、団体からはなかったと思います。イギリスの団体からの問い合わせはあり、お会いして説明する機会がありました。

——弁護士の方に質問です。日本には、起訴便宜主義がある。とても奇妙でユニーク、良くないと思う。弁護士会の中でこれを変える動きはないのか。

弁護士:起訴原理主義の見直しについて、弁護士会の動きは私は把握しておりません。

——本の中で「週刊新潮」を引用して逮捕を取りやめたことが書かれています。「2軒目も行ったんだし」など(元刑事部長の)中村氏の説明の意図は?

中村氏にどういう意図があったのかはわかりません。私も取材を何度が試みましたが、まだお話をうかがえていません。

ただ、NHKの番組「あさイチ」のアンケートで、「性行為の同意があったと思われても仕方がないと思うもの」という質問に対して、「2人きりで飲酒」「2人きりで車に乗る」「露出の多い服装」などと答えた人がおよそ2〜3割いました。こうした行為をするだけで犯罪にあっても「仕方がない」と思われているのが日本の現状です。

——この件について日本人の女性と話したところ「シンパシーがあまりない」と答えたことに驚きました。慰安婦問題もそうです。日本の女性に連帯の意識がないのはひとつの問題だと思いますか。反安倍の動きともされていますが、このことについて国会でも議論されるべきだとお考えですか?

私自身も、女性からバッシングを受けることや、ネガティブのコメントを受けることがありました。この(日本の)社会で生きる上では、忍耐を持って生きなければならない、そういう状況はあると思います。

スウェーデンで、職場における平等を取材しましたが、警察でも30%は女性です。日本は、女性の権利も他の国とは違うといえると思います。私と違う意見を持っている女性ともぜひ話をしてみたいと思います。

2つめの質問ですが、ブラックボックスはたくさんある。警察の中にもたくさんあると思います。国会でも議論してもらえたらと思います。

——(TBSの元記者について)、詩織さんと会った日には、(すでに)内示を受けてワシントン支局長ではなかったと聞いた。

4月3日の時点で、TBSのワシントン支局長ではなかったというのは私は知らなかったので、TBSにうかがいたいと思います。不起訴という結果が出た時は、TBSを辞められていたので、会社に聞くことができませんでした。

——外国人特派員協会が前回(5月)に、詩織さんの会見を断った理由は?

こちら(外国人特派員協会)は、記者クラブに所属していないメディアにも聞いていただけるので会見させていただければと思いましたが、そのときは「繊細で、個人的すぎる」という理由で会見できませんでした。過去にも性暴力について会見された方はいるので、私も理由を知りたいです。

外国人特派員協会:過去にオーストラリア人の性犯罪の被害者が会見したことがありました。加害者は米軍に所属する人でしたが、すでに有罪であったことが挙げられると思います。判決が出てから、こちらで会見すべきであると思っています。

——TBSの元ワシントン支局長です。質問しようか迷いましたが、同じ組織に所属した者としてあってはならないことだと思います。この本を読んで、警察が示談をしきりに勧めて、捜査員を伴って車で弁護士の元に連れていくことは、特異な動きだと思いました。詩織さんからそんなお願いをしたのでしょうか。


元TBS報道記者のジャーナリスト、金平茂紀氏

これは警視庁の捜査一課の方からいわれたことで、当時、高輪署から一課に事件(の担当)が移ったときに、元記者の弁護士が示談の提案をしてきたときに、被害者支援をする、国費でまかなえる、と説明されました。

当時、まだ逮捕されずに使われなかった逮捕状はどこにあるのか教えていただけていなかったので、その点で弁護士の方を紹介していただきたい、と言いました。相談に乗ってくれた方は、示談のお話をするばかりでしたので、その方にお願いすることはありませんでした。

——詩織さんが行動する原点は?

これが真実であり、それを伝えなければ、真実を伝えるジャーナリストとして働けないと思いました。もし個人的な話だったら、思い出さない方がいいと思います。

こういった被害を受けた人は必ず自分を責めると思います。でも自分が一番わかっています。その傷が癒えることもありません。警察に行くことも迷うかもしれませんが、彼らの真実を周りの人が理解することが必要だと思います。

これが私の友人や妹に起こったら...と考えたときに、これ以上の負担をかけたくない。私のケースは特別なことではない。自分の大切な人に置き換えることは、誰にでもできることだと思います。

......

外国人記者は会見をどう感じたのか。アメリカ人の女性記者、ナオミ・パラスさんは、ハフポスト日本版に対し、性暴力は「個人ではなく社会の問題」だと以下のように語った。

「彼女にネガティブなコメントが寄せられたことに驚きました。(日本の)システムの問題ではないでしょうか。そんななかで実名で公表した彼女はとても勇敢だと思います」

「アメリカでは、#MeTooの動きをきっかけにみんなが議論しています。日本でも広がっているんですね。性暴力の被害は私たちの多くが実際に経験していること、個人ではなく社会の問題だと思います」


【録画】ジャーナリストの伊藤詩織さんが会見(2017年10月24日)






性の被害は長らく、深い沈黙の中に閉じ込められてきました。

セクハラ、レイプ、ナンパ。ちょっとした、"からかい"。オフィス、教室、家庭などで、苦しい思いをしても私たちは声を出せずにいました。

いま、世界中で「Me,too―私も傷ついた」という言葉とともに、被害者が声を上げ始める動きが生まれてきています。

ハフポスト日本版も「Break the Silence―声を上げよう」というプロジェクトを立ち上げ、こうした動きを記事で紹介するほか、みなさんの体験や思いを募集します。もちろん匿名でもかまいません。

一つ一つの声を、確かな変化につなげていきたい。

メールはこちらbreak@huffingtonpost.jp





















 

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コメント
 
1. 2017年10月25日 00:11:13 : 66utgH8agI : W6tKtqvYFcE[261]
レイプは殺人に匹敵する重大犯罪です。
一個の人格を破壊する暴力。
日本でも早くそういう認識となることを祈ります。

同時に、司法よ、警察よ、まじめに仕事をして欲しい。


2. 一偏[41] iOqVzg 2017年10月25日 01:00:55 : AdNBAAykfs : xk0ZqkXDoKM[42]
たった今、伊藤詩織さんの会見を聞き終えたばかりだ。
伊藤さんの戦う姿勢に深く共感したが、個人的にこの難しい戦いをするに、問題をやや普遍化しすぎているように感じた。
性被害特有の「私個人だけの問題ならば秘めておいた方がいい」という在り方を、社会的に公表し問うていこうとするなら、私の被害は私だけの問題ではない。多くの人の問題なのだという風に普遍化していくしかないのかもしれないが、それによってインパクトが弱まっているように感じたのだ。
「私は山口を絶対に許さない」という、個人的な恨み、復讐性をもっと表に出した方がよかったのではないか?
事実伊藤さんにはそういう思い、感情があるからこそこういう戦いをしているのだと思うが、それをもっとストレートに出した方が訴える力が更に強まったように思う。
人を恨む、復讐をするという心持はそれ自体が大変きつく、また褒められたものでもないが、時に敢えてそういう在り方に耐えていく必要もあるのではないか?
彼女の本も読まず、即興の感想で真に恐縮の次第。

3. 2017年10月25日 01:21:04 : 0CejVRban6 : urcdmA9xc1s[5661]
TBS内部で武田信二氏がどのようにもみ消しに奔走したのか、金平茂紀氏にはその点を報道してほしいものです。
それができなくて、何がジャーナリストか。

TBSテレビは、すっとぼけた感じで、とても感じが悪いですね。


4. 2017年10月25日 01:54:33 : quMKleKEOA : apQvoj4eROs[551]
rapeとかabuseって、日本語と英語と少し内容が違うような気がする

日本語のレイプはそのものずばりを指すけれど(法律名でも性交という言葉が使用されているんだっけ?)
英語のrapeはもう少し広範囲な行動を指すような…

そういえば英語のsex slaveと日本語の性奴隷も少し違うか


5. 2017年10月25日 03:18:41 : ZyGhaf3hMk : a88skuChnyU[620]
完野完

6. 2017年10月25日 04:47:38 : bTYJDOxhIc : BQ_mvGifOXQ[2]
詩織さんのことは全面的に応援したいきもちですし、もちろん性犯罪は絶対に許されるものではありません。

しかし
> 「日本でレイプがあまり報じられないのはなぜ?」
という、この設問の仕方はピント外れだと思います。
これでは当然、
「日本では性犯罪は少ないし、そもそも犯罪自体が少ないから」
という答えも、また正しいものになってしまう。

性犯罪のこと、日本の報道の歪んだ状態、司法の問題、日本社会が秘めている特有の問題。
このような様々な側面に対して、ジャーナリストたちはもっと的確な切り口で問題提起してもらい。

例えば、レイプ事件だけでなく、痴漢冤罪のようなものにすら、日本の司法や報道はまともではない対応をしている。
日本の報道の自由度が低いことや、起訴された犯罪の有罪率が常軌を逸して高いことなど、性犯罪という枠には収まらない根本的問題と、性犯罪関係の特有の問題点との切り分けもしないで雑駁に論じるのでは、ジャーナリズムとしてのレベルが低過ぎる。

> ただ、NHKの番組「あさイチ」のアンケートで、「性行為の同意があったと思われても仕方がないと思うもの」という質問に対して、「2人きりで飲酒」「2人きりで車に乗る」「露出の多い服装」などと答えた人がおよそ2〜3割いました。こうした行為をするだけで犯罪にあっても「仕方がない」と思われているのが日本の現状です。

この「仕方ない」常識的に考えて、性行為に同意したくないのであれば「予防意識が低い」の意味での「仕方ない」で、「犯罪の被害にあって当然だ」の意味の「仕方ない」ではないでしょう。
性行為に同意したと一時的に誤解されたとしても、その一時の後で当人がはっきり拒否して誤解が解けているにもかかわらず強制的にレイプ及ぶケースが多数なわけではありません。
また「日本の現状です」などと言っていますが、このような状況で誤解が生まれるのは日本よりも欧米の方がはるかに多いと思います。

つまり論証や問題提起が雑で、漠然と日本の現状が良くないような気分的印象与えるだけで、内実は何を言いたいのかさっぱりわからない文章になっています。
これでは単なる印象操作で、内容のある訴えかけはほとんどありません。
これでジャーナリズムと言えるのでしょうか?



7. 2017年10月25日 08:15:36 : FieXiNBWLk : tqFS9X@7p2I[114]
海外では女性の権利を道具として使われ、多くのガス抜きに行われて来た。

詩織さんもそうされた可能性がある。


8. 2017年10月25日 08:23:30 : EiJ55nT89w : pz6vGyJm@Uo[2]
海外は日本よりもレイプ事件には厳しいよ。

ましてや、政権トップが、強姦魔を庇っただけでも十分国際問題に発展する。

日本のマスゴミは政権の奴隷だから期待出来ないが、強力な外圧でどかどかやられると、汚い政府もダンマリを通しきることは出来ないだろう。


9. 2017年10月25日 10:22:16 : FieXiNBWLk : tqFS9X@7p2I[117]
>>8
対日本の男社会となるとややこしくなる

対女性の人権軽視の安部政権のままでよかったんじゃ?


10. 戦争とはこういう物[2347] kO2RiILGgs2CsYKkgqKCpJWo 2017年10月25日 11:35:58 : 9PG0M0b68Q : jKnbezZWN40[991]
 野党女性議員の「下半身スキャンダル」報道との温度差を考えればいい。何がそれを生じさせるのか。

11. 2017年10月25日 15:37:49 : 1RFEkLSxKM : GDNH4KJh0Mc[1341]
性犯罪が取り締まられていないんじゃなくて
相手が権力と結びついていたから
裁かれなかっただけでしょ
そこをちゃんと追及していくべき

12. 2017年10月25日 21:27:16 : KoH58Epg7c : yYIpdH3Am_4[466]
メディア界 ザラにいるから 有耶無耶に

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