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2017年10月16日 「ジャーナリスト同盟」通信
<国家神道(神社本庁)+統一教会+創価学会>
10年ぶりに国家神道の本山の一つである出雲大社を見学する機会を、鹿児島生まれのKさんがつくってくれた。10年前に訪問した時、案内役の神官に対して「戦争中、どのような役割を果たしましたか」と聞くと、彼は「戦意の高揚です」と正直に答えてくれた。今回は「改憲署名をしていることについて」と質問したかったが、その機会がなかった。60年周期で訪れる遷宮とかで、大社の本殿が新しく出来ていた。そのための巨額資金提供者の名前が、境内の一角の大きな掲示板に掲げられていた。「3000万円を寄贈した」という人物の名前がない。松江に戻って「このさい、歴史に対して反省と謝罪を求めてはどうか」と詰問した。(実際に確認したところ、別の個所にあることが判明)今の安倍・自公内閣は、国家神道と統一教会と創価学会の3本足で、がっしりと岩盤を固めている政教一致のZOMBIE政権である。
<宗教も金次第・坊主丸儲け>
神社が跋扈するなんとなくうす暗い島根県松江市周辺である。「出雲大社の神風で311も吹き飛ばしてくれるので、松江は無縁」というのであろうか。中国電力は、市内の風光明媚な地区に原子力発電所を3基も設置した。かつて原発推進派の中曽根康弘と政治活動を共に過ごした桜内義雄は、中国電力を足場に政界入りした人物で知られる。当人は日蓮宗の信徒だった。
まともな松江の日本人であれば「縁結びの神も狂っている」ということになろう。「ZOMBIEが舞う島根県」は、人口激減県で知られる。
こうした黒雲も舞い上がる風土が、人々に信仰を植え付けるのだろうか。松江の企業家は「坊主丸儲け」という、そのものズバリ的中する解説をしてくれた。
出雲大社遷宮寄付の最高額3000万円は、この異常なデフレ経済のもとでは仰天する数字である。他方、創価学会の寄付者の中には、庶民クラスで数十万円、数百万円、それを毎年の行事として定着させている。例のパナマ文書の秘密の口座でさえも、それを裏付けた。
「1000万円、中には億円の信者もいる」というから、創価学会こそが世界一の金持ち宗教なのかもしれない。「国税当局にとって垂涎の的」とされて久しい。「宗教・医療・教育の優遇税制を無くせば、消費税不要」なのであることも国民に理解されてきている。
<資金潤沢の自公・それでも消費大増税10%実施>
10月14日付の島根県紙「山陰中央新報」を初めて手に取った。6面下段に大きな広告が載っていた。毎日新聞の最新世論調査によると、5割近い国民は安倍晋三が嫌いである。それでいて、この自民党の広告には、安倍の上半身を大きく印刷しているのだ。
文句もすごい。「この国を守り抜く」である。広告の資金はどこから出ているのか、に注目したい。血税である政党助成金か、それとも財閥の裏献金なのか、それとも支持母体の統一教会・創価学会・神社本庁なのか。ZOMBIEの舞う松江にいると、小泉八雲のように、幽霊に取りつかれ、ろくなことを考えない人間になってしまうものか。それとも正鵠を得たものか。
<安倍大嫌いでも、自公3分の2確保?>
安倍不人気でも、自公は強いという。踏み絵という極右の手口を用いた小池新党も伸びない。消費大増税の自公で3分の2確保という、予測報道が流れを作っている。
野党が受け皿を用意できなかったせいである。「前原と小池がA級戦犯。いや小沢だ、小泉だ」の声も聞こえてきている。哀れ日本国民・愚民の民と悔しがっても、新聞テレビが真っ当な報道をしない限り、いかんともしがたい日本国民の精神状況と言っていいのかもしれない。
日本亡国を裏付けている。
<美しいキルト芸術家・八幡垣睦子・志保さんとの会話>
10年前にも訪問した「出雲キルト美術館」と、今回も再会することが出来た。案内役のKさんの配慮による。キルトといっても、ヨーロッパで誕生した芸術であろうから、まだ一般の国民に馴染みが薄いかもしれない。
民家を改装した黒塗りのような美術館は、出雲の黒松と日本庭園が引き立て役となって、美の世界に人々をいざなってくれる。純粋無垢を彷彿とさせる黒で身を包んだ母子が、作品の一つ一つを優しく説明してくれるのもいい。中庭には、借りてきたという盆栽も、わびなのかさびなのか不明だが、なにがしかの貢献をしてくれている。300年前の古布のちぎりを解き離して、新たな美を創造していくキルトの造形美は、その巨大さから素人にも威圧感を与え、納得させてくれる。
出雲大社より、はるかに、はるかに素晴らしく感じさせてくれた。
縁台で八幡垣母子が茶菓子で接待してくれた。それよりも何よりも、美の世界から眺めている、どす黒い永田町の様子についての意見交換が楽しかった。土をいじっている晴耕雨読の人も、美を追求している芸術家も、平和の視点からの政治眼は鋭い。
時に、宗教の面をかぶった政治屋がほら吹きの甘言を用いても、直ぐに見破る才能を持っているのである。ほとほと感心してしまった。
話を聞いて分かったことだが、数百年前の古布には、それを着用した女性の悲喜劇・怨念がまとわりついている。かの神官に仕える巫女にしてみても、愛媛県のさる神社総代の説明によると、ずばり「売春婦」というのだ。強姦されてなお生きる女性、無念の自殺で抗議する女性と様々なのであろう。
最近では、安倍側近のTBS強姦魔のことが報道された。被害者の詩織さんの悲鳴が文庫本になったらしい。一方、アメリカの有名な映画界プロデューサーの強姦事件が、欧米で大ニュースになっている。日本では、官邸の黒い権力が強姦魔を救済したことについて、多くの日本人は忘れない。反省・謝罪しない人間は、また繰り返すことになる。
<やくざ放任の日本・女性が安心して暮らせない日本>
ふと大社近くで見た「出雲の阿国」の小さな像のことが頭に浮かんだ。日本を代表する「阿国歌舞伎」も、大社の巫女だったという。「豊臣秀吉が称賛した」という阿国の運命は、本当に幸せだったのか。真実は、悲しい一生ではなかったろうか。美しく着飾った着物の一部が、キルトとして蘇っているものなのかどうか。
やくざに強姦されて、その後に性奴隷、逃げ出そうとして殺人的脅迫、その恐怖に怯えて、突発性の大動脈りゅう破裂で即死した「木更津レイプ殺人事件」の被害者・戦争遺児のことが脳裏に浮かんできた。犯人・共犯者・被害者ともに同じ信仰仲間だった。
やくざを放任する日本、女性が一人で安心して暮らせない日本、美しいキルト作品の前で、人間のはかない運命と、それを弄ぶ宗教に対して、改めて違和感を抱かせる出雲の旅となった。
2017年10月16日記(政治評論家・日本記者クラブ会員)
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