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2017/10/07 04:56
<希望の党が6日、衆院選(10日公示・22日投開票)の公約を発表し、主要政党の公約がほぼ出そろった。主要争点は消費増税、憲法改正、原発の3テーマになりそうだ。「自民・公明」「希望の党・日本維新の会」「立憲民主・共産・社民」の3極の違いが鮮明になっている。
2019年10月の消費税率10%への引き上げを巡っては、自民、公明両党は増税を前提に全世代型社会保障への転換や軽減税率導入を掲げる。それに対し、希望、維新両党はともに「凍結」を表明。立憲の枝野幸男代表も「現下の経済状況の中での増税は国民の理解は得られない」と否定的だ。共産党は「中止」を掲げ、「自民・公明」に対し「希望・維新」「立憲・共産・社民」の野党側2極が対決する。
「自民・公明」と「希望・維新」は改憲を明記した。これに対し、立憲は拙速な改憲に慎重で、共産、社民は改憲自体に反対だ。ただ、改憲側でも、公明は安倍晋三首相がこだわる9条への自衛隊の存在明記には慎重で、希望も距離を置く。目指す改憲の内容では温度差がある。
原発政策では、自民党が原発を「ベースロード電源」と位置付けるが、希望は「30年までに原発ゼロ」、維新も既存原発の「フェードアウト」を掲げる。立憲、共産、社民各党も「原発ゼロ」で野党側が一致して政権と対決する>(以上「毎日新聞」より引用)
希望の党の公約を見て支離滅裂だとの感を受けた。いったい誰が希望の党の経済顧問なのか知らないが、安倍自公政権の経済指南を行った浜田教授も相当だが、それ以下の経済音痴だ。
なぜなら総需要不足をさらに進める消費増税を「凍結」するのは当然だが、公共事業を削減する、というのでは需要不足の改善の足を引っ張るだけだ。財務官僚の「蔵の借金1050兆円」というプロパガンダを大宣伝する日本のマスメディアに洗脳された「一般国民レベル」の経済理論で考えているようだ。
憲法改定を唱えるのは解る。しかし希望の党は憲法の何処を改正するのか、具体的な条項の指摘すらない。さらに首を傾げるのは「しがらみのない大改革」を行う、というのは小泉・竹中「構造改革」をさらに推進するというのだろうか。
しかしそういった口で「日本の伝統・文化を守る」ともいう。支離滅裂とはまさしくこのことだ。「構造改革」は日本の伝統・文化を破壊してきた。それ以上に行政の「高効率化」という名目で推進した平成の大合併により中山間周辺部の町村が消滅して、中山間部の経済の核になっていた「役場」が消滅し、それに合わせるかのように農協などの大合併が推進されて中山間地の雇用の受け皿の核が喪失した。
小池氏が叫ぶ「大改革」とは一体何をやることなのか、中身の説明のない言葉だけの期待感醸成はまさしく「希望の党」という党名に真骨頂を見ているようだ。心配なのは財務官僚に使嗾されて「プライマリーバランス」理論にドップリと政治家が洗脳されていることだ。
財政規律は緊縮財政で達成できるものではない。それはデフレ化を招くだけだ。日本の税収が最大だったのは橋本政権下で約70兆円あった。しかし橋本氏が消費税を3%から5%に引き上げて景気が失速し税収が減少した。
そうした経験をしているにも拘らず安倍氏は5%から8%に引き上げた。「賢者は歴史に学び、愚者は経験に学ぶ」という箴言がある。しかし安倍氏は経験からすら学ばなかった。愚者以下の大バカ者だ、ということだろう。
安倍政権下で実質所得が労働者一人当たり年間54万円も減少した。しかし安倍氏は失業率がふ2%台に下がって好景気だ、とバカげた宣伝をしている。人手不足が起きているのは団塊の世代が一斉に退職して労働人口が大幅に減少したからに他ならない。
日本の公共事業費は20兆円も減額されて、今では27兆円しかない。小池氏はこれ以上削ってどうしようというのだろうか。社会インフラなどの国民生活を支える公共施設や国土を荒廃させて被害を被るのは国民だ。
行政が守るべき守備範囲を行政の「効率化」というお題目で民営化し、各省庁や役場にも「臨採」職員が大幅に増加している。それが公務の劣化を招いている。正規公務員は高給を食んで仕事をせず、委託業務発注書を書くだけで「仕事」をやったつもりになっている。窓口教務は「臨採」職員に任せて、正規公務員は大きな顔をした怠けている、というのが実態だ。
安倍氏も口先で「同一労働同一賃金」というのなら、恒常的な「臨採」職員は正規職員にすべきだ、と魁より始めるのが筋だが、一向にそうした通達を出したというニュースを寡聞にして知らない。安倍自公政権が口先だけなら、小池氏も口先だけなのだろう。補完政党の維新の党も「大阪都構想」が潰え去っても口先だけで「まだやる」と行政効果のない空論を未だに口先で唱えている。
小池氏は「地方分権」だというが、具体的な「分権事項」を小池氏が語ったことはない。まさしく「口先だけ」だ。小池氏の期待感を国民に持たせて票を掠め取る手法はバレバレだ。希望の党に希望はない。
マスメディアが三極だというが維新と希望は自民党の派閥の一つに過ぎない。結局、巨大与党と疑似与党と野党連合の選挙だ。国民は深呼吸して政党の正体を見抜かなければならない。
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