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2017年10月04日 「ジャーナリスト同盟」通信
<問われる大衆への発信力>
先日、鉄鋼会社を定年で辞めて、自宅裏の畑で夫人と共に農作業をしている知り合いと会話する機会があった。大いに反省させられることを見つけた。普段は、当たり前と思っていた言葉が、通じないことがあるという現実社会という点だ。彼は正直に「9条といわれても内容がわからない」と口走った。確かに高校を卒業しても、9条を知らない若者が多い。それは大学生にもいえる。経験者として断言できる。国会議員でも憲法を知らない者も少なく無い。学校で教えられていないからだ。そこで言えることは、政治の世界で生きている人間は、庶民大衆にわかる言葉を発信しなければ理解されないのである。
<話題になる材料提供力>
田中角栄の選挙戦術を思い出した。彼は候補者に向かって「靴を何足交換したか、何人と握手したか」を問うた。有権者の多くは、政治用語を口走っても、理解できないものだ。
学校教育で政治を除外してきているせいである。したがって、有権者との握手と自分の名前を大きく印刷した名刺を配れ、というのだ。これぞ最高の選挙運動というのである。
これは今も正しい選挙運動であるが、もう一つは政党幹部の発信力だ。それが強いほど新聞テレビは踊る。インパクトのある発言をタイミングよく発信する。この点で、成功しているのは、残念ながら小池新党である。
<護憲リベラルの弱点>
「安倍は大嘘つき」と知れ渡ってしまった。支持率は上がらない。安倍は自民党の疫病神なのだ。代わって小泉とかいう変人の息子を担ぎ上げているが、とてもではないが、軽すぎて心もとない。それでも、というところに、安倍自公内閣の窮地を見てとれる。
親が親なら、子も子だ、といえる。関東学院中退、アメリカでジャパン・ハンドラーに特訓を受けた政治屋に頼る安倍も大変であろう。今回は妻の昭惠は大衆の前に出ると、間違いなく大衆のヤジが襲い掛かるので、無理であろう。自民党内は複雑怪奇、とてもではないが選挙は踊らない。
さて、肝心要の護憲リベラルだが、そもそもこの護憲リベラルという言葉を理解していない大衆は多い。そのうえ枝野は糞まじめすぎて「立憲民主党」と長ったらしい複雑な名前をつけてしまった。筆者は「平和の党」を提案したのだが、この政党名は法律家の弱点をさらけ出した。
「何をアピールするのか」「何が受けるか」は、一番大事である。ひとことで「なるほど」と分かってくれなければ、大衆の支持を受けることは出来ない。もう護憲リベラルは、党内の右翼・安倍シンパに遠慮はいらない。日本共産党との連携・連立に走り出すのである。それしか道がない。
<健全野党の候補者1本化>
いまの共産党こそが、護憲リベラルの旗手である。革命政党ではない。一番清潔な政党で、金に汚くない。それに弱者をいじめる政策に、いつも反対してくれる。一般の市民運動も、彼らと連携することで、活動が膨らんでいく。ひたすら「嘘つきの安倍・自公を打倒せよ」がわかりやすい。
共産党と社民党、そこに枝野グループと、山本太郎らまともな自由党議員を巻き込むのである。小沢一郎が逃げたことが残念だが、将来的にはいいことかもしれない。健全な野党4党で候補者を一本化するのである。そうしてこそ受け皿を用意できることになる。
枝野・志位・吉田の総合力一体化で、列島に無数に眠っている護憲リベラル勢力を結集するのである。日本国民は、安倍がいくら煽りまくっても9条は変えない。戦争放棄の9条は日本の宝である。護憲リベラルの発信力に共鳴するであろう。極右同士の攻防を打ち砕くのだ。
<共産党と民主党と健全労組・市民運動の開かれた護憲リベラルに勝機>
枝野はまだ力を出していない。民進党リベラルを結集できていない。大嘘の野田は国民に嫌われているが、まともな政治家である鳩山由紀夫、それからたとえば細川護煕ほか学者文化人を仲間にするのである。日教組や鉄道労組など平和労組を巻き込むのである。闘いは今だ!
2017年10月4日記(政治評論家・日本記者クラブ会員)
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