http://www.asyura2.com/17/senkyo233/msg/411.html
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安倍首相は、年内には平壌を訪問し、15年間動くことがなかった日朝国交正常化交渉を大きく動かすだろう。
そのためには、前提条件として、北朝鮮が「核兵器・ミサイルの実験凍結」を表明する必要がある。
北朝鮮は、実験凍結を表明にするに当たって、抑止力として必要な核ミサイル戦力を獲得したと高らかに謳うことで、国際圧力に屈して実験を凍結するわけではないことを示せる。
日本も、北朝鮮の実験凍結表明を受けて、これまで日米韓中などが加えてきた圧力が効果を発揮したものであり、安倍外交の成果だと国内向けに説明することができる。
この結果、ようやく、日朝は交渉の“仕切り線”で向かう合うことができる。
今回の解散総選挙は、日朝国交正常化交渉が始まると、当然のように、拉致問題や核ミサイル保有問題の取り扱い方をめぐり国内から反発や非難がわき起こることが予想されるため、そのような状況下でも国交正常化を成し遂げるための“時間”を確保することを第一の目的としている。
(だからこそ、とってつけたように、1年後でもかまわない「消費税増税後の増収分使途」を解散の“大義名分”として掲げるしかなく、みっともないというか国民からまったく理解されない衆議院解散になってしまったわけである:むろん、衆議院の解散には大義は要らない、必要なのは憲法的要件だけである。憲法的要件(内閣不信任案可決)が欠けている解散は憲法違反で本来無効である)
総選挙に向けた自民党の公約の筆頭に挙げられているのが対北朝鮮政策である。
その内容は、「北朝鮮に対する国際社会による圧力強化を主導する。すべての核・弾道ミサイル計画を放棄させることを目指し、拉致問題の解決に全力を尽くす」となっている。
「国際社会による圧力強化を主導する」という表現は勇ましいものだが、解決すべき課題の序列として、「拉致問題の解決」が最初ではなく、「核・ミサイル」の放棄のほうが先になっている。
これは、「拉致問題の解決」なくして国交正常化交渉はしないと15年間も叫び続けてきた安倍氏の考えや路線が大きく転換したことを意味する。
このような“変節”も、この半年間の“朝鮮半島軍事危機”を踏まえ、国際的重大関心事である「核・ミサイル」問題を優先的に解決しなければならないと説明することで国民を納得させられるだろう。
自民党の公約は、「核・ミサイル」問題のために、「拉致」問題を一時的に棚上げ(後回しに)することもあると示唆しているのである。
また、核やミサイルの放棄が、“すべての核・弾道ミサイルを放棄”ではなく、「すべての核・弾道ミサイル“計画”を放棄」という表現になっているのも、今後の開発計画(実験)さえ凍結すれば交渉開始が可能で、北朝鮮が既に保有している核弾頭や弾道ミサイルの放棄は、“すぐに”ではなく、日朝国交正常化交渉及び米朝国交正常化を進めるなかで解決していくことを予感させるものである。
※関連参照投稿
「恥を知らない言論の放恣な行為:北朝鮮が米国追随の中国をボロ糞に批判:「北朝鮮危機」は年内(平昌五輪前)に解決へ転換!」
http://www.asyura2.com/17/kokusai20/msg/675.html
「自民党が発表した衆院選公約の要旨:パッとせずそそられない低レベルの内容」
http://www.asyura2.com/17/senkyo233/msg/364.html
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米国防総省 北朝鮮との交渉は可能性を模索中[スプートニク日本語]
2017年10月04日 02:11
マティス米国防省長官は、米国は朝鮮民主主義人民共和国と交渉を行っていないものの、必要な時に訪れるはずのそうした可能性を探っていることを明らかにした。
マティス長官は上院での公聴会で発言した中で、「ティラーソン国務長官が正しく指摘したように、我々は北(北朝鮮)と話のできる可能性を探っている。我々はすべてを行っており、探っているが、正しい時が来るまで、向こうのほうから話をしたいと思うまで北朝鮮とは交渉をしないという大統領令に従って、相手とは話を行っていない」と語っている。
マティス長官は、ティラーソン長官の中国訪問も、米大統領府の北朝鮮問題を解決するアプローチには一切の食い違いはなく、その解決の模索が続けられていることを裏付ける証拠だと補足している。
先ほど、トランプ米大統領は、最近核・ミサイル開発を推し進める北朝鮮との直接のチャンネルがあると公言したティラーソン国務長官に交渉が「時間の無駄だ」と伝えたとツイッターに投稿した。
https://jp.sputniknews.com/politics/201710044148947/
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北朝鮮をめぐる軍事的発言のエスカレートは破滅の道 平和的な解決策が必要 プーチン大統領[スプートニク日本語]
2017年10月03日 20:10(アップデート 2017年10月03日 21:07)
北朝鮮をめぐる軍事的発言のエスカレートは行き止まり、かつ破滅の道であり、当事者は忍耐力を発揮し、争いの平和的解決策を模索する必要がある。3日、ロシアのプーチン大統領が発表した。
プーチン大統領は20カ国の新大使からの信任状捧呈式で「私たちの目の前で朝鮮民主主義人民共和国のミサイル・核プログラムをめぐる対立のスパイラルが繰り広げられている。皆さんは、我々(ロシア)の立場をご存知だ。我々は、国連安全保障理事会決議に違反する北朝鮮の行動を非難している。だが軍事的発言のエスカレートは、単に行き詰るだけでなく、破滅の道であると確信している。全当事者が自制を発揮し、平和的解決策を模索しなければならない」と述べた。
https://jp.sputniknews.com/russia/201710034147533/
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